HDD/SSD パーティション分割のメリットとデメリットを徹底解説!

この記事ではHDD/SSDで、パーティション分割するメリットとデメリットについて説明して行きます。パーティション分割のメリットとデメリットがよく分からなかったり、HDDでは分かるけどSSDの場合は違いがよく分からない方もいるのではないでしょうか?ここではそんな疑問の悩みを解決していきます。

そして、先に伝えておきますが、HDD・SSD共に1つのドライブをパーティション分割するより物理的に2台や3台などドライブ自体を増やした方がいいです。理由については追って説明して行きます。

 以下の方を対象にしています
・パーティションを分割しようか迷っている
・パーティションを作成した方がPCは速くなるの?
・HDDとSSDではメリットデメリットは違うの?
・SSDではパーティション分割って必要なの?

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HDD・SSDのパーティション分割メリットとデメリット

では始めにHDD・SSDのパーティション分割のメリットについて見て行きましょう。

パーティション分割のメリット

1.OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る
2.Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る
3.ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる
4.データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる
5.HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る ※HDDのみ有効
6.OSを複数使用している場合(デュアルブート)

※HDDとSSDのメリットの違いは「5.」の断片化のみになり、その他の項目は全て一緒になります。

では1つ1つ説明して行きます。

1.OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る

※HDD SSD共通

PCの調子が悪くなってしまってOSの再インストールをしたい時、OSもデータもCドライブのみのパーティション1つの場合は、再インストールしてしまうとデータは失われてしまいます。

一方、CドライブDドライブとパーティションを2つに分割していた場合は、データのDドライブはOSを再インストールすれば絶対とは言えないのですがそのまま使える事が多々あります。

OSを再インストールした場合のCドライブが1つの場合と、Cドライブ、Dドライブの2つある場合

OSを再インストールする事は年々減っては来ている
Windows XPが発売された2001年の頃と比べると圧倒的にOSを再インストールしなければならない事態は大幅に減っていますが、最悪な事を考えるのであれば行うべきです。

 

2.Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る

※HDD SSD共通

Dドライブがウィルスに感染してしまった場合、パーティションで分割している事によりウイルスの種類にもよりますが、Cドライブが感染するリスクを減らす事が出来ます。

3.ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる

※HDD SSD共通

パソコンが重くなったり固まったりする場合、解決策の1つとしてHDDやSSDの不良セクターを修復する「CHKDSK(チェックディスク)」と言う機能がWindowsパソコンにはあります。

エクスプローラーから各ドライブを右クリックして「プロパティ」を選択し、次の画面で「ツール」にある「チェック」をクリックする事で行う事が出来ます。

「CHKDSK(チェックディスク)」を行うとエラーを修復する事が出来る

不良セクターと言うのはここで説明すると本題とズレてしまうので省略しますが、簡単に言うとデータが格納されている領域が壊れているので修復すると言う意味になります。

下記は不良セクター含めHDDの仕組みやについて、データがどのようにして保存されるのか図を使い詳しく説明しているので興味がある方は参考にしてみて下さい。

 

4.データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる

※HDD SSD共通

例えば、Dドライブにはアプリ、Eドライブには写真や動画など人によっては管理が楽になります。フォルダーで分けるのをパーティションで分けるイメージです。

 

5.HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る

※HDDのみ

HDDでは各ブロックの中にデータを保存します。

データを読み込むときは各ブロックに連続したデータがあれば読み込みが早くなりますが、ブロックにあるデータが散乱している場合、アクセス数が増えてPCのパフォーマンスが落ちます。

これはHDDの特性上、データを削除したり書き込みをしたりする事で必ず起こってしまいます。

断片化されていデータ

断片化されたデータ

引用:CドライブとDドライブとは?違いについて

以上の事を「断片化」と言いますが、HDDではパーティション分割する事により断片化を必要最低限に抑える事が出来きるので、パフォーマンスの低下をある程度防ぐ事が出来ます。

SSDの断片化について
HDDは磁気ディスク(プラッター)にデータを保存するに対し、SSDはフラッシュメモリーにデータを保存します。
簡単に言うとHDDはデータの上書きが出来ますが、SSDはデータの上書きが出来ないため残っているデータを削除してから書き込みをするので、SSDでは断片化が起きにくいと言われています。

 

6.OSを複数使用している場合(デュアルブート)

※HDD SSD共通

例えばWindows10やWindows11、WindowsとMac、Windowsとlinuxなど複数のOSを使用している場合、1台のドライブをパーティション分割する事により複数のOSを使用できます。

 

パーティション分割のデメリット

次はHDD・SSDのパーティション分割のデメリットを見て行きます。

デメリットはHDDやSSDのみと言う項目は無く、どちらも共通になります。

1.一度パーティション分割すると後々変更できない事がある
2.管理が大変になる事がある

 

1.一度パーティション分割すると後々変更できない事がある

※HDD・SSD共通

使う目的がハッキリとしていないと1つのパーティションの容量が足りずいっぱいになってしまったり、逆に容量が多すぎて持て余してしまったりする事があります。後からでもパーティションの容量や数を増やしたり減らしたりする事は出来なくもないですが、使用しているHDDやSSDの状態によっては思い通りにできない事もあります。

例えば、1つのパーティションの容量を減らしたい場合「移動できないファイル」があると、その領域は拡張も縮小もできないので実際に行ってみないとわかりません。

※下図はWindowsパソコンに標準搭載されている「ディスクの管理」画面になります。

パーティション分割する際の「移動できないファイル」について

ただし、強引と言うと語弊がありますが、フリーソフトや有料ソフトを使用して出来ることもあります。

こればかりは実際に行ってみないと分からず、最悪はパーティションの容量や数を増やしたり減らしたり変更する事も出来ないケースもあるので、パーティション分割する際はしっかりと計画を立てておきましょう。

  移動できないファイルについて
例えばWindowsパソコンにはトラブルがあった際に、パソコンを以前の正常な状態に戻す「システムの復元」を言う機能がありますが、システムの復元を行うには「復元ポイント」と言うものが存在します。
簡単に言うとゲームのセーブデータと似ており、この復元ポイントが無いとシステムの復元を行う事が出来ません。
このようにシステムに絡んでいるいくつかのファイルは移動できないので、パーティションのパーティションの容量や数を増やしたり減らしたりする事が出来ない恐れもあります。

 

2.管理が大変になる事がある

※HDD・SSD共通

パーティションが複数あると人によっては管理が大変だったり、人によっては面倒くさくなることがあります。

 

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まとめ

最後にHDD/SSDのパーティション分割のメリット・デメリットをまとめると以下になります。

繰り返しになりますが、メリット「5.」にある断片化以外は、HDD・SSD共にメリットデメリット全て一緒になります。

●メリット

  1. OSを再インストールする際にデータ用のドライブの中身は残る
  2. Dドライブがウィルスに感染しても、Cドライブは感染するリスクは減る
  3. ドライブを修復する際にCドライブのみで済むので時間が短縮できる
  4. データをどこに保存するのか決まっているため迷いがなくデータ管理が楽になる
  5. HDDでは断片化を各パーティションの領域で限定的になるためパフォーマンス低下を防ぐ事が出来る ※HDDのみ
  6. OSを複数使用している場合(デュアルブート)
×デメリット

  1. 一度パーティション分割すると後々変更できない事がある
  2. 管理が大変になる事がある

HDD・SSDのパーティション分割のメリットとデメリットは以上になり、今までの説明を全て否定する形になってしまいますが、1番メリットがあるのはお金を多少でもかけれるのであればパーティション分割をする事ではなくドライブそのものを増やす事です。最後にこの理由について説明して行きます。

1番いいのはパーティション分割ではなくドライブ自体の増設

HDD・SSDをパーティション分割よりも多くのメリットがある方法は、それはズバリ「ドライブの数を増やす」事です。

アクセスが各ドライブに分散されるため「パフォーマンスの向上」と「ドライブの寿命が長く」なるといったメリットがあり、デメリットはコストが掛かると言う事だけになるので、出来るのであればパーティションで分けずに物理的にドライブを分ける事をおすすめします。

1つドライブを増やせば「Cドライブ(システム用)」と「Dドライブ(データ用)」に出来るのでこれだけでも十分です。

使い方にもよりますが、CドライブにOSのみ入れる場合は500GBあれば十分です。

 SSDをデータ用として使う場合は出来る限り大容量なものを選ぼう
SSDは書き込み回数が決まっているので、容量がいっぱいになって来ると書き込みできる領域が減るため製品の特性上寿命が短くなってきます。よって余裕をもって大容量のものを用意しましょう。

 書き込みが多い場合はHDDの方がいい
例えば動画を頻繁に取り扱ったり大容量のデータを取り扱う場合は、それだけ書き込み回数も多くなるので書き込み回数上限が決まっているSSDよりも、書き込み上限が決まっていないHDDを選んだ方が寿命的にいいです。
コストに関しても4K動画になって来ると最低でも4TBは欲しい所になるので、SSDだと値段的にも倍近く違ってきます。

HDD・SSDはやはり個体差がある

一般的にはHDDの寿命は3年、SSDは5年と言われていますが、個人的な意見では当てはまりません。下記はHDDやSSDで有名な「Logitec社」のHPでの説明になります。

「どのくらい使えるの?事前に把握しておきたいHDD・SSDの耐用年数」

例えば私が現在使用しているWindows10のパソコンは、Windows10が発売された2015年7月29日の3か月後に購入したので、実質7年は使っている事になりほぼ毎日使っています。

CドライブはSSD、Dドライブ以降はHDDの構成で、SSD、HDD両方とも7年は使えている事になります。

ほぼ毎日使って7年も使えているのは運がよかったのかも知れません。

以上になります。お疲れ様でした!

関連記事

「Windows HDDなのかSSDなのか確認する方法」

「CドライブとDドライブとは?違いについて」

「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」

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