仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する

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仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定することでパソコンを高速化することができる場合があるので、パソコンが重かったり遅かったりする場合は、一度、仮想メモリ(ページファイリング)を見直してみることをおすすめします。

仮想メモリ(ページファイリング)とは?

メモリ領域を一時的にHDD(ハードディスク)上に保存して、パソコンの速度の低下を防ぐ機能です。Windowsはまず初めに物理メモリを使い足りないものに関しては仮想メモリ(ページングファイル)を使うように自動的に設定されています。

物理メモリとは下記のようないわゆる物理的なメモリの事をいい、物理メモリをパソコンに取り付け、Windows(OS)が認識しているメモリの事を言います。

DIMM デスクトップパソコン用のメモリ
SO-DIMM ノートパソコン用のメモリ

4GBのメモリを搭載すれば物理メモリは4GBとなります。

例えばインターネットブラウザを立ち上げてインターネットを行っているときに、メモリが足りなくなって来た場合、パソコン(Windows)は動作が重くなったり遅くなったりするので、その問題を解決するために、HDD(ハードディスク)内の領域から読み込み、または書き込みが行われます。

いわゆる、HDD(ハードディスク)を物理メモリ代わりにするとも言えます。

そして、HDD(ハードディスク)を物理メモリ代わりにする事を仮想メモリ(ページングファイル)と言います。

仮想メモリ(ページングファイル)とは、

「メモリを最大限に生かすこと=パソコンの動作が重くならないようにする」ことが目的なのです。

ちなみにHDD(ハードディスク)はメモリと比べると読み書きが遅いので、仮想メモリ(ページングファイル)が正しく設定されているのにパソコンが重い場合は、メモリを増設するとパソコンの動作が軽くなるのはこのためです。

では一体、仮想メモリ(ページングファイル)の値はどのぐらいがいいのか?

詳細は後述します。

具体的なパソコン内でのデータの流れ

仮想メモリ(ページングファイル)の値を設定する前に、もう少し仮想メモリ(ページファイリング)を理解するためにデータの流れというものを簡単に触れていきましょう。

パソコンでどのようにデータが処理されているのか見てみましょう。

HDDからメモリに行きCPUに行くパソコンのデータの流れの説明

※上図はあくまで簡易版であって実際はもう少し複雑になってます


基本的なデータの流れはまずHDD(ハードディスク)からデータの情報が流れて、そのデータの情報がメモリに行き、最後にCPUに行きます。今度はその逆でCPUからメモリに行きHDD(ハードディスク)に行き、パソコンの中ではこのようにデータは行ったり来たりしています。

そして、メモリとHDD(ハードディスク)の間でデータを交換することをスワッピングと言います。

HDD(ハードディスク)はメモリよりも読み書きが遅いので、このスワッピングが頻繁に行われるとパソコンの処理速度は落ちてしまい、結果、パソコンが重いまたは遅いとなってしまいます。

物理メモリの容量が少ないパソコンだと仮想メモリ(ページファイリング)は、物理メモリの容量が多いパソコンより支援の効果は大きいですが、明らかに物理メモリの容量が足りてない場合は、結果として頻繁にスワッピング(HDDとメモリのデータの移行)が行われるのでパソコンが重くなります。

仮想メモリ(ページングファイル)を有効に設定するとパソコンが重くなる可能性がある

初期設定では仮想メモリ(ページファイリング)はCドライブに設定されています。

仮想メモリ(ページファイリング)がCドライブ(OSがあるドライブ)に設定されていると、メモリ領域の断片化がおこったときにWindows搭載のデフラグでは、CドライブにWindowsのシステムファイルがあるため、メモリ領域の断片化されたファイルを最適化することが出来ません。

断片化されたHDD(ハードディスク)は、アクセスする箇所が増えてしまい、結果、パソコンが重くなったり遅くなったりしてしまうのです。

※断片化について詳しく知りたい方は「デフラグで重いまたは遅いパソコンを高速化するために徹底的に追求してみる」の「2.断片化とは?」を参照してみてください。

仮想メモリ(ページングファイル)の断片化が起こってしまう理由

パソコン(Windows)を起動した直後は、初期サイズの仮想メモリ(ページングファイル)が作成されて、初期サイズで設定した容量が足りなくなると最大サイズを上限として自動的に拡大されます。

初期サイズと最大サイズに差がある状態で頻繁に仮想メモリ(ページングファイル)が作成されると、この時に断片化が起こってしまいます。

この理由から、初期サイズと最大サイズは一緒の値にしておくと仮想メモリ(ページングファイル)の断片化の発生を抑えることが出来ます。

仮想メモリ(ページングファイル)を断片化させないためには?

仮想メモリ(ページファイリング)を断片化させないためには、2つの方法があり、仮想メモリ(ページファイリング)を設定する前に下記の事を行っていたほうが断片化が防げるのでおすすめです。

①仮想メモリ(ページファイリング)の項目で「ページングファイルなし」に設定する

これはメモリが十分に足りている場合のみ有効です。「ページングファイルなし」にチェックを入れパソコンを再起動後、デフラグを実行します。

②別のHDD(ハードディスク)またはボリュームに仮想メモリ(ページファイリング)を設定する

HDD(ボリューム)が2つ以上ある場合または、パーティションでドライブを分けてある場合は、Cドライブ以外に仮想メモリ(ページファイリング)を設定すると、デフラグを行った際に綺麗に最適化することができますのでおすすめです。

仮想メモリ(ページファイリング)の値はどのぐらいに設定すれば最適なのか?

プログラムやアプリケーションソフトによっては仮想メモリを要求する場合があるので、仮想メモリ(ページファイリング)をゼロまたは無効に設定するのはあまりおすすめしません。

物理メモリが何らかの理由で使い切ってしまった場合は、処理ができず、開いてあるプログラムやアプリケーションソフトがエラーを起こし、固まってしまったり、パソコン(Windows)が不安定になる可能性があるからです。

インターネットを行っているときでも、動画など中には仮想メモリ(ページファイリング)が必須なものもあります。

ただ、仮想メモリ(ページファイリング)をゼロまたは無効に設定したからといって、パソコンが壊れるわけではないので、一度、ゼロまたは無効に設定して、色々プログラムやアプリケーションソフトを立ち上げて試してみるのもいいと思います。

例えば何かしらのプログラムやアプリケーションソフトを使用してて、エラーが出てしまいそのプログラムやアプリケーションソフトを閉じなければならなくなった時に、保存していないデータは全て失われます。

※一つ注意点としては、あまりにもHDD(ハードディスク)の断片化が進んでいると、パソコン(Windows)が起動できない場合もあります。仮想メモリ(ページファイリング)をゼロまたは無効にする設定は、自己責任でお願いします。


仮想メモリ(ページファイリング)の最適な値についての設定は、画像を使ってOSのバージョン毎に解り易く説明したいと思うので、お使いのOSを下記のリンクから選んでください。

仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する

・Windows7
「Windows7仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する」

・Windows8/8.1
「Windows8/8.1 仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する」

・Windows10
「Windows10 仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する」


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