Windows10 スタートアップに登録されているアプリを削除する

この記事では、Windows10のパソコンで、スタートアップに登録されているアプリケーション(プログラム)を削除する方法を案内しております。

 この記事で得られること
Windows10のパソコンで、スタートアップに登録されているアプリケーションを削除する出来る。
メリットとデメリットは以下になります。
【メリット】
・パソコンの起動時間の短縮
・無効ではなく削除出来るのでスッキリする
・「Proglam」というわけのわからないアプリを削除できる
・スタートアップに登録されていないアプリを削除できる
・微量にHDD・SSDの空き容量が増える
【デメリット】
・レジストリをいじるので操作を誤ると、パソコンの不具合が生じる

対象OSWindows10

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操作の案内の前に伝えておきたいこと

操作の案内に入る前に4つ伝えておきたいことがあります。

  1. スタートアップの無効と削除の違い
  2. レジストリを削除する必要がある
  3. スタートアップには表示されていないのに自動で起動してしまうアプリケーション
  4. スタートアップに何のアプリケーションかわからない「Program」を削除することが出来る

1.スタートアップの無効と削除の違い

Windows7までは、スタートアップの有効・無効の設定は「msconfig」の画面から行っていました。

【Windows7のmsconfigの画面】

Windows7のmsconfigの画面

 

しかし、Windows8/8.1以降のパソコンでは、タスクマネージャーから行うように変更されています。

【タスクマネージャーの画面】

Windows10のタスクマネージャーの画面

ただし、スタートアップの有効・無効の設定は、タスクマネージャーから行うことが出来ますが、「削除」は行えません。

スタートアップを無効にするぐらいなら一層のことアプリケーション本体は残して、スタートアップの項目だけ削除したい方は以外にいるのではないかと思います。ここでは「無効」ではなく「削除」する案内をしております。

 

2.レジストリを削除する必要がある

スタートアップに登録されているアプリケーションを削除するには、レジストリの削除を行います。

初心者の方は「レジストリ」という専門用語を聞くと頭が痛くなると思いますが、そういった方は下記を参照してみてください。操作に入る前に何となくでいいので、頭に入れておくとイメージしやすいかと思います。

【レジストリについて】
「レジストリとは一体なんなのか?」

レジストリの削除は簡単ですが、操作を誤ると最悪の場合はパソコンが動かなくなってしまう場合があるので、復旧できるように「復元ポイントを手動で作成」と「レジストリのバックアップ」の2つを行う事をおすすめします。

両方バックアップを取っておくと安全性は高まりますが、面倒くさい方は、復元ポイントを手動で作成するだけでも行なったほうがいいかと思います。あとはご自身で判断してください。

【システムの復元ポイントを手動で作成する方法】
【Windows10 システムの保護を有効にし復元ポイントを手動で作成する】

【レジストリのバックアップ方法】
「超簡単!Windows10 レジストリのバックアップと復元方法」

レジストリの削除は簡単ですが、操作を誤ると最悪の場合はパソコンが動かなくなってしまう場合があるので、復旧できるように「復元ポイントを手動で作成」と「レジストリのバックアップ」の2つを行う事をおすすめします。

両方バックアップを取っておくと安全性は高まりますが、面倒くさい方は、復元ポイントを手動で作成するだけでも行なったほうがいいかと思います。あとはご自身で判断してください。

 

3.スタートアップには表示されていないのに自動で起動してしまうアプリケーション

まれにスタートアップに表示されていないアプリケーションが、パソコン起動時と一緒に起動する場合があります。

そういった場合も、レジストリを削除することで改善することができます。

 

4.スタートアップに登録されている何のアプリケーションかわからない「Program」を削除することが出来る

下図のようにスタートアップに「Program」という謎のアプリケーションが登録されている事があります。なんだが気持ち悪いですね・・・。

スタートアップに「Program」という謎のアプリケーションが登録されている

恐らく、スタートアップのレジストリに直接書き込まれるアプリケーションをインストールした事が考えられます。レジストリに直接書き込まれると、アプリケーションの本体はアンインストールしても、パソコンには情報が残ってしまっている状態です。

こういった場合も、アプリケーション本体は残して、スタートアップに登録されているアプリケーションのみ削除することでスタートアップから無くすことが出来ます。

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操作手順

では、Windows10 スタートアップに登録されているアプリケーションを削除する案内に入ります。

レジストリを削除するため、まずは「レジストリエディタ」を開きます。

 

・左下にある「①スタート」ボタンを右クリック「②ファイル名を指定して実行」を左クリック。

左下にある「①スタート」ボタンを右クリック→「②ファイル名を指定して実行」を左クリック。

 

・検索ボックスの中に①「regedit」と入力、もしくはコピペし「②OK」ボタンを左クリック。

検索ボックスの中に①「regedit」と入力もしくはコピペし「②OK」ボタンを左クリック。

 

・ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので「はい」を左クリック。

ユーザーアカウント制御の画面が表示されるので「はい」を左クリック。

 

・「レジストリエディター」が起動します。

「レジストリエディター」が起動

 

・上に文字を入力する出来る「ボックス」があるので、レジストリキー(赤い文字)をコピペして入力します。

上に文字を入力する出来る「ボックス」があるので、以下のレジストリキー(赤い文字)をコピペして入力します。


ここで入力するレジストリキーについて説明させていただきます。

スタートアップのレジストリキーは大きく分けると以下の2つがあります。

  1. 現在ログインしているユーザー
  2. 全ユーザー共通

さらに「1.現在ログインしているユーザー」と「2.全ユーザー共通」から枝分かれし、以下の2つがあります。

  • 毎回起動してくるアプリケーション
  • 次のログイン時に起動するアプリケーション

そして、「2.全ユーザー共通」のみ以下のレジストリキーがあります。

  • 64ビットのパソコンで32ビットのアプリケーションを動かしているアプリケーション

 

上記の合計5つを確認し、スタートアップの不要なアプリケーションのレジストリを削除していきます。まとめると以下になります。

【1.現在ログインしているユーザー】
・毎回ログイン時に自動的に起動するアプリケーション
\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・次回ログイン時に1度だけ起動するアプリケーション
\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce

【2.全ユーザー共通】
・毎回ログイン時に自動的に起動するアプリケーション
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・次回ログイン時に1度だけ起動するアプリケーション
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
・毎回ログイン時に起動する(64bitのパソコンで32bitのアプリケーションを動かしている)
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run


 

・ここでは「1.現在ログインしているユーザー」「毎回ログイン時に自動的にアプリケーションが起動」のレジストリキーを例に案内していきます。
\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

上記のレジストリキーをコピーし上にある「ボックス」に貼り付けてキーボードの「Enterキー」を押します。

上記のレジストリキーをコピーし上にある「ボックス」に貼り付けてキーボードの「Enterキー」を押します。

 

・ここから削除の案内に入るので、安全を第一に一つ一つ事細かく案内していきます。

先ほどコピペした中身が右側に表示され、「スタートアップから削除したいアプリケーション」を左クリックし背景が青く反転されたことを確認します。

※必ず背景が青く反転されていることを確認してください。

先ほどコピペした中身が右側に表示され、「スタートアップから削除したいアプリケーション」を左クリックし背景が青く反転されたことを確認します。

 

「①削除したいアプリケーション」を右クリック「②削除」を左クリック。

「①削除したいアプリケーション」を右クリック→「②削除」を左クリック。

 

・「一部のレジストリ値を削除するとシステムが不安定になる場合があります。この値を完全に削除しますか?」と表示されるので、「はい」を左クリック。

「一部のレジストリ値を削除するとシステムが不安定になる場合があります。この値を完全に削除しますか?」と表示されるので、「はい」を左クリック。

 

・削除したアプリケーションが削除されたことを確認します。

削除したアプリケーションが削除されたことを確認します。

【スタートアップに登録されていないアプリと謎の「Program」について】
冒頭で説明したこの2つですが、見つけ方は不要と思われるアプリケーションを5つのレジストリキーから自力で探すしかないです。
怪しいアプリケーションを見つけたら、一度検索することをおすすめします。

残りの5つのレジストリキーを1つ1つコピペして、スタートアップから削除したいアプリケーションがあるかどうか確認し、削除していき、この工程を繰り返し行います。

作業が終わったら、念のためパソコンを再起動しましょう。

作業を引き続き行い方は、こちらをクリックしてください。レジストリキーの案内に戻ります。

パソコン再起動後に行う事

パソコン再起動後、タスクマネージャーからスタートアップが「無効」になっているのではなく、「削除」されたかどうか確認してみましょう。

タスクマネージャーの開き方は以下になります。

「①タスクバーの何もないところ」で右クリック「②タスクマネージャー」を左クリック。

「①タスクバーの何もないところ」で右クリック→「②タスクマネージャー」を左クリック。

 

・上のタブの「スタートアップ」を左クリック。

上のタブの「スタートアップ」を左クリック。

 

・アプリケーションが「無効」ではなく「削除」されているかどうか確認してみましょう。

アプリケーションが「無効」ではなく「削除」されているかどうか確認してみましょう。

 

「Windows10 スタートアップに登録されているアプリを削除する」については以上になります。

参考になればよかよかです^^


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  • コメント: 4

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コメント

    • 窓初心者
    • 2018年 9月 17日

    こんにちは。フリーソフトをダウンロードしたところあらゆるドライブに入り込まれてしまい、急いでアンインストールしましたが、ひとつだけスタートアップのデータだけが削除できずほとほと困っておりました。検索よりこちらのページにたどり着き、無事に削除することが出来ました。ほんとうにありがとうございました。

      • パソ子
      • 2018年 9月 28日

      返事が大変遅くなり申し訳ないです。
      スタートアップのデータのみ削除できなかったのが、解決できたんですね。
      わざわざお礼のお言葉ありがとうございます^^

    • 高木
    • 2018年 10月 27日

    初めまして本ページ参考にさせていただいたのですが・・・。
    スタートアップにわからない「All」と言う項目があり、調べてもわからず、無効にしていいのかもわからず、レジストリの操作を参考にさせていただきましたが、5つのパターン(赤字のレジストリキー)を入力しても「All」という項目はありませんでした。
    「All」項目はアイコンが他のスタートアッププログラムのアイコンのようなきちんとして絵(?)ではなく、ただの用紙のような感じのアイコンです。右クリックするも「ファイルの場所を開く」「プロパティ」がクレーアウトして選択できない状態です。
    何か操作に関する者や「All」に関するお知恵がありましたら教えてください。よろしくお願いsます。

      • パソ子
      • 2018年 11月 06日

      高木さん返事が、かなり遅くなり申し訳ないです・・・。
      「All」と言うのは、全ユーザーに対してのフォルダーの名前でしか聞いたことがありません。
      用紙のアイコンであれば、何かアプリケーションをアンインストールして、そのアプリケーションの情報が残ってしまった可能性が高いので、1度、無効にしても大丈夫かと思います。
      ただし保証は出来ないので、システムの復元の復元ポイントの作成と、レジストリのバックアップを取ってから行ってみてください。
      「Windows10 システムの保護を有効にし復元ポイントを手動で作成する」
      「超簡単!Windows10 レジストリのバックアップと復元方法」

      もしかしたら、レジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE」の中に「All」という物がこの中にあるかもしれません。
      「HKEY_LOCAL_MACHINE」というのは、全てのユーザーに対して適用されている設定の情報が格納されています。

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