この記事ではWindows10のパソコンで、Microsoftのアカウントからローカルアカウントに切り替える方法を案内しております。
この記事で得られること
・Windows10のパソコンで、Microsoftのアカウントからローカルアカウントの変更方法を知ることが出来る
・Microsoftアカウントとローカルアカウントの関係性を知ることが出来る
対象OSWindows10
操作案内の前に伝えておきたいこと
Microsoftのアカウントからローカルアカウントに切り替える際に、注意点が4つあります。
1.1つのローカルアカウントに1つのMicrosoftアカウントが関連付けされている
2.Microsoftアカウントのパスワードが必要
3.既存のローカルアカウントは使用できない
4.保存していないデータは保存しておく
1.1つのローカルアカウントに1つのMicrosoftアカウントが関連付けされている
ログインする際に必要となってくるのが「ローカルアカウント」と言います。この「ローカルアカウント」は、ユーザーによって選ぶことができるのはご存知かと思います。
そして、「ローカルアカウント」には「標準ユーザー」と「管理者」の2種類のアカウントがあります。
Microsoftアカウントを作成する際に、この「ローカルアカウント」は「標準ユーザー」と「管理者」に限らず、1つの「ローカルアカウント」に1つの「Microsoftアカウント」のみ関連付けされています。
例えば、家族で使用している場合、ローカルアカウントが全部で以下の4つがあったとします。
・お父さん(管理者)
・お母さん(管理者)
・息子(標準ユーザー)
・娘(標準ユーザー)
お父さん(管理者)がMicrosoftアカウントと関連付けされていた場合、お父さんのアカウントのみMicrosoftアカウントが関連付けされています。
他の3人のアカウントには関連付けされていません。
よって、Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替えるには、お父さんのMicrosoftアカウントでログインし関連付けを解除します。
2.Microsoftアカウントのパスワードが必要
Microsoftアカウントの関連付けを解除し、ローカルアカウントに切り替える際に、Microsoftアカウントのパスワードが必要となってきます。
Microsoftアカウントのパスワードを忘れてしまった場合は、Microsoftの下記のページを参照して案内に従ってください。
→「Microsoft アカウントにサインインできない場合」
3.既存のローカルアカウントは使用できない
サインインしていないローカルアカウントを含む、全てのローカルアカウントは使用できません。
以下のアカウントを例に説明していきます。
※画像はWindows8/8.1ですが、Windows10でも一緒です。
案内の途中で、関連付けされていない他のローカルアカウント「2」「テスト」「Guest」のアカウント名を入力しようとすると、「この名前は既に使われています。別のユーザー名を入力してください。」と表示されます。
ここで入力するアカウント名は、「Microsoftアカウントに関連付けされているローカルアカウント名」か「新たにローカルアカウント名を作成する」のどちらかになります。仮に「Microsoftアカウントに関連付けされているアカウント名」を使用する場合は、その他のパスワードとパスワードのヒントを再度設定する必要があります。
勘違いしやすいですが、この「ローカルアカウントの切り替え画面」は、既存のローカルアカウントに切り替えるのでは無く、新たにローカルアカウントを作成すると言う事になります。
4.保存していないデータは保存しておく
アカウントがMicrosoftアカウントからローカルアカウントに切り替わるため、ログイン画面に戻ります。よって、シャットダウンと同じ原理になり、この時点で保存されていないデータは失われるので案内に入る前にデータは保存しておきましょう。
操作手順
では「Windows10 Microsoftのアカウントからローカルアカウントに切り替える」の案内に入りたいと思います。
・左下にある「①スタート」ボタンを右クリック→「②設定」を左クリック。
・下にスクロールしていきます。
・「アカウント」を左クリック。
・下にスクロールしていきます。
・「ローカルアカウントでのサインインに切り替える」を左クリック。
・「ローカルアカウントへの切り替え」の画面が表示されます。
「①現在ログインしているMicrosoftのアカウントのパスワード」を入力→「②次へ」を左クリック。
・「ローカルアカウントへの切り替え画面」になり、ユーザー名が表示されます。このユーザー名は、Microsoftアカウントと関連付けされたローカルアカウント名になります。ユーザー名は変えることは出来ますが、変えるとごちゃごちゃして混乱を招くことがあるので、表示されているユーザー名を使用する事をおすすめします。
・「操作案内の前に伝えておきたい事」でお伝えしましたが、既存のローカルアカウントでは無く、新たにアカウントを作成する事になるので「ユーザー名」「パスワード」「パスワードのヒント」を入力していきます。
※アカウント名以外を入力しなくても次に進めますが、不正ログインしようと被害があった際にログインできないようにするため、パスワードは設定する事をおすすめします。
「①必要な情報を入力」→「②次へ」を左クリック。
・ここで、Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替わりログイン画面に移行します。繰り返しになりますが、保存していないデータは失われてしまうので保存しておきましょう。
よければ「サインアウトと完了」ボタンを左クリックします。
・ログイン画面で「パスワード」を入力すれば「ローカルアカウント」でログインできます。
※ローカルアカウントのパスワードを設定していない場合は、デスクトップ画面になります。
・念のため、指定したローカルアカウントでログインできているかどうか確認するには、左下にある「①スタート」ボタンを左クリック→「②人のアイコン」にカーソルを持っていくと上にアカウント名が表示されます。
「Windows10 Microsoftアカウントからローカルアカウントに切り替える」については以上になります。
今日も明日もあなたにとって良き1日となりますように^^
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