パソコンの問題を改善 https://pc-kaizen.com パソコンが重い・遅い、Windows Updateの更新プログラムが失敗する、おすすめのフリーソフトとなどなどWindowsのパソコンに関連する情報を掲載しております。 Tue, 12 Mar 2024 11:32:25 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://pc-kaizen.com/wp-content/uploads/2017/11/cropped-1-1-32x32.png パソコンの問題を改善 https://pc-kaizen.com 32 32 101233388 Steamのプロフィール名を変更する方法 https://pc-kaizen.com/steam-change-profile-name?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=steam-change-profile-name https://pc-kaizen.com/steam-change-profile-name#respond Tue, 12 Mar 2024 11:32:25 +0000 https://pc-kaizen.com/?p=27837 ここではSteamのプロフィール名を変更する方法を案内しています。人によってはプロフィール名、アカウント名、もしくはIDなどと言ったりしますが、このアカウントの呼び方についてもサクッと触れて説明して行きたいと思います。 […]

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ここではSteamのプロフィール名を変更する方法を案内しています。人によってはプロフィール名、アカウント名、もしくはIDなどと言ったりしますが、このアカウントの呼び方についてもサクッと触れて説明して行きたいと思います。

 以下の方を対象としています
・Steamのプロフィール名を変更したい
・ID、アカウント名、プロフィール名の違いを知りたい

この記事では、以下のSteamの公式が発表している情報を元に作成しています。

「SteamID、Steamアカウント名、複数のアカウントの統合、アカウントの削除」

Steamのアカウント名とプロフィール名の違いについて

冒頭でお伝えした通り人によってSteamのアカウント名やプロフィール名の認識が違うので、簡単に触れてみたいと思います。

Steamには合計3つの呼び名があります。

  • ID
  • アカウント名
  • プロフィール名

IDとは、17桁の数字からなるものです。

Steam ID

 

アカウント名とは。Steamにログインする際の名前になります。

Steam アカウント名

 

そして「プロフィール名」と言うのは、下図のようにプロフィールに表示されているものになります。

Steam プロフィール名

このプロフィール名は、フレンドリストに表示される名前にもなります。

上記のように、「ID」「アカウント名」「プロフィール名」すべてに関して意味が違い、ここでは最後に紹介したプロフィール名を変更する方法を案内しています。

初期設定のプロフィール名について
プロフィール名を変更したことがない場合は、Steamのアカウントを作成したときに登録した@マーク以外のメールアドレスになっています。

IDアカウント名は変更する事ができない
プロフィール名は変更する事ができますが、IDとアカウント名は変更する事はできません。
「Steamの説明」

Steamのプロフィール名を変更する方法

では操作手順の方に入りたいと思います。

1.Steamを起動して右上にある「プロフィール名」をクリックします。

Steamを起動して右上にある「プロフィール名」をクリック

 

2.クリックすると項目が表示されるので「プロフィールを表示」をクリックします。

「プロフィールを表示」をクリック

 

3.次に「プロフィールを編集」をクリックします。

「プロフィールを編集」をクリック

 

4.するとプロフィールの編集画面に切り替わり「プロフィール名」のところでプロフィール名を変更する事ができます。

「プロフィール名」のところでSteamのプロフィール名を変更する事ができ

本名について

Steamにはプロフィール名の他に「本名」を設定する項目があります。

本名について

本名はセキュリティーの観点から自分の本名を入力することは避けましょう。そして、本名は空欄のままで大丈夫です。

ちなみに本名はプロフィールのプロフィール名の下に表示されます。

本名はプロフィールのプロフィール名の下に表示されます

プロフィール名は日本語や英語でもOK

プロフィール名の文字数などについては以下になります。

  • ひらがな、カタカナ、漢字
  • 文字数制限:2~32文字
  • 日本語は10文字以内

 

5.プロフィール名を変更するには1度クリックして、キーボードのBack Spaceキーで現在のプロフィール名を消します。

キーボードのBack Spaceキーで現在のプロフィール名を消します

 

6.新しい「①プロフィール名」を入力→「②保存」をクリックします。

「①プロフィール名」を入力→「②保存」をクリック

 

7.するとプロフィール名が変更されます。

プロフィール名が変更されます

これでSteamのプロフィール名を変更する事が出来ました。

プロフィール名は非公開にすることはできない

たまにプロフィール名を非公開にする事ができるなどの案内をしているサイトがありますが、Steamでのプロフィール名を非公開にすることはできませんのでご注意を。

アバターやプロフィール名を非公開にできますか?
いいえ。プロフィール名とアバターはSteam全体であなたを表すものであり、非表示にはできません。 また、これらはアップロード後は一般に公開されるため、他のサイトがコンテンツを抽出し、その記録を永久に保持する可能性があることを覚えておいてください。

Steam公式サポート

まとめ

最後に、Steamのプロフィール名を変更する際の要点をまとめて終わりたいと思います。

  • Steamのプロフィール名とアカウント名は違う
  • 本名の欄は入力する必要はない
  • プロフィール名は何度でも変更する事ができる
  • プロフィール名は変更する事ができない

以上になります。

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画面下に表示される「自動字幕起こし」をオン/オフに設定する https://pc-kaizen.com/turn-automatic-subtitles-on-or-off?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=turn-automatic-subtitles-on-or-off https://pc-kaizen.com/turn-automatic-subtitles-on-or-off#respond Sat, 06 Jan 2024 00:31:27 +0000 https://pc-kaizen.com/?p=27823 PCを使用している最中にPC画面の中央や下に突如「自動字幕起こし」というウィンドウが表示される事があり、これは動画を視聴している最中に表示されます。この「自動字幕起こし」はGoogle Chromeの機能になり、Goog […]

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PCを使用している最中にPC画面の中央や下に突如「自動字幕起こし」というウィンドウが表示される事があり、これは動画を視聴している最中に表示されます。この「自動字幕起こし」はGoogle Chromeの機能になり、Google Chromeの設定からオン・オフにすることができます。

 以下の方を対象としています
・自動字幕起こしのウィンドウのオン・オフの方法を知りたい

※Windows Updateの最新の更新プログラムやGoogle Chromeのバージョンによっては内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。

自動字幕起こしについて

自動字幕起こしとは、画面中央や下に表示される黒く覆われたウィンドウのことを言います。

Google chromeの自動字幕起こしの画面

ここではこの「自動字幕起こし」をオン・オフに設定する方法を案内していきます。

Youtubeの字幕と何か関係かあるの?
Youtubeには画面右下に字幕のアイコンがありクリックするとYoutube上に字幕が表示されますが、今回の「自動字幕起こし」とはまったくもって関係ないです。

Google Chrome 自動字幕起こしオン/オフの操作手順

では操作手順に入りたいと思います。

1.Google Chromeの画面右上にある「①…」をクリック→「②設定」をクリックします。

1.Google Chromeの画面右上にある「①…」をクリック→「②設定」をクリック

 

2.左側の項目にある「ユーザー補助機能」をクリックします。

2.左側の項目にある「ユーザー補助機能」をクリック

 

3.すると「ユーザー補助機能」で選んだ情報が右側に表示されるので、上にある「自動字幕起こし」のところで「オン・オフ」に設定する事ができます。

3.すると「ユーザー補助機能」で選んだ情報が右側に表示されるので、上にある「自動字幕起こし」のところで「オン・オフ」に設定

 

4.「自動字幕起こし」をオフにすると下図のようにボタンが「灰色」になります。

4.「自動字幕起こし」をオフにすると下図のようにボタンが「灰色」になる

自動字幕起こしのオン・オフの設定については以上になります。

関連記事

「Gmailのメール内容をPDF化する方法」

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Windows11 M.2 SSD増設後の正しい設定方法 https://pc-kaizen.com/windows11-setting-after-hdd-expansion?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=windows11-setting-after-hdd-expansion https://pc-kaizen.com/windows11-setting-after-hdd-expansion#respond Mon, 25 Dec 2023 03:11:14 +0000 https://pc-kaizen.com/?p=27463 ここではWindows11のパソコンで、M.2 SSDを増設後、正しく設定してPCに認識させるための方法を案内しています。この設定方法は初めて行う場合や久しぶりに行う場合は、細かい部分で専門用語が出てきてわかりづらい項目 […]

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ここではWindows11のパソコンで、M.2 SSDを増設後、正しく設定してPCに認識させるための方法を案内しています。この設定方法は初めて行う場合や久しぶりに行う場合は、細かい部分で専門用語が出てきてわかりづらい項目が多々あります。よって、初心者の方にも理解できるように1つ1つ説明していきます。案内ではM.2 SSDですが、HDD・SSDでも一緒なので参考にしてみてください。

 以下の方を対象としています
・ドライブを取り付けたはいいけどエクスプローラーでは表示されていない
・MBRとGPTどちらを選べばいいの?
・パーティション分割はした方がいいの?
・ファイルシステムは何を選んでいいのかわからない
・クイックフォーマットとフォーマットどちらを選ばいいの?
・アロケーションユニットって何?

対象OSWindows11

※Windows Updateの最新の更新プログラムにより内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。

M.2 SSD増設後はフォーマット(初期化)をする必要がある

M.2 SSDをPCに取り付けただけでは使用する事はできなく、エクスプローラーから確認してもドライブを見つけることはできません。

SSD M.2をPCに取り付けた後、エクスプローラーから見れない

これは機器自体は正常に接続されていてもOSがM.2 SSDのドライブを認識していない状態なので、必ずフォーマットを行いPCに認識させる必要があります。

ここではM.2 SSD増設後(HDD・SSDでも一緒)の設定について、初心者の方でも理解できるようにかみ砕いて説明して行きます。

Windows11 M.2 SSD増設後の設定の操作手順

では操作手順の方に入りたいと思います。

1.「①スタート」ボタンを右クリック→「②ディスクの管理」を左クリックします。

※管理者で無いと「ディスクの管理」は開く事が出来無いので、管理者でない場合は管理者でログインし直してください。

「①スタート」ボタンを右クリック→「②ディスクの管理」を左クリック

 

2.「ディスクの初期化」画面になりまず始めに「MBR」と「GPT」どちらか選ばなければなりません。

「MBR」と「GPT」どちらか選ぶ

 

3.先にお伝えすると、Windows11であればGPT1択になります。

Windows11でのMBRとGPTの違いについては以下になります。

項目 MBR形式 GPT形式
新旧 古い 新しい
ブート方法(PC起動時のプログラム) BIOS(どのマザーボードでも対応) UEFI(マザーボードがUEFIに対応している必要がある) ※1
サポートしているパーティション数 最大4個 最大128個
ドライブの容量 ※2 2TBまで対応 2TB以上も対応
ビット数 32ビット、64ビット 64ビットのみ
対応OS Windows XP以降 Windows Vista以降

※1 UEFIとは、Intel 6シリーズのマザーボードから導入されたチップセットで、2010年頃のPCからBIOSからUEFIの移行が進んでおり、Windows11ではUEFIに対応しているマザーボードで無いとOSをインストールする事は出来ません。そしてUEFIには「セキュアブート」と言う機能があり、信頼されていないソフトウェアの起動を防止します。セキュアブートはデータ用のドライブでも間接的に支援が受けられます。

※2 Windows XP以前のOSでは、2TBを超えるハードディスクは4Kセクタに対応していなければ使用する事が出来ない。

MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)より引用

リンク元で詳しく解説していますが、MBRとGPTは上記に加え更にシステム用(OS用)とデータ用のドライブで若干違ってきます。

Windows11で言えば、システム用のドライブではGPTしか対応していません。一方、データ用のドライブはMBRでも使用することはできますが、※1の赤い文字で説明している通りGPTではセキュアブートの支援がデータ用のドライブでも間接的に受けられるので、Windows11ではGPT1択になります。

よって、1TBのドライブであっても、Windows11ではGPTの方がいいと言う事になります。

HDDやSSD、M.2 SSDでは違いがあるの?
各ドライブでのMBRとGPTの違いはありません。

 

4.初期化したい「①ドライブ」にチェックが入っている事を確認→「②GPT(GUIDパーティションテーブル)」を選択→「➂OK」ボタンをクリックします。

「①ドライブ」にチェックが入っている事を確認→「②GPT(GUIDパーティションテーブル)」を選択→「➂OK」ボタンをクリック

 

5.すると画面が切り替わり左の項目に先ほど選択した「①ディスク1」と言う項目が表示され、右側に「②未割当て」のパーティションが表示されます。

「①ディスク1」と言う項目が表示され、右側に「②未割当て」のパーティションが表示される

 

6.この状態ではまだPCは認識できていないので、認識させるためにドライブをフォーマット(初期化)します。

「①未割り当て」の部分を右クリック→「②新しいシンプルボリューム」を左クリックします。

「①未割り当て」の部分を右クリック→「②新しいシンプルボリューム」を左クリック

 

7.「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」の画面になるので「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリック

 

8.次に「ボリュームサイズ」を指定していきます。

次に「ボリュームサイズ」を指定する

ボリュームサイズとは「パーティション分割するかどうか」の意味に直結します。

パーティション分割とは?
パーティション分割とは、1つのドライブ複数の領域に分けて使用する事を言います。メリットやデメリットについては後述します。
「パーティションとは?間取り図を例にして考えてみると解りやすい」

Dドライブ以降のデータ用は、用途がはっきり決まっているのであればパーティション分割していいですが、用途がはっきり決まっていなかったりよく分からない場合は分割はせずにそのまま使用しましょう。

分割後に「やっぱり4つに区切りたかった」「もっと1つの領域の容量を確保すればよかった」など納得がいかなかった場合、後からでも変更することはできますが、実際のところは行ってみないとわからなかったり、さらに分割しようと後からした時にバックアップを取らなければならなかったりと面倒くさい事が起きる場合があります。

パーティション分割のメリットとデメリットは、OS用ドライブとデータ用ドライブでは意味が若干違ってきますが、下記はデータ用のみの説明になります。

データ用ドライブによるパーティション分割のメリットとデメリット

  • Aのパーティション領域がウイルス感染した場合、Bのパーティション領域は感染を防ぐ事ができる可能性がある
  • データの管理が楽になる場合がある
  • 逆にデータの管理が大変になる場合がある

HDDは分割することにより断片化を防ぐことができる
HDDに関してはパーティション分割することによりデータの断片化を防ぎ、パフォーマンス低下を防ぐことができます。
断片化についてよくわからない方は下記の記事を参考にしてください。
「HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る」
※繰り返しになりますが、初心者の方でパーティション分割について理解できない場合は、分割はせずそのまま使っても問題ないです。無理する必要はありません。

 

9.例えば2つにパーティション分割をしたい場合は「①最大ディスク領域」に表示されている数字を2で割って「②シンプルボリュームサイズ」に入力します。

2つにパーティション分割をしたい場合は「①最大ディスク領域」に表示されている数字を2で割って「②シンプルボリュームサイズ」に入力する

 

10.今回はパーティション分割しないので数字はこのままにして「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリック

 

11.では次の3項目について説明していきます。

①次のドライブ文字を割り当てる、②次の空のNTFSフォルダーにマウントする、③ドライブ文字またはドライブパスを割り当てないの説明

①次のドライブ文字を割り当てる
こちらを選ぶのが最も一般的です。
2台目のドライブは「D」3代目のドライブは「E」とアルファベット順に割り当てて行くのが一般的です。

アルファベットの考え方
このドライブに割り当てられているアルファベットの事を「ドライブレター」と言います。
「A」や「B」もありますが、このAやBはフロッピーディスク時代に使われていたアルファベットで、HDD以降では使われることはまずないです。

②次の空のNTFSフォルダーにマウントする
こちらはあまり一般的では無いです。
次の空のNTFSフォルダーにマウントするとは、例えばCドライブの容量が少なくなってきた時に、Cドライブの容量を増やすことができます。
よくある事例としてCドライブのみでパソコンを使用しており、Cドライブの空き容量が少なくなってきたため外付けドライブを購入して、容量を増やしたとします。
そして、何らかしらのゲームのアプリをインストールしようとしたところ、今まで保存していたCドライブはいっぱいなので、増設したDドライブ以降にゲームをインストールします。
するとCドライブ(過去のゲーム)にもDドライブ(新しいゲーム)にもゲームがある状態になり、パソコン内がごちゃごちゃしてきて管理がめんどくさくなったりするときがあります。
そんな時にこの「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」事により、パソコン上ではCドライブに新しいドライブを「足せる」と言う事になり、Cドライブの容量が理論上増えます。
そのほかの詳細やメリットデメリットについては下記でまとめているので参考にしてみてください。

③ドライブ文字またはドライブパスを割り当てない
こちらもあまり一般的では無いです。
ドライブ文字またはドライブパスを割り当てたくない時と言うのは、とりあえずPCには認識させておいてパーティション分割の編成を考えたりしている場合や、他のパソコン(OS)で使用予定の場合などがあります。
この説明でピンと来ないのであれば関係のない話です。

 

12.よければ「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリック

 

13.次にここからフォーマットをしていきます。

以下の項目は専門的な項目が多くあり、詳細については説明するとかなり長くなってしまうのでしません。ただし、どうしても詳細を知りたい方は、各項目にリンクを貼っておくのでそちらを参照して下さい。

パーティションのフォーマットをする際の画面

①このボリュームをフォーマットしない

こちらを選ぶとフォーマットしない事になります。ただし、フォーマットは必ずしなければならないのでこちらにはチェックは入れません。詳細については省きますが新しいHDD・SSDでも必ずフォーマットしてください。

理由を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

「フォーマットをする意味とは?」

②このボリュームを次の設定でフォーマットする

こちらにチェックを入れます。

③ファイルシステム

ファイルシステムとはHDDやSSDのどの領域にデータがあるのか把握したり、どの領域が開いておりデータを書き込めることができるのかを行ってくれる機能になります。

そして、ファイルシステムには主に「exFAT」「NTFS」の2種類があり、このファイルシステムの詳細について説明すると長くなってしまうので省きます。

知りたい方は下記の記事を参照してください。

「初心者でも理解できるファイルシステムとは?」

Windowsのパソコンもしくは現在ドライブを繋げているパソコンでしか使用しないのであれば「NTFS」1択になります。

WindowsとMacで使用するのであれば「exFAT」になります。

④アロケーションユニットサイズ

小さいファイルから大きなファイルまでいわゆる一般的な使い方をするのであれば気にする必要はなく「既定値」で大丈夫です。

なかなかないと思いますが、例えば大容量のファイルのみ使用する場合や、小さいファイルのみを使用する場合は、アロケーションユニットサイズの数字を変更するとファイルの断片化を防ぐ事ができてドライブのアクセス向上が見込めます。

より詳細について知りたい方は下記を参照して下さい。

「アロケーションユニットサイズの意味を深く理解する」

➄ボリュームラベル

ボリュームラベルとはエクスプローラーなどに表示される「名前」になり、自由に名前を付けることができます。

例えば動画置き場専用のドライブの場合、「動画用」と名前にすれば以下のように「動画用(D:)」と表示されます。

「動画用」と名前にすれば以下のように「動画用(D:)」と表示される

仮に適当につけてしまった場合でも下記のように後から変更する事が出来ます。

エクスプローラーから「①ドライブ」を右クリック→「②プロパティ」をクリックします。

「①ドライブ」を右クリック→「②プロパティ」をクリック

上のタブが「①全般」になっていることを確認→「②ドライブのアイコン」の右側にあるところで名前を変更することができます。

上のタブが「①全般」になっていることを確認→「②ドライブのアイコン」の右側にあるところで名前を変更することができる

どんな名前を付ければいいのか分からない場合はそのまま「ボリューム」にしておきましょう。

⑥クイックフォーマット

クイックフォーマットとは簡易的なフォーマットになります。

通常のフォーマットは以下の2つを行うのに対し、クイックフォーマットは「2」しか行いません。

  1. ファイルシステムの消去(ファイルの管理情報を消去)
  2. 不良セクターのチェック(使用できない領域を発見し使えないようにする)

HDD・SSDを使用していると不良セクターは必ず出てきます。

そして、不良セクターがあるからと言ってパソコンが使用できなくなるわけではないですが、不良セクターが多くなってくるとHDD・SSDのアクセス速度に影響が出てきて、最悪の場合はパソコンが重くなったりフリーズしてしまうことがあります。

この不良セクターは新品なドライブであっても見つかることがあります。

通常のフォーマットはクイックフォーマットと比べると不良セクターのチェックが入るのでフォーマットする時間はかかってしまいますが、新品なドライブであってもクイックフォーマットではなく必ず通常のフォーマットを行うようにしましょう。

詳細について知りたい方は下記の記事を参照して下さい。

「フォーマットとクイックフォーマットの違いについて」

➆ファイルとフォルダーの圧縮を有効にする

保存するデータを圧縮してドライブの空き容量を確保できるというメリットがあります。

ただしデメリットもあって、チェックを入れるとデータを読み込んだり書き込んだりするたびに圧縮したり解凍したりと言う、本来ない作業が生まれるので結果的にドライブのパフォーマンスが落ちてしまいます。

よって、パフォーマンスを優先するのであればチェックは入れず、空き容量の確保を優先するのであればチェックを入れましょう。

個人的な意見ですが、自分はパフォーマンスを優先したいためチェックは入れません。

 

14.よければ「次へ」をクリックします。

「次へ」をクリック

 

15.今までの設定した「①内容」に間違いがないか確認→よければ「②完了」ボタンをクリックします。

今までの設定した「①内容」に間違いがないか確認→よければ「②完了」ボタンをクリック

 

16.すると最初の「ディスクの管理」画面に戻り「フォーマット」が始まるので待ちます。

※環境によってはフォーマットするまで時間がかかる場合があるので、アイコンがくるくる回っていても気長に待ちましょう。環境にもよりますが私の場合M.2 SSD 2TBで約1時間ほどでした。

「フォーマット」が始まるので待つ

 

17.フォーマットが終わるとフォーマット中から切り替わり「ボリューム(D:)」と表示されれば、M.2 SSDの増設後の設定は終了になります。

「ボリューム(D:)」と表示されればこれで、m.2 ssdの増設後の設定は終了

 

18.エクスプローラーを開くと「Dドライブ」があることが確認できます。

エクスプローラーを開くと「Dドライブ」があることが確認出来る」

他にパーティション分割したり、他のドライブがある場合はこちらをクリックして案内に戻ってください。

以上になります。お疲れさまでした!

関連記事

「CドライブとDドライブとは?違いについて」

「フォーマットをする意味とは?」

「HDD/SSD パーティション分割のメリットとデメリットを徹底解説!」

「初心者でも理解できるファイルシステムとは?」

「アロケーションユニットサイズの意味を深く理解する」

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この記事では、Windows7、Windows8/8.1、Windows10、Windows11での、HDD・SSD増設後のパソコン側の詳細な設定(パーティション作成)の記事になります。OS毎にHDDやSSDなど案内しているドライブは違っていますが、HDDやSSD、M.2 SSDでも案内に違いはなくすべて一緒です。

対象OSWindows7、Windows8/8.1、Windows10、Windows11

OSを選択

下記から該当するOSをお選びください。

・Windows7
「Windows7 HDD・SSD増設後の正しい設定方法」

・Windows8/8.1
「Windows8/8.1 HDD・SSD増設後の正しい設定方法」

・Windows10
「Windows10 HDD・SSD増設後の正しい設定方法」

・Windows11
「Windows11 M.2 SSD増設後の正しい設定方法」

現在使用しているパソコンのOSがわからない方は、下記を参照してください。
「Windows パソコンのOSを確認する方法」

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パソコン用語集 初心者の方向け https://pc-kaizen.com/computer-terms?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=computer-terms https://pc-kaizen.com/computer-terms#respond Sun, 24 Dec 2023 06:45:53 +0000 https://pc-kaizen.com/?p=13040 当サイトに出てくる初心者の方を対象にパソコン用語についてまとめています。一般的なパソコン用語辞典やパソコン用語集などとは違い、1記事1記事を必要であれば図解を使用し詳しく書いているのが特徴になります。 まだまだパソコン用 […]

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当サイトに出てくる初心者の方を対象にパソコン用語についてまとめています。一般的なパソコン用語辞典やパソコン用語集などとは違い、1記事1記事を必要であれば図解を使用し詳しく書いているのが特徴になります。

まだまだパソコン用語集としては情報が足りていないですが、随時更新していきます。

【50順・ABC順】

A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z

アイドル状態

オンラインストレージ

↑トップへ戻る

拡張子

隠しファイル、隠しフォルダー

仮想ドライブ

・クリップボード

・クリップボードの履歴

・グローバルIPアドレス

更新プログラム

更新プログラムのドライバー

高速スタートアップ

コントロールパネル

コンピュータウイルス

↑トップへ戻る

・集中モード

・スナップ機能

セーフモード

↑トップへ戻る

タスクトレイ

タスクバー

次の空のNTFSフォルダーにマウントする

デバイスドライバ

デバイスマネージャー

トラブルシューティングツール

↑トップへ戻る

パーティション

ファイルシステム

フォーマット

復元ポイント

ブラウザ

ユーザーアカウント制御

累積更新プログラム

レジストリ

↑トップへ戻る

A

ActiveX

G

GPT形式

L

LCDコンディショニング

M

MBR形式

Master File Table(MFT)

Microsoftアカウント

O

OneDrive

P

PIPとPBP

S

Superfetch

W

Windows10版のメールから送信とは

↑トップへ戻る


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初心者向け:次の空のNTFSフォルダーにマウントする意味とは? https://pc-kaizen.com/what-does-it-mean-to-mount-to-a-folder?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=what-does-it-mean-to-mount-to-a-folder https://pc-kaizen.com/what-does-it-mean-to-mount-to-a-folder#respond Sun, 24 Dec 2023 06:42:53 +0000 https://pc-kaizen.com/?p=27729 ここでは「ディスクの管理」から新しいボリュームを作成する際に、ドライブ文字またはパスの割り当ての画面でいくつか項目を選びますが、その1つにある「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」とは一体どういう意味なのかについて […]

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ここでは「ディスクの管理」から新しいボリュームを作成する際に、ドライブ文字またはパスの割り当ての画面でいくつか項目を選びますが、その1つにある「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」とは一体どういう意味なのかについて、初心者の方にもわかるように図解を用いて説明していきます。

 以下の方を対象にしています
・次の空のNTFSフォルダーにマウントするの意味について知りたい
・次の空のNTFSフォルダーにマウントするメリットやデメリットについて知りたい

次の空のNTFSフォルダーにマウントする意味とは?

HDDやSSDを増設した後は通常、ドライブ文字を割り当てる事が一般的です。

しかし、HDDやSSDを増設後、ディスクの管理からパソコンに認識させようとするとドライブの文字の割り当ての画面で「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」と言う項目が出てきます。

次の空のNTFSフォルダーにマウントする項目が表示されている

この「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」項目の意味についてですが、例えばドライブが1つしかない場合、増設することによりドライブが2つになります。

そして、増設したドライブにDやEと言ったドライブ文字を割り当てます。

ドライブ文字を割り当てる事により、エクスプローラーを開いたときに瞬時に「Cドライブ」「Dドライブ」など判断することができます。

ドライブ文字を割り当てる事により、エクスプローラーを開いたときに瞬時に「Cドライブ」「Dドライブ」など判断することができる

これはいわゆる一般的な使い方になります。

一方、このようにドライブ文字を割り当てずに、既存のドライブに新しく増設したドライブを「足す」と言う事も出来ます。

下図のようにこの既存のドライブに「足す」と言う事が「次の空のNTFSフォルダーにマウントする意味」になります。

この既存のドライブに「足す」と言う事が「次の空のNTFSフォルダーにマウントする意味」になります。

実際にはデータはDドライブに保存されますが、パソコン上ではCドライブにあるように見えます。

では事例を交えて説明していきます。

次の空のNTFSフォルダーにマウントする事例とメリット点デメリットについて

よくある事例としてCドライブのみでパソコンを使用しており、Cドライブの空き容量が少なくなってきたため外付けドライブを購入して、容量を増やしたとします。

そして、何らかしらのゲームのアプリをインストールしようとしたところ、今まで保存していたCドライブはいっぱいなので、増設したDドライブ以降にゲームをインストールします。

するとCドライブ(過去のゲーム)にもDドライブ(新しいゲーム)にもゲームがある状態になり、パソコン内がごちゃごちゃしてきて管理がめんどくさくなったりするときがあります。

そんな時にCドライブに「足す」事で、実際にはDドライブにデータが入っている事になりますが、PC上から見るとCドライブに入っているように見えて管理が楽になります。

このようにフォルダーをマウントする事により、ファイルの管理が楽になるというメリットがあります。

以下メリットとデメリットになります。

メリット

1.整理しやすい
すべてのファイルやプログラムが同じ場所(たとえば「Cドライブ」)にあるように見えるので、どこに何があるのかわかりやすくなります。

2.スペースを増やせる
パソコンのメインのストレージがいっぱいになったときに、簡単に追加のスペースを作ることができます。

デメリット

1.設定が若干わかりづらい
通常のドライブの追加より設定が複雑なので、初めての人は少し戸惑うかもしれません。

2.問題が起きたときに対処が難しい
何か問題が起きたときに、どこが原因なのか見つけにくくなる可能性があります。

3.バックアップを取るのが複雑になる
ドライブをこの方法で追加すると、バックアップを取るときに少し手間が増えることがあります。

では次に、パソコン上からどう見えるのか実際に見てみましょう。

フォルダーをマウントしてパソコン内からどう見えるのか?

文章だけで説明しても伝わりにくい部分があると思うので、実際にフォルダーをマウントする前と後で開くしてみましょう。

【ドライブを増設しただけの場合】
※下のドライブのアルファベットがEになっており間違えてしまいました。わかりやすいようにDドライブとお考え下さい。
ドライブを増設しただけの場合

【フォルダーにマウントした場合(次の空のNTFSフォルダーにマウント)】
フォルダーにマウントした場合(次の空のNTFSフォルダーにマウント)

 

実際に中身を見てみると以下になります。

「Cドライブ」をダブルクリックします。

「Cドライブ」をダブルクリック

 

するとショートカットのアイコンがあり「作成したフォルダー」が表示されます。

ショートカットの「作成したフォルダー」が表示される

 

「作成したフォルダー」をダブルクリックします。

「作成したフォルダー」をダブルクリック

 

すると当たり前ですが「中身は空」で、ここからフォルダーを作成したりドキュメントを作成して保存したりする事ができます。

「中身は空」でここにファイルを保存したりすることができる

まとめ

最後に「次の空のNTFSフォルダーにマウントする」意味についてまとめて終わりたいと思います。

1.Cドライブの容量を疑似的に増やし管理しやすいようにしたいのであればフォルダーにマウントしましょう。
2.問題が起きた時に切り分けが難しくなったり、バックアップを取るのが若干複雑になるので、よくわからないのであればやめておきましょう。

他のパソコン用語については下記の記事にまとめています。

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「パーティションとは?間取り図を例にして考えてみると解りやすい」

「HDD/SSD パーティション分割のメリットとデメリットを徹底解説!」

「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」

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この記事は「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」について説明しています。意外と細かい部分で違いがあり中々結論を出すのは難しいですが、初心者の方でもわかりやすいようにあえて結論を出してみました。HDDやSSD増設後、MBRとGPTどちらを選べばいいのか分からない方にも説明しています。

 以下の方を対象としています
・MBRとGPTそのものがよくわからない
・MBRとGPTの違いを知りたい
・MBRとGPTどちらを選べばいいのか知りたい
・SSDやM.2 SSDではどちらを選べばいいのか知りたい

ディスクの初期化の画面

HDDやSSD、M.2 SSDなどをPCに取り付けただけではPCは認識せず、増設後は「ディスクの管理」からディスクの初期化をしてPCに認識させる必要があります。

ディスクの管理を開くにはWindows10、Windows11共に「①スタート」ボタンをクリック→「②ディスクの管理」で開く事が出来ます。

そして「ディスク管理」の画面を開くと、下記のような画面が出てきて「MBR」と「GPT」どちらかを選ばなければなりません。

これはいわゆる初期化(フォーマット)する前に、パーティションの形式をどうするのか決めないとパソコンがHDD・SSDを認識しないため、このような画面が出てきます。

HDDなどを増設するとMBRとGPTどちらかを選ぶ画面が出てくる

まずは、MBRとGPTどちらを選べばいいのかざっくりと答えをお伝えして、MBRとGPTとは何なのか簡単に説明していき、最後にMBRとGPTの違いについて説明して行きたいと思います。

パーティションについてよくわからない方は、下記の記事を参照してください。

MBR形式とGPT形式どっちを選べばいいの?

MBR形式とGPT形式はどちらを選ばいいのかは、以下の3つの項目によって違ってきます。

  1. 現在使用しているOS
  2. ドライブがシステム用なのか?データ用なのか?
  3. 32ビットなのか?64ビットなのか?

こう言うとごちゃごちゃしているので、説明は要らないから結論だけ伝えて欲しいと言う方向けに少し強引ですが、OS別で結論を出すと以下になります。

  • Windows XPではMBR
  • Windows VistaからWindows10まではGPT
  • Windows11ではGPT

※Vista以降はパソコンが64ビットの場合であればGPT1択です。

ではなぜ上記のようになるのか、具体的に説明して行きたいと思います。

MBR形式・GPT形式とは?

MBRとGPTを説明する上でどうしてもこの部分に関しては専門的になってしまいますが、ご了承ください。

パソコンの電源を入れた後にパソコンが起動するまでの流れは以下になります。

  1. 電源オン: パソコンの電源を入れると、CPUはプリセットされたアドレスから実行を開始し、ビルトインのファームウェアであるBIOSまたはUEFIが制御を引き継ぎます。
  2. POST(Power-On Self Test): BIOS/UEFIはPOSTを実行してハードウェアをチェックし、すべてが正常に機能していることを確認します。
  3. ブートストレージの検出: BIOS/UEFIは設定に基づいてブート対象のストレージデバイス(HDD、SSDなど)を識別します。
  4. MBRまたはGPTの読み込み:
    • MBRの場合: BIOSはストレージデバイスの最初の512バイト(MBRがある場所)を読み込みます。この領域には、ブートローダーの小さなコードとパーティションテーブルが含まれています。ブートローダーは次に実行するべきOSのブートローダーを指し示します。
    • GPTの場合: UEFIはGPTヘッダとパーティションエントリを読み込みます。GPTはより進んだ特徴を持っており、通常はUEFIと組み合わせて使用されます。UEFIは適切なブートローダーがあるパーティションを見つけます。
  5. ブートローダーの実行: BIOS/UEFIはMBRまたはGPTから得た情報に基づいて適切なパーティションのブートローダーを読み込み、実行します。このブートローダーはさらにOSのカーネルをメモリにロードし、実行を開始します。
  6. OSの起動: カーネルはハードウェアとのインタラクション、ドライバのロード、システムプロセスの開始など、オペレーティングシステムの初期化を行います。

MBRまたはGPTとはこの「4番」の部分に当たる部分になります。

簡単に言うと、MBRとGPTとはHDD・SSDを読み込む際に1番初めに読み込まれる領域の事を言います。

では次に特徴について簡単に説明したいと思います。

 

1.MBR形式の特徴

MBR形式とは(Master Boot Record)の略で、マスターブートレコードと読みます。

古くからあるパーティション形式で、XP以前のOSでも使用することが可能です。ただし、HDD・SSDの容量は2TBまでと上限があります。

 

2.GPT形式の特徴

GPT形式とは(Globally Unique IDentifier Partition Table)の略で、ガイドパーティションテーブルと読みます。

新しいパーティション形式で、Windowsが正式にGPTに対応したのはWindows Vista以降となるので、XPを含め以前のOSでは基本的には使用することが出来ません。

HDD・SSDの容量の上限は、8.5ZBとなります。※1

※1 1ZBは1TBの10億倍なので、85億TBとなります(笑)。宇宙ですね。

MBR形式とGPT形式の大まかな違い

MBRとGPTの主な違いについてになりますが、OS用(システム用)として使うのか、データ用として使うのかでMBR、GPT共に異なります。詳細は追って説明して行くのでまずはザックリ違いを説明して行きます。

項目 MBR形式 GPT形式
新旧 古い 新しい
ブート方法(PC起動時のプログラム) BIOS(どのマザーボードでも対応) UEFI(マザーボードがUEFIに対応している必要がある) ※1
サポートしているパーティション数 最大4個 最大128個
ドライブの容量 ※2 2TB以下まで対応 2TB以上も対応
ビット数 32ビット、64ビット 64ビットのみ
対応OS Windows XP以降 Windows Vista以降

※1 UEFIとは、Intel 6シリーズのマザーボードから導入されたチップセットで、2010年頃のPCからBIOSからUEFIの移行が進んでおり、Windows11ではUEFIに対応しているマザーボードで無いとOSをインストールする事は出来ません。そしてUEFIには「セキュアブート」と言う機能があり、信頼されていないソフトウェアの起動を防止します。セキュアブートはデータ用のドライブでも間接的に支援は受けられます。

※2 Windows XP以前のOSでは、2TBを超えるハードディスクは4Kセクタに対応していなければ使用する事が出来ない。

続いて対応しているOSについて説明していきます。

MBR形式とGPT形式の対応OSについて

対応OSについてですが、さらに細かく分けるとOS用とデータ用で分けられ2つのポイントがあります。

  1. MBRとGPTは、対応しているOS、システム用とデータ用どちらで使うかによって変わって来る
  2. 32ビット、64ビットによっても変わって来る

知らない人からすれば意味不明だと思いますが、Windows11より前のOSは32ビット、64ビットどちらか選ぶ事ができました。違いについては以下になります。

32bitと64bitの違いのまとめ

①32bit版では64bitのアプリケーションソフトは使用できません。

②アプリケーションソフトが32bitのものでも「WoW64」が搭載されているので、ほとんどのソフトは64bit上で動かせます。

➂32bitではメモリが4GBまでしか認識しない

④アプリケーションソフト、周辺機器が64bitに対応していれば64bitにするデメリットは無いです。

「CPUの性能の見方は8つのポイントを抑えれば大丈夫!」から抜粋

自分のパソコンのOSが分からなかったりビット数が分からない場合は、下記の記事を参考にして下さい。

「Windows パソコンのビット数を確認する方法」

「Windows 現在使用しているパソコンのOSを確認する方法」

【各OSのビット数、MBRとGPT、OS用とデータ用のまとめ】
Windows XPからの各OS毎に表にまとめてみたので参考にしてみて下さい。

OS MBR(OS用) MBR(データ用) GPT(OS用) GPT(データ用)
Windows XP
32ビット
× △ 非公式だが対応できる場合がある
Windows XP
64ビット
×
Windows Vista
32ビット
× ×
Windows Vista
64ビット
〇 UEFIサポートが必要
Windows 7
32ビット
× ×
Windows 7
64ビット
〇 UEFIサポートが必要
Windows 8/8.1
32ビット
×
Windows 8/8.1
64ビット
〇 UEFIサポートが必要
Windows 10
32ビット
×
Windows 10
64ビット
〇 UEFIサポートが必要
Windows 11
64ビット
× 〇 UEFIサポートが必要

Windows11では64ビットのみ
Windows11のパソコンでは32ビットはありません。64ビットのみになります。

結局MBRとGPTどちらがいいの?まとめ

MBRとGPTの違いを踏まえて結局のところどちらを選ぶかになってきますが、上記のMBRとGPTの違いで書いたように、環境によって変わってくるという事になります。

ちょっと複雑ですが、ここまでの説明をまとめてからMBRとGPTどちらを選べばいいのか最後に3つに分けて説明して行きます。

①MBRとGPTのまとめ

GPTは新しい形式で支援が多い事は覚えておきましょう。そうなると必然とGPT1択になるのが分かるかと思います。

  • MBRは2TB以下のドライブ容量しか使用できない
  • GPTは2TB以上のドライブ容量を使用する事が出来る
  • Windows XPではMBR1択(2TB以下)
  • Windows Vista以降であればGPTの方がいい

②OS別ではどちらがいいの?

例えばWindows11ではOS用ではGPT1択になりますが、データ用ではMBRも使えます。ただし、こういう説明をすると一つ一つ説明しなければならずややこしくなるので、ざっくりとOS別にMBRまたはGPTどちらがいいのか結論を出したいと思います。

細かい部分については先述した表を参考にして下さい。

  • Windows XPではMBR
  • Windows VistaからWindows10まではGPT
  • Windows11ではGPT

※Vista以降は64ビットに対応しているのであればGPT1択です。

➂SSDやM.2 SSDではどちらがいいの?

HDDやSSDまたはM.2 SSDでの違いはありません。MBRかGPTを選ぶ基準は「OSとビット数」になりほとんどの場合「OS」で判断する事になります。

 

「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」については以上になります。

参考になればよかで~す^^

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ここではPCのHDDやSSDで使われる用語「パーティショ」の意味について、小学生でもわかるように説明して行きます。

PCで言うパーティションとは部屋の仕切りの部分と一緒で、仕切られた「部屋」の事をPCの世界では「パーティション」と言います。実際に部屋と比較して見て行きましょう。

この記事を読んでわかる事
・パーティションの意味
・パーティションのメリット・デメリット
・パーティション分割をしてCドライブとDドライブに分けるべきか

PCのパーティションとは壁を仕切るパーティションと考えは一緒

パーティションとは家の間取り図で例えたらわかりやすいと思います。

建築業界では赤く囲われた部分の壁の事を「間を仕切る=間仕切り」と言い、英語で「パーティション」と言います。他の呼び方で「パーテーション」と呼ばれることもありますが意味は一緒です。

建築業界では赤く囲われた部分の壁の事を「間を仕切る=間仕切り」と言う部屋数を増やすには、パーティションで部屋の中を区切る事により1つの家で2つもしくは4つの部屋などにする事ができます。パーティションで区切る事により部屋を増やす事が出来る

これはPCにも全く同じ事が言え、例えば1つのHDDをパーティションで区切る事により、2つや4つなど複数のHDDにする事が出来ます。

実際に家とHDDをパーティションで区切って比較して見ましょう。

 

1.家の場合のパーティション

30畳の部屋がある場合、パーティションによって分割すると、10畳の部屋と20畳の部屋に分ける事ができ2部屋にする事が出来ます。

家の場合のパーティション

2.HDD・SSDの場合のパーティション

一方、1TB(1000GB)のドライブがある場合、パーティションによって分割すると、Cドライブ500GB、Dドライブ500GBに出来ます。

分割する容量は自分で決められ、例えばCドライブは250GB、Dドライブは750GBなど指定出来ます。

HDD・SSDの場合のパーティション

このようにパーティションで区切る事は家でもHDD・SSDでも考え方としては一緒とわかるかと思います。

HDD・SSDのパーティションとは区切った領域の事を言う
パーティションとはHDD・SSDを区切った領域の事を言い、家で言う「部屋」の部分に当たります。上図の様にCドライブ、Dドライブの領域の事を言い「2つのパーティションに分割した」「2つのパーティションで区切った」などと言ったりもします。

ではパーティションで分けた領域のCドライブやDドライブには何を入れればいいのか具体的に見てみましょう

CドライブやDドライブには何を入れればいいのか?

CドライブやDドライブには何を入れればいいのかについては、こちらも家と比べると分かりやすいかと思います。

家の場合パーティションで区切る意味は、以下のような部屋を作りたいからですよね。

・子供部屋
・寝室
・書斎

家の場合は、子供部屋、寝室、書斎などがある

一方、HDD・SSDの場合、OSが無いとPCは動かないのでまずOSを入れる領域が必要で、次にアプリ、写真や動画、オフィスのドキュメントやエクセルシートなどのデータなどを入れます。

・OS用
・データ用(アプリや写真動画など)

HDD・SSDの場合は、OS用、データ用(アプリや写真動画など)

「データ用」に関しては下記のようにもっと細かく具体的に分ける事も出来ます。ただし1つのドライブでここまで細かく区切ってしまうと1つ1つの容量が小さくなってしまうので、使い方にもよりますが容量は最低8TB以上無いとなかなか厳しいかも知れません。

・OS用
・アプリ用
・写真や動画など
・バックアップ用

HDD・SSDの場合は、更にOS用、アプリ用、写真や動画、バックアップ用など細かく区切る事も出来る

後で詳しく解説しますが、本当はパーティション分割をするよりも、物理的にOS用とデータ用の2つのドライブを用意した方がメリットがあり過ぎていいのですが、ノートPCなど基本的に1つのHDD・SSDしか用意できない場合(外付けは別)は、最低でもOS用とデータ用の2つに分けておいた方がいいです。

そして、各パーティションの領域をどれぐらい確保するかですが、データに関しては、単にインターネットをするだけなのか、ゲームがメインなのか、カメラで撮った素材を保存したいのか、音楽制作をしているのかなど環境は様々なのでこれだとは言えません。

ただし、OSに関しては全ての人と同じ環境なので、Cドライブの目安は以下になります。

  Cドライブの目安

下記にようにドライブの容量によってCドライブを決めましょう。

  1. 1TB(1000GB)以上の容量→Cドライブは500GB
  2. 500GBの容量→Cドライブは250GB

理想は「1.」のCドライブに500GBを確保してOSを入れ、Dドライブに残りの領域を割り当てデータ用とします。

ではなぜ1つのHDD・SSDをわざわざパーティションで分割するのかの理由について、メリットとデメリットで比較して見てみましょう。

パーティション分割のメリットとデメリット

パーティション分割のメリットとデメリットについては「HDD」または「SSD」によって若干考え方が違ってきます。

パーティションで区切る事によりこのように実際は1つのドライブでも、PC上では2つ以上に見せる事ができ、パーティションを区切る事によるメリットとしては以下のようなことがあります。

  1. OSを再インストールする際に、Dドライブ以降のデータはそのまま残せる
  2. パーティションで区切っている事によりウイルス感染をDドライブのみで抑える事が出来る
  3. HDDの断片化を抑えてパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る(HDDのみ)

HDD/SSD パーティション分割のメリットとデメリットを徹底解説!から抜粋

ここでHDD・SSDのパーティション分割のメリットとデメリットについてや、先述した、パーティションで区切るよりもドライブ自体を増やした方がいい理由を説明するとかなり長くなってしまうので、興味のある方は下記の記事を参考にして下さい。

よく分からない場合はパーティションで区切らなくてもOK
以上の事からパーティションで区切る事をちゃんと理解できているのであればメリットの方が多いです。しかし、難しく感じたりよく意味が分からない場合は、Cドライブだけでも問題ないと言えば問題ないです。

では次は実際に、パーティションで区切られたドライブを見てみましょう。

パーティションで区切られたドライブを確認してみる

まずはエクスプローラーを開いてドライブを確認してみます。

ノートPCで言えば分かりやすいかと思いますが、ノートPCの場合、特殊なケースを除き基本的にはHDDもしくはSSDが1台しか搭載されていないです。

しかしエクスプローラーを開くとCドライブのみのはずが、Dドライブもありドライブが2つある事があります。

これは今まで説明してきたようにパーティションで区切られているからです。

Cドライブのみのはずが、Dドライブもありドライブが2つある事がある

ノートPCではドライブが1つだけというのは推測しやすいですか、デスクトップPCとなるとドライブは2つ3つ搭載されている事もあります。

その場合、先ほどのエクスプローラーから見ても物理的にドライブが2つあるのか、またはパーティションで区切った事によりドライブが2つあるのか判断が難しいです。

そこで最後にこの見分け方について説明して終わりたいと思います。

ドライブには物理ドライブと論理ドライブがある

ドライブには現実世界にあるドライブの事を「物理ドライブ」と言い、仮想世界(PCの世界)にあるドライブを「論理ドライブ」と言います。

【物理ドライブ(HDD)】
物理ドライブ(HDD)

【物理ドライブ(M.2 SSD)】
物理ドライブ(M.2 SSD)

【論理ドライブ】
論理ドライブ

通常は物理ドライブ1つで論理ドライブが1つになります。

しかし、パーティションで区切る事により、1つのドライブで論理ドライブを2つ以上にする事が出来ます。

そして、CドライブとDドライブがある場合、PC上から見ると物理ドライブが2つあるのか、パーティションで区切って出来た論理ドライブが2つあるのか分かりません。

CドライブとDドライブがある場合、PC上から見ると物理ドライブが2つあるのか、パーティションで区切って出来た論理ドライブが2つあるのか分からない

このように見分けがつかない場合は、パーティションで区切ったりする作業を行う事が出来る「ディスクの管理」から見分ける事が出来ます。

ディスクの管理を開くには、「①スタート」ボタンを右クリック→「②ディスクの管理」を左クリックします。

※開き方はWindows10、Windows11共に一緒で、管理者で無いと「ディスクの管理」は開けません。

ディスクの管理を開くには、「①スタート」ボタンを右クリック→「②ディスクの管理」を左クリック

 

するとディスクの管理が開くので「下の項目」から「物理ドライブ」と「論理ドライブ」を見分ける事が出来ます。

「下の項目」から「物理ドライブ」と「論理ドライブ」を見分ける事が出来る

 

ここで先ほどのエクスプローラーとディスクの管理に表示されている、物理ドライブと論理ドライブの比較して見たいと思います。

HDDやSSDを4台繋いでいるPCがあるのですが、エクスプローラーを見ると下図の様になっています。

物理ドライブは①、②、➂で、④+➄はパーティションで区切っているため論理ドライブになっています。

物理ドライブは①、②、➂で、④+➄はパーティションで区切っているため論理ドライブ

 

これをディスクの管理と比べると以下の様になっています。

ディスクの管理にある物理ドライブと論理ドライブ

 

物理ドライブと論理ドライブの見分け方は以下になります。

物理ドライブ→「ディスク」と書かれている青い線

論理ドライブ→「CやD」と書かれている赤い線

物理ドライブと論理ドライブの見分け方は以下になる。物理ドライブ→「ディスク」と書かれている青い線、論理ドライブ→「CやD」と書かれている赤い線になる。

このように物理ドライブと論理ドライブを見分ける事が出来ます。

まとめ

最後にまとめをお伝えして終わりたいと思います。

  1. パーティションとは区切った領域の事を言う
  2. パーティションを区切る際はCドライブは500GBはあったほうがいい
  3. パーティションで区切るよりも物理的にドライブを増やした方が多くのメリットの支援を得れる
  4. スタートボタンを右クリック→ディスクの管理で物理ドライブと論理ドライブの数を確認する事が出来る

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この記事ではHDD/SSDで、パーティション分割するメリットとデメリットについて説明して行きます。パーティション分割のメリットとデメリットがよく分からなかったり、HDDでは分かるけどSSDの場合は違いがよく分からない方もいるのではないでしょうか?ここではそんな疑問の悩みを解決していきます。

そして、先に伝えておきますが、HDD・SSD共に1つのドライブをパーティション分割するより物理的に2台や3台などドライブ自体を増やした方がいいです。理由については追って説明して行きます。

 以下の方を対象にしています
・パーティションを分割しようか迷っている
・パーティションを作成した方がPCは速くなるの?
・HDDとSSDではメリットデメリットは違うの?
・SSDではパーティション分割って必要なの?

HDD・SSDのパーティション分割メリットとデメリット

では始めにHDD・SSDのパーティション分割のメリットについて見て行きましょう。

パーティション分割のメリット

1.OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る
2.Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る
3.ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる
4.データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる
5.HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る ※HDDのみ有効
6.OSを複数使用している場合(デュアルブート)

※HDDとSSDのメリットの違いは「5.」の断片化のみになり、その他の項目は全て一緒になります。

では1つ1つ説明して行きます。

1.OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る

※HDD SSD共通

PCの調子が悪くなってしまってOSの再インストールをしたい時、OSもデータもCドライブのみのパーティション1つの場合は、再インストールしてしまうとデータは失われてしまいます。

一方、CドライブDドライブとパーティションを2つに分割していた場合は、データのDドライブはOSを再インストールすれば絶対とは言えないのですがそのまま使える事が多々あります。

OSを再インストールした場合のCドライブが1つの場合と、Cドライブ、Dドライブの2つある場合

OSを再インストールする事は年々減っては来ている
Windows XPが発売された2001年の頃と比べると圧倒的にOSを再インストールしなければならない事態は大幅に減っていますが、最悪な事を考えるのであれば行うべきです。

 

2.Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る

※HDD SSD共通

Dドライブがウィルスに感染してしまった場合、パーティションで分割している事によりウイルスの種類にもよりますが、Cドライブが感染するリスクを減らす事が出来ます。

3.ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる

※HDD SSD共通

パソコンが重くなったり固まったりする場合、解決策の1つとしてHDDやSSDの不良セクターを修復する「CHKDSK(チェックディスク)」と言う機能がWindowsパソコンにはあります。

エクスプローラーから各ドライブを右クリックして「プロパティ」を選択し、次の画面で「ツール」にある「チェック」をクリックする事で行う事が出来ます。

「CHKDSK(チェックディスク)」を行うとエラーを修復する事が出来る

不良セクターと言うのはここで説明すると本題とズレてしまうので省略しますが、簡単に言うとデータが格納されている領域が壊れているので修復すると言う意味になります。

下記は不良セクター含めHDDの仕組みやについて、データがどのようにして保存されるのか図を使い詳しく説明しているので興味がある方は参考にしてみて下さい。

 

4.データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる

※HDD SSD共通

例えば、Dドライブにはアプリ、Eドライブには写真や動画など人によっては管理が楽になります。フォルダーで分けるのをパーティションで分けるイメージです。

 

5.HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る

※HDDのみ

HDDでは各ブロックの中にデータを保存します。

データを読み込むときは各ブロックに連続したデータがあれば読み込みが早くなりますが、ブロックにあるデータが散乱している場合、アクセス数が増えてPCのパフォーマンスが落ちます。

これはHDDの特性上、データを削除したり書き込みをしたりする事で必ず起こってしまいます。

断片化されていデータ

断片化されたデータ

引用:CドライブとDドライブとは?違いについて

以上の事を「断片化」と言いますが、HDDではパーティション分割する事により断片化を必要最低限に抑える事が出来きるので、パフォーマンスの低下をある程度防ぐ事が出来ます。

SSDの断片化について
HDDは磁気ディスク(プラッター)にデータを保存するに対し、SSDはフラッシュメモリーにデータを保存します。
簡単に言うとHDDはデータの上書きが出来ますが、SSDはデータの上書きが出来ないため残っているデータを削除してから書き込みをするので、SSDでは断片化が起きにくいと言われています。

 

6.OSを複数使用している場合(デュアルブート)

※HDD SSD共通

例えばWindows10やWindows11、WindowsとMac、Windowsとlinuxなど複数のOSを使用している場合、1台のドライブをパーティション分割する事により複数のOSを使用できます。

 

パーティション分割のデメリット

次はHDD・SSDのパーティション分割のデメリットを見て行きます。

デメリットはHDDやSSDのみと言う項目は無く、どちらも共通になります。

1.一度パーティション分割すると後々変更できない事がある
2.管理が大変になる事がある

 

1.一度パーティション分割すると後々変更できない事がある

※HDD・SSD共通

使う目的がハッキリとしていないと1つのパーティションの容量が足りずいっぱいになってしまったり、逆に容量が多すぎて持て余してしまったりする事があります。後からでもパーティションの容量や数を増やしたり減らしたりする事は出来なくもないですが、使用しているHDDやSSDの状態によっては思い通りにできない事もあります。

例えば、1つのパーティションの容量を減らしたい場合「移動できないファイル」があると、その領域は拡張も縮小もできないので実際に行ってみないとわかりません。

※下図はWindowsパソコンに標準搭載されている「ディスクの管理」画面になります。

パーティション分割する際の「移動できないファイル」について

ただし、強引と言うと語弊がありますが、フリーソフトや有料ソフトを使用して出来ることもあります。

こればかりは実際に行ってみないと分からず、最悪はパーティションの容量や数を増やしたり減らしたり変更する事も出来ないケースもあるので、パーティション分割する際はしっかりと計画を立てておきましょう。

  移動できないファイルについて
例えばWindowsパソコンにはトラブルがあった際に、パソコンを以前の正常な状態に戻す「システムの復元」を言う機能がありますが、システムの復元を行うには「復元ポイント」と言うものが存在します。
簡単に言うとゲームのセーブデータと似ており、この復元ポイントが無いとシステムの復元を行う事が出来ません。
このようにシステムに絡んでいるいくつかのファイルは移動できないので、パーティションのパーティションの容量や数を増やしたり減らしたりする事が出来ない恐れもあります。

 

2.管理が大変になる事がある

※HDD・SSD共通

パーティションが複数あると人によっては管理が大変だったり、人によっては面倒くさくなることがあります。

 

まとめ

最後にHDD/SSDのパーティション分割のメリット・デメリットをまとめると以下になります。

繰り返しになりますが、メリット「5.」にある断片化以外は、HDD・SSD共にメリットデメリット全て一緒になります。

●メリット

  1. OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る
  2. Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る
  3. ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる
  4. データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる
  5. HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る ※HDDのみ
  6. OSを複数使用している場合(デュアルブート)
×デメリット

  1. 一度パーティション分割すると後々変更できない事がある
  2. 管理が大変になる事がある

HDD・SSDのパーティション分割のメリットとデメリットは以上になり、今までの説明を全て否定する形になってしまいますが、1番メリットがあるのはお金を多少でもかけれるのであればパーティション分割をする事ではなくドライブそのものを増やす事です。最後にこの理由について説明して行きます。

1番いいのはパーティション分割ではなくドライブ自体の増設

HDD・SSDをパーティション分割よりも多くのメリットがある方法は、それはズバリ「ドライブの数を増やす」事です。

アクセスが各ドライブに分散されるため「パフォーマンスの向上」と「ドライブの寿命が長く」なるといったメリットがあり、デメリットはコストが掛かると言う事だけになるので、出来るのであればパーティションで分けずに物理的にドライブを分ける事をおすすめします。

1つドライブを増やせば「Cドライブ(システム用)」と「Dドライブ(データ用)」に出来るのでこれだけでも十分です。

使い方にもよりますが、CドライブにOSのみ入れる場合は500GBあれば十分です。

 SSDをデータ用として使う場合は出来る限り大容量なものを選ぼう
SSDは書き込み回数が決まっているので、容量がいっぱいになって来ると書き込みできる領域が減るため製品の特性上寿命が短くなってきます。よって余裕をもって大容量のものを用意しましょう。

 書き込みが多い場合はHDDの方がいい
例えば動画を頻繁に取り扱ったり大容量のデータを取り扱う場合は、それだけ書き込み回数も多くなるので書き込み回数上限が決まっているSSDよりも、書き込み上限が決まっていないHDDを選んだ方が寿命的にいいです。
コストに関しても4K動画になって来ると最低でも4TBは欲しい所になるので、SSDだと値段的にも倍近く違ってきます。

HDD・SSDはやはり個体差がある

一般的にはHDDの寿命は3年、SSDは5年と言われていますが、個人的な意見では当てはまりません。下記はHDDやSSDで有名な「Logitec社」のHPでの説明になります。

「どのくらい使えるの?事前に把握しておきたいHDD・SSDの耐用年数」

例えば私が現在使用しているWindows10のパソコンは、Windows10が発売された2015年7月29日の3か月後に購入したので、実質7年は使っている事になりほぼ毎日使っています。

CドライブはSSD、Dドライブ以降はHDDの構成で、SSD、HDD両方とも7年は使えている事になります。

ほぼ毎日使って7年も使えているのは運がよかったのかも知れません。

以上になります。お疲れ様でした!

関連記事

「Windows HDDなのかSSDなのか確認する方法」

「CドライブとDドライブとは?違いについて」

「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」

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Windows10で、現在使用しているパソコンのCPUの種類(名前)、クロック数、コア数、スレッド数を確認する方法を案内しています。例えば使用するアプリの動作環境をCPUが満たしているのか確認したり、現在使用しているパソコンのCPUがどれぐらいなのか知りたい時に役に立ちます。

 この記事で得られること
・どんなCPUが使われているのか確認したい
・CPUのクロック数・コア数・スレッド数を確認したい

対象OSWindows10

※Windows Updateの更新プログラムの状況により、内容が変更されることがありますがその際はご了承ください。

CPUの情報を確認するには2通りある

CPUの種類のみを確認するには「詳細情報」から確認する事ができます。PCの名前やビット数など基本的なPCのスペックを確認する事が出来て、初心者の方も見やすいかと思います。

【詳細情報】
windows10 詳細情報からCPUの名前を確認する事が出来る

 

CPUのクロック数・コア数・スレッド数を確認するには「タスクマネージャー」から確認する事ができます。

【タスクマネージャー】
windows10 タスクマネージャーではからCPUの名前、クロック数、コア数、スレッド数を確認する事が出来る

ここではこの2種類の確認方法について案内して行きます。

操作手順

では操作手順に入りたいと思います。

1.CPUの種類(名前)のみを確認する方法
2.CPUのクロック数・コア数・スレッド数を確認する方法

1.CPUの種類(名前)のみを確認する方法

1.左下にある「①スタート」ボタンをクリック→「②設定」アイコンをクリックします。

左下にある「①スタート」ボタンをクリック→「②設定」アイコンをクリック

 

2.「Windowsの設定」が開くので「システム」をクリックします。

「Windowsの設定」が開くので「システム」をクリック

 

3.左の項目を下にスクロールして行き「詳細情報」をクリックします。

左の項目を下にスクロールして行き「詳細情報」をクリック

 

4.すると右側にある「プロセッサ」の項目で確認する事が出来ます。

ここではCPUの種類は「Intel Core-i7 7700K」となっています。

右側にある「プロセッサ」の項目で確認できる

搭載されているメモリ容量も確認する事が出来る
「詳細情報」では「実装RAM」からメモリ容量も確認する事ができます。
ここでのメモリ搭載用量は「16GB」となっています。
「詳細情報」では「実装RAM」からメモリ容量も確認する事ができる

 

2.CPUのクロック数・コア数・スレッド数を確認する方法

1.タスクバーにある「①何も無いところ」を右クリック→「②タスクマネージャー」をクリックします。

※キーボードのCtrl+Shift+ESCでもタスクマネージャーを開く事が出来ます。

タスクバーにある「①何も無いところ」を右クリック→「②タスクマネージャー」をクリック

 

2.すると「タスクマネージャー」が開くので上のタブにある「パフォーマンス」をクリックします。

「タスクマネージャー」が開くので上のタブにある「パフォーマンス」をクリック

簡易表示になっている場合

タスクマネージャーが簡易表示になっている場合は、左下にある「詳細」ボタンをクリックしてください。

タスクマネージャーが簡易表示になっている場合は、左下にある「詳細」ボタンをクリック

 

3.左の項目が「①CPU」に選択されている事を確認→右上に「②CPUの名前とクロック数」が表示されている事が確認できます。

左の項目が「①CPU」に選択されている事を確認→右上に「②CPUの名前とクロック数」が表示されている事が確認できる

 

4.CPUのコア数とスレッド数を確認するには「①コア」「②論理プロセッサ数(スレッド数)」で確認する事が出来ます。

CPUのコア数とスレッド数を確認するには「①コア」と「②論理プロセッサ数(スレッド数)」で確認する事ができる

このWindows10のPCのCPUの名前とクロック数、コア数、スレッド数は以下になります。

CPUの名前→Intel Core-i7 7700K
クロック数→4.20Ghz
コア数→4コア
スレッド数→8スレッド

クロック数・コア数・スレッド数の意味について
クロックとは処理を行う際の信号の速さで、大きければ大きほど処理を行うのが早くなります。
コアとはCPUの数になり、多ければ多いほど一度に複数の処理が行えます。
スレッドとは簡単に言うと処理数になり、増えれば増えるほど処理できる数が増えます。
クロック数・コア数・スレッド数は多ければ多いほど処理できる速さが上がるため、結果的にPCの能力が上がると言う事になります。

以上になります。

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