Windows10のパソコンで、標準メールアプリにiCloudの設定をした時に、「iCloudアカウントの設定が最新ではありません」と表示され同期できない時の対処方法を案内しております。
以下の方を対象としております
・PCのメールアプリにiCloudのメールを設定したが、同期されないので困っている
対象OSWindows10
※Windows Updateの最新の更新プログラムにより内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。
操作案内の前に伝えておきたいこと
Windows10のパソコンにあるメールアプリで、iCloudのアカウントを設定すると追加したアカウントには「!」マークが付き、「icloudのアカウントが最新ではありません」と表示されてしまい同期が行えない事があります。
【icloudのアカウントが最新ではありませんの画面】
なぜ同期ができないのかと言うと、Apple IDには「2ファクタ認証」というものがあり、これが原因となっている場合がほとんどです。
「2ファクタ認証」とは、他人にパスワードが洩れても、確認コードを入力しないと使用できないようになっているセキュリティ強化の機能になります。
【iphoneに確認コードが送られてきた画面】
よって、流れとしては以下になります。
1.Appale IDの管理サイトに行き、確認コードをAppleデバイスで受け取る
2.確認コードをAppale IDの管理サイトで打ち込む
3.「2ファクタ認証」が通るのでパスワードを生成する
4.生成されたパスワードをWindows10パソコンのメールアプリに入力する
【Apple IDの管理画面でパスワードを生成する画面】
操作手順
では「Windows10 メールアプリでiCloudアカウントの設定が最新ではありませんと表示された場合」の操作手順に入りたいと思います。
以下の順番通り操作を行ってください。
1.確認コードを受け取りパスワードを生成する
2.Windows10のメールアプリにパスワードを打ち込む
1.確認コードを受け取りパスワードを生成する
1.アップルアカウントの管理サイトにアクセスします。
※サイト先は頻繁に作りが変わり案内が違っている場合がありますが、その際はご了承ください。
「①Apple ID」を入力→「②→」のアイコンを左クリックします。
2.Apple IDの「①パスワード」を入力→「②→」のアイコンを左クリックします。
3.iphoneもしくは、ipadなどのデバイスにコードが送られてくるので、確認します。
【Appleデバイスで行う事】 下図は、iphoneでの案内になります。 1.ホーム画面に「ご利用のApple IDが~でデバイスにサインインするために使用されています。」と表示されるので、タップします。 2.デバイスのパスワードを入力しログインした後に、下図の画面になるので「許可する」をタップします。 3.「サインインするには、この確認コードをデバイスに入力してください。」と表示されるので、「①確認コード」を確認して覚える→よければ「②OK」をタップします。 |
【コードを忘れてしまった場合】
誤ってAppleデバイスの画面を閉じてしまってコードを確認できなかったり、忘れてしまったりする場合は、AppleのHPに戻り「①確認コードを受信していませんか?」を左クリックして、受け取りたい方法を「②選択」してください。
受け取り方法を選択した後に、Appleデバイスにコードが届いているか確認してください。
4.AppleのHPに戻り、先ほど確認した「確認コード」を入力します。
5.「Apple IDとプライバシー」の画面が表示されたら、「次に進む」を左クリックします。
6.Apple IDの管理画面に切り替わるので、「パスワードを生成」の青文字を左クリックします。
7.「①パスワードのラベル」を入力→「②作成」を左クリックします。
【パスワードのラベルとは?】
パスワードのラベルとは、いつパスワードを生成したか管理画面で「ラベル」を確認できるものになります。
後で確認できるものなので覚えなくていいですが、何を行ったのかすぐにわかるような名前や文面に設定すると良いでしょう。
例:icloudメール windows10、Windows10のPCでicloudメールを使用、などなど
パスワードのラベルはあくまでセキュリティの観点から履歴として残るだけなので、その時に生成されたパスワードは残りません。
【パスワードのラベルを確認する方法】
1.「セキュリティ」の項目にある「編集」を左クリックします。 2.「履歴を表示」を左クリックします。 3.すると「App用パスワードが1個あります」と表示され、先ほど入力したラベルの日時と名前が表示され、ここで確認する事ができます。 |
8.作成をクリックした後に、「①App用パスワード」が生成されるのでコピー→よければ「②完了」を左クリックします。
※このパスワードは、Windows10のパソコンのメールアプリの設定画面に入力するまで、消さないでください。2度と発行されないので、どこかにとりあえず貼り付けておくことをおすすめします。仮に、忘れてしまった場合は、最初からやり直してください。
2.Windows10のメールアプリにパスワードを打ち込む
メールアプリを起動します。
1.左下にある「①スタート」ボタンを左クリック→下にスクロールしていき「②メール」を左クリックします。
2.「アカウント」の項目にある「①iCloud」のアカウントを右クリック→「②アカウントの修正」を左クリックします。
3.先ほどApple IDの管理画面でコピーした、「①パスワード」を貼り付ける→右下にある「②保存」を左クリックします。
4.メール画面に戻り「icloudのアカウントが最新ではありません」の表示が消え、無事にWindows10のパソコンのメールアプリの同期設定が完了しました。
「Windows10 メールアプリでiCloudアカウントの設定が最新ではありませんと表示された場合」の操作手順については以上になります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
その他にもアップルデバイスを、Windowsのパソコンの「カレンダー」や「People(連絡先)」などのアプリに同期して使用する場合も、Apple IDの管理画面からパスワードを生成して行う必要があるので、頭の片隅にでもこの仕組みを入れておくといいかも知れません。
お疲れちゃんでした!
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