この記事では、Windows10のパソコンで復元ポイントを削除する方法を案内しております。
この記事で得られること
Windows10のパソコンで、復元ポイントを削除する事で、HDDやSSDの空き容量を増やす事が出来る。
対象OSWindows10
目次
操作の案内の前に伝えておきたいこと
復元ポイントを削除したい方は、ほとんどの人がHDDやSSDの空き容量を増やしたい人だと思います。確かに復元ポイントは、HDDやSSDの容量を圧迫する一つの原因でもありますが、復元ポイントについてちゃんと理解できていない方は注意が必要です。
「復元ポイントはちゃんと理解できていまーす!」って方は、こちらをクリックしてください(削除する案内手順に移動します)。
以下の3つについて説明していきます。
1.管理者アカウントでログインしている必要がある
復元ポイントの削除は管理者アカウントでないと、実行できません。
現在ログインしているアカウントが、管理者かどうか確認したい方は下記を参照してください。
→「Windows10 現在ログインしているユーザー名と管理者なのかどうか確認する」
2.復元ポイントを削除するには2つの方法がある
復元ポイントを削除するには2つの方法があります。
- 全ての復元ポイントを削除
- 最新の復元ポイント以外の、古い復元ポイントを削除
1.全ての復元ポイントを削除
全ての復元ポイントを削除すると「ある一定の期間」はリスクを伴うことを覚えておきましょう。
「ある一定の期間」というのは、初期設定ではパソコンに「重要な変更」か「Windows Updateの更新プログラム」があった時に、復元ポイントが自動で作成されるようになっております。
全ての復元ポイントを削除した後に、復元ポイントが自動的に作成される流れは以下になります。
全ての復元ポイントを削除→次回のパソコン起動時、または、0時にWindowsが1週間以内に復元ポイントが作成されているかタスクスケジューラーによって探す→復元ポイントが無い事を確認し復元ポイントを自動的に作成する準備に入る→アイドル状態が10分続くと復元ポイントを自動的に作成
上記のような流れになりポイントはパソコンが「アイドル状態」に入るか入らないかです。
上記の理由により「全ての復元ポイントを削除」することはあまりおすすめできません。次に案内してある「最新の復元ポイントを残し、古い復元ポイントのみを削除」する事をおすすめします。ご自身で判断してください。
2.最新の復元ポイントを残し、古い復元ポイントのみを削除
「最新の復元ポイントを残し、古い復元ポイントのみを削除」については、先述した理由から、もしものための時に備えておくため、こちらで行うことをおすすめします。
3.復元ポイントには2つの役割がある
復元ポイントの役割は主に2つある事はご存じでしょうか?
- システムの復元
- シャドウコピー
1. システムの復元
システムの復元とは、パソコンが不安定になった場合に、パソコンを正常だった以前の状態に戻す事が出来る機能になります。パソコンに何か不具合が起きた時には、復元ポイントを利用してシステムの復元を行います。
2.シャドウコピー
シャドウコピーとは、誤って削除してしまったファイルを復元・復旧できる機能になります。
シャドウコピーの視点から見ると、復元ポイントを削除した以前の、誤って削除してしまったファイルを元に戻すことが出来なくなってしまいます。ファイルを元に戻すには別途ファイルを復元・復旧するソフトを用意する必要があります。
システムの復元と同様、「ある一定の期間」は復元ポイントがないため、シャドウコピーの機能は使えないことを認識しておきましょう。
復元ポイントの詳細については、以下の4つに分けて別の記事でまとめているので、必要であれば参照してみてください。
1. 復元ポイントの役割はシステムの復元とシャドウコピーがある
2. 復元ポイントを作成するには自動と手動の2種類の方法がある
3. 復元ポイントが自動で作成されるタイミングについて
4. 復元ポイントの容量と保存期間について
操作手順
では「Windows10 復元ポイントを削除する」案内に入ります。2つに分けて案内します。
1.全ての復元ポイントを削除する方法
・画面の左下にある検索ボックスに「①システムの復元」と入力→「②復元ポイントの作成」を左クリック。
・復元ポイントを削除したい「①ドライブ」を左クリックで選択→「②構成」を左クリック。
【複数ドライブがある場合】
Cドライブ以外がある場合は、各ドライブを選択し復元ポイントを削除する必要があります。
・復元ポイントを削除した場合に、HDDやSSDの空き容量がどれぐらい増えるのか確認したい場合は、「①現在の使用量」を確認します。よければ「②削除」を左クリック。
・「このドライブで、システムに加えた不要な変更を元に戻すことはできなくなります。続行しますか?」と表示されるので「続行」を左クリック。
・復元ポイントの削除が終わったら「復元ポイントは削除されました」と表示されるので「閉じる」ボタンを左クリック。
・先ほどの画面の「現在の使用量」が「0バイト」になっていることを確認して、画面を閉じて完了です。
2.最新の復元ポイントを残し、古い復元ポイントのみを削除
・検索ボックスに「①ディスククリーンアップ」と入力→「②ディスククリーンアップ」を左クリック。
・「ディスククリーンアップを実行するドライブを指定してください」と表示されるので、古い復元ポイントを削除したいドライブを選択します。
「ドライブ」を左クリック。
【ドライブが複数ある場合】
ドライブが複数ある場合は、ドライブごとに古い復元ポイントを削除していく必要があります。Dドライブ以降に関しては、復元ポイントは自分で設定をしていないと作成されていません。よくわからないのであれば、Cドライブの古い復元ポイントを削除した後に、Dドライブ以降のドライブも削除してみてください。
・「ドライブ」を左クリックで選択します。
・ドライブを選択したら「OK」ボタンを左クリック。
・読み込みが終わったら「ディスククリーンアップ」の画面になるので「システムファイルのクリーンアップ」を左クリック。
・さきほどのドライブの選択画面に戻るので、ドライブを選択しよければ「OK」ボタンを左クリック。
・「その他のオプション」を左クリック。
・「システムの復元とシャドウコピー」の中にある「クリーンアップ」を左クリック。
・「最新のシステム復元ファイル以外の古い復元ファイルを削除しますか?」と表示されるので、「削除」ボタンを左クリック。
・特にメッセージは表示されず最新の復元ポイント以外の削除はこれで完了なので、最後に「キャンセル」ボタンを左クリックで終わりです。
【注意点】
「OK」ボタンを押してしまうと先ほどの「ディスククリーンアップ」にチェックが入っているファイルが削除されてしまうので、注意しましょう。「キャンセル」ボタンを押しましょう。
「Windows10 復元ポイントを削除する」については以上になります。
今日も明日もあなたにとって良き1日となりますように^^
【関連記事】
→「Windowsの復元ポイントが自動で作成されるタイミングは1日1回?」
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