Windows システムの復元を行う方法

この記事ではWindows7、Windows8/8.1、Windows10のパソコンで「システムの復元を行う方法」を案内をしております。

 この記事で得られること
Windowsのパソコンに何らかの不具合が起きた時に、以前の正常な状態に戻すことのできる「システムの復元を行う方法」を知ることが出来る。

対象OSWindows7、Windows8/8.1、Windows10

操作の案内の前に伝えておきたいこと

システムの復元を行うには、システムの復元というものをちゃんと理解しなければなりません。

例えば、あなたが車を運転しようとして、アクセルやブレーキが何処にあるのかもわからず、交通ルールも理解していない人がいたらどのようなことが起きるでしょうか?想像できると思います。

車の運転と一緒で、まずは、システムの復元とはどのような機能なのかを理解する必要があります。

何も理解しないままシステムの復元を行うと、最悪は「パソコンが起動できなくなってしまった」などの事態になってしまいます。

操作方法に関してもそれほど難しい作業では無いので、後悔しないためにも面倒くさがらずに一読しましょう。

一読した後は、安心してシステムの復元を行えることでしょう。

システムの復元の事はわかっていまーす!と言う方はこちらをクリックしてください(ページ内にあるOS毎の操作案内に飛びます)。

 

システムの復元とは?

システムの復元とは簡単に言うと、ゲームのデータのセーブポイントみたいなものです。セーブポイントを読み込み、過去の状態にパソコンを戻すことを言います。

そして、ゲームで言うセーブポイントは、パソコンでは「復元ポイント」を指します。

パソコンではこの「復元ポイント」を読み込み、パソコンを以前の正常の状態に戻します。

よって、「システムの保護が無効」になっており「復元ポイントが無い」場合は、システムの復元を行うことが出来ません。

「システムの保護」と「復元ポイント」についてよく解らない方は、後述の操作案内で説明していきます。ここでは触れないのでご了承ください。

 

システムの復元の使い方を間違っていませんか?

システムの復元の使い方を意外と間違って使用している方が多いようなので、3つに分けてまとめてみました。以下の3つは全て間違った認識です。

  1. 特定のアプリケーションをインストール後、パソコンの調子が悪くなった場合にシステムの復元を行う
  2. パソコンがウイルスに掛かってしまった場合にシステムの復元を行う
  3. データの復元・復旧したい場合にシステムの復元を行う

 

1.特定のアプリケーションをインストール後、パソコンの調子が悪くなった場合にシステムの復元を行う

システムの復元を行うと、インストールされたアプリケーションが削除される場合があります。

特定のアプリケーションをインストールして、パソコンが重くなったり不具合が起きた時に、アプリケーションを削除したいが為に、この「アプリケーションが削除される」機能を使いシステムの復元を行うのは間違っています。

アプリケーションを削除したいのであれば「プログラムと機能」から必ず削除しましょう。

不要なアプリケーション(プログラム)を削除したいのであれば下記を参照してください。

「Windows 不要なプログラム(アプリケーション)を削除する」

 

2.パソコンがウイルスに掛かってしまった場合

パソコンがウイルスに感染して駆除したいために、システムの復元を行う事は間違っております。パソコンはシステムの復元を行うとウイルスに掛かっていない正常の状態に戻りますが、何かソフトを起動したときにウイルスが起動するタイプだったり、独立したタイプのものになると駆除をしなければパソコンに残ったままになります。

仮に、システムの復元でウイルスを駆除できたとしても、いつ再発するかわかりません。ウイルスに感染したからといってシステムの復元を行うのは、大きな間違いです。

ウイルス対策ソフトで駆除しましょう。

 

3.データの復元・復旧したい場合

詳細は後述しますが、データを復元・復旧するためにシステムの復元を行う事は間違っています。

システムの復元はあくまで「システム(OS)」に関わる部分を元の状態に戻すので、データを復元・復旧は出来ません。

 

システムの復元を行う際の9つの注意点

システムの復元を行う前に、以下の9つについて自前にチェックしておきましょう。

1. 時間に余裕があるときに行う
2. ノートパソコンを使用している場合はACアダプターを接続する
3. 実行中の全てのアプリケーションは終了させておき、保存していないデータは保存しておく
4. 管理者のアカウントで行う
5. HDD・SSDの容量が128GB未満の場合、システムの復元が出来ない場合がある
6. 復元ポイントが作成されていない場合、システムの復元を実行することは出来ない
7. データは復元・復旧出来ない
8. インストールしたアプリケーションやドライバーは、再インストールが必要となる場合がある
9. バックアップは必ずとっておく

 

1.時間に余裕があるときに行う

環境によっては時間が掛かることがあるので、時間に余裕を持って行いましょう。操作を中断することは出来ず、時間が無いからといってシステムの復元の最中に電源を切ったりしてしまうと、パソコンが起動できない等の原因となるので、絶対に行ってはいけません。

 

2.ノートパソコンを使用している場合

ノートパソコンを使用している場合は、必ずACアダプターをパソコン本体に接続し、パソコンの電源が落ちないようにします。

システムの復元を行っている最中に電源が落ちてしまうと、最悪の場合パソコンが起動できなくなることがあります。

 

3.実行中の全てのアプリケーションは終了させておく

ここで言う全てのアプリケーションと言うのは、自分で起動したアプリケーションになります。

 

4.管理者のアカウントで行う必要がある

管理者のアカウントでログインするか、システムの復元を実行しようとしたときに管理者のパスワードが要求されるので、管理者のパスワードが必要となってきます。

 

5.HDD・SSDの容量を確認

HDDやSSDの容量が128G未満の場合、システムの復元が行えない場合があります。

HDD・SSDの容量を画像を見て確認したい方は、下記を参照してください。

「Windows HDD・SSDの容量の確認の仕方」

 

6.復元ポイントが作成されているか?

復元ポイントが作成されていない場合は、システムの復元を行うことが出来ません。復元ポイントを自前に確認してもいいとは思いますが、結局のところ2度手間になってしまいます。何故なら、復元ポイントの確認はシステムの復元を行う操作の途中で確認できるからです。まずはシステムの復元を起動してみましょう。

それでも今すぐに復元ポイントを確認したい方は、下記を参照してください。

「Windows システムの復元ポイントを確認する」

 

7.データは復元・復旧出来ない

システムの復元はデータを復元・復旧するものではありません。HDD・SSDの中には、システム(OS)を管理する領域とデータを管理する領域があり、HDD・SSDが一つしか搭載されていないパソコンでも、システム(OS)とデータの領域は独立しています。

よって、システムの復元を行うとシステム(OS)の領域のみの情報を書き換えるので、データを復元・復旧することは出来ません。

それと、システムの復元を行ってもデータは消えることはありません。

仮に、データの復元・復旧を行いたいのであれば、データの復元・復旧する専用のソフトを使用しなくても、Windowsに標準搭載されているものでデータを復元・復旧することが可能です。

必要であれば下記を参照してください。

「削除してしまったファイルをシャドウコピーで復元する方法」

 

8.インストールしたアプリケーションとドライバーは、再インストールが必要となる場合がある

例えば、8月1日の復元ポイントを使い10月15日にシステムの復元を行った場合、この間にインストールしたアプリケーションやドライバーは場合によっては削除されるので、再インストールが必要となってきます。

「場合によって」と言うあいまいな表現をしたのは、実際のところシステムの復元を行ってみないと解らないからです。「削除される」事を前提にしたほうがいいでしょう。

アプリケーションによっては再インストールする際に、IDやパスワード、プロダクトキーが必要となってくる場合があるので、自前に準備しておくことをおすすめします。

ちなみに、Windows Updateの更新プログラムも同様で、更新する必要があります。

 

9.バックアップは必ずとっておく

システムの復元を行ったからといって必ずしも、過去の状態に戻せるとは限りません。特にパソコンが不安定にある場合は、復元ポイント(過去の復元するために必要なデータ)が壊れている可能性があるからです。

壊れているデータをパソコンが読み込んでしまった場合、元に戻せる確率は低いでしょう。元に戻せないことも嫌だとは思いますが、最悪はパソコンが更に不安定になることです。

よって、仮に、パソコンが調子がいいといっても確実に戻せる保証は何処にもありません。

後悔しないように、最悪の事を想定して必ずバックアップを取りましょう。

 

長くなってしまったので、最後にまとめます。

【システムの復元を行う前にチェックしておきたい9つの事】
1. 時間に余裕があるときに行う
2. ノートパソコンを使用している場合はACアダプターを接続する
3. 実行中の全てのアプリケーションは終了させておき、保存していないデータは保存しておく
4. 管理者のアカウントで行う
5. HDD・SSDの容量が128GB未満の場合、システムの復元が出来ない場合がある
6. 復元ポイントが作成されていない場合、システムの復元を実行することは出来ない
7. データは復元・復旧出来ない
8. インストールしたアプリケーションやドライバーは、再インストールが必要となる場合がある
9. バックアップは必ずとっておく

OSを選択

「システムの復元方法」の操作案内については、OS毎に案内しております。下記から該当するOSをお選びください。

Windows7
「Windows7 システムの復元を行う方法」

Windows8/8.1
「Windows8/8.1 システムの復元を行う方法」

Windows10
「Windows10 システムの復元を行う方法」


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