この記事は「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」の案内になります。
以下の方を対象としています
・MBRとGPTの違いを知りたい
・MBRとGPTどちらを選べばいいのか知りたい
対象OSWindowsXP、Windows Vista、Windows7、Windows8/8.1、Windows10
ディスクの初期化の画面
HDD・SSDを増設したときや、その後に「ディスク管理」の画面を開くと、下記のような画面が出てきて「MBR」と「GPT」どちらかを選ばなければなりません。
これはいわゆる初期化(フォーマット)する前に、パーティションの形式をどうするのか決めないとパソコンがHDD・SSDを認識しないため、このような画面が出てきます。
そもそもMBRとGPTとは何なのか簡単に説明していき、MBRとGPTの違いについては最後の方で述べたいと思います。
パーティションについてよくわからない方は、下記の記事を参照してください。
MBR形式とは
MBR形式とは(Master Boot Record)の略で、マスターブートレコードと読みます。
古くからあるパーティション形式で、XP以前のOSでも使用することが可能です。ただし、HDDの容量は2TBまでと上限があります。
GPT形式とは
GPT形式とは(Globally Unique IDentifier Partition Table)の略で、ガイドパーティションテーブルと読みます。
新しいパーティション形式で、Windowsが正式にGPTに対応したのはWindows Vista以降となるので、XPを含め以前のOSでは使用することが出来ません。加えて64bitの環境が必要となってきます。
HDDの容量の上限は、8.5ZBとなります。※1
※1 1ZBは1TBの10億倍なので、85億TBとなります(笑)。宇宙ですね。
MBRとGPTの違い
MBRとGPTの主な違いについては以下になります。
MBR
- 2TB以下
- 最大4個までパーティションを分けれる
- 32bit環境まで
- どのマザーボードでも使用可能
GPT
- 2TB以上(最大8.5ZB) ※1
- 最大128個までパーティションを分けれる
- 64bit環境が必要
- マザーボードがUEFIに対応している必要がある ※2
※1 Windows XP以前のOSでは、2TBを超えるハードディスクは4Kセクタに対応していなければ使用する事が出来ない。
※2 UEFIとは、Intel 6シリーズのマザーボードから導入されたチップセットです。
MBRとGPTどちらを選べばいいのか?
MBRとGPTの違いを踏まえて結局のところどちらを選ぶかになってきますが、上記のMBRとGPTの違いで書いたように、環境によって変わってくるという事になります。
2TB以上のHDDで4個以上のパーティション(拡張パーティションを含めない)を作成したいのであれば、GPT、それ以外はMBRでいいと思います。
「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」については以上になります。
参考になればよかで~す^^
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