Windows7 USBメモリをフォーマットをして使用できるようにする

この記事では、Windows7のパソコンで、USBメモリをフォーマットをして使用できるようにする方法を案内しております。

 こんな方におすすめ!
・USBメモリのフォーマットの仕方がよくわからない
・通常のフォーマットとクイックフォーマットどちらを選んでいいのかわからない
・フォーマットをするときに表示される各項目の説明が知りたい

対象OSWindows7

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操作の案内の前に伝えておきたい事

操作の案内の前に3つ伝えておきたいことがあります。

1.フォーマットは何故行わなければならないのか?
2.フォーマットをするとUSBメモリ内にあるデータは、パソコンから把握できなくなる
3.ノートパソコンはACアダプターを接続しておこう

1.フォーマットは何故行わなければならないのか?

USBメモリに限らずそうですが、記憶装置(HDDやSSDなど)を購入し、使用する場合は必ずフォーマットをする必要があります。

フォーマットをする意味とは「ファイルシステム」の再構築を行うためです。

この「ファイルシステム」は、何処にどのようなデータがあり、何処に保存していいのか把握してくれます。

ファイルシステムについての詳細を知りたい方は下記を参照してください。

2.フォーマットをするとUSBメモリ内にあるデータは、パソコンから把握できなくなる

フォーマットをするとUSBメモリ内にあるデータは、パソコンから把握できなくなります。

「データが削除される」というと若干表現方法が違うのですが、設定していた「ファイルシステム」がリセットされるので、実際にはデータは残っていますが、パソコンからは見れなくなると言う事になります。

データの復元ソフトで、データを復元できるのはこのためです。

しかし、データの復元ソフトを使用しても必ず復元できるとは限らないので、本当に削除していいのか、今一度、確認しておきましょう。

3.ノートパソコンはACアダプターを接続しておこう

バッテーリーが足りず途中で中断してしまうと、最悪の場合はUSBメモリが壊れる場合があります。

フォーマットには通常の「フォーマット」と「クイックフォーマット」がありますが、フォーマットに関しては時間が掛かり、USBメモリの容量が大きければ大きいほどさらに時間が掛かります。

よって、ノートパソコンを使用している場合は、念のためACアダプターを接続しておきましょう。

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操作手順

では「Windows7 USBメモリをフォーマットをして使用できるようにする」の操作手順に入ります。

・USBメモリをパソコンに接続した後に「①スタート」ボタンを左クリック→「②コンピューター」を左クリック。

USBメモリをパソコンに接続した後に「①スタート」ボタンを左クリック→「②コンピューター」を左クリック。

 

・「コンピューター」の画面が表示され、右側に現在接続しているUSBメモリが表示されます。フォーマットしたいUSBメモリを左クリックし背景が青く反転された事を確認します。

「コンピューター」の画面が表示され、右側に現在接続しているUSBメモリが表示されます。フォーマットしたいUSBメモリを左クリックし背景が青く反転された事を確認します。

 

「①リムーバブルディスク」を右クリック「②フォーマット」を左クリック。

「①USBメモリ」を右クリック→「②フォーマット」を左クリック。

 

・各項目の説明は以下になります。

各項目の説明は以下になります。

①容量

USBメモリの最大容量が表示れます。

②ファイルシステム

記憶装置(HDD・SSD・USBメモリなど)には、無数の仕切りで区切られ箱みたいなものがあり、その箱の中にデータは保存されます。

ファイルシステムと言うのは、何処の箱にどのようなデータがあるのかを管理してくれる機能の事を言います。

このファイルシステムが無いと、データが何処の箱に保存されているのか?またはデータを上書きしないために、空になっている箱は何処になるのか?と言った事が把握できないので、記憶装置として機能しません。

よって、必ずファイルシステムを設定する必要があります。

ファイルシステムを左クリックすると以下の3つが表示されます。

ファイルシステムを左クリックすると以下の3つが表示されます。

  1. NTFS
  2. FAT32(既定)
  3. exFAT

1.NTFS
Windows2000以降のパソコンのみで使用する場合は、「NTFS」を選びましょう。

2.FAT32(既定)
Windows98以降のパソコンとMacで使用する場合は、FAT32かexFATを選ぶことになります。FAT32では1つ注意点があり、1つの扱えるファイルが4GBと上限があります。

3.exFAT
WindowsXP以降のパソコンとMacで使用している場合は、exFATを選ぶことをおすすめします。FAT32と違い、1つの扱えるファイルの上限は16TB(16,000GB)となっております。


Windows2000以降のパソコンで使用する場合は、「NTFS」以外メリットはないです。WindowsXP以降のパソコンとMacで使用する場合は「exFAT」を選びましょう。

各ファイルシステムの違いについての詳細を知りたい方は、下記の記事を参照してください。

→「ファイルシステムの種類と違いについて」

③アロケーションユニットサイズ

アロケーションユニットサイズをクリックすると、サイズを変更することが出来ます。

アロケーションユニットサイズをクリックすると、サイズを変更することが出来ます。

アロケーションユニットサイズは、各ファイルシステムに依存するのでファイルシステムの種類によってサイズが違います。

「NTFS」のサイズを例にすると、各サイズの選ぶ理由は以下になります。

大きいサイズ
大きいサイズを選ぶ理由は、頻繁に使用するファイルが64KBの場合

小さいサイズ
小さいサイズを選ぶ理由は、頻繁に使用するファイルが512Bの場合

標準のアローケーションユニットサイズ
標準のアローケーションユニットサイズを選ぶ理由は、頻繁に使用するファイルが512B以上のファイルがたくさんある場合。


上記の事を理解できない方は「標準のアロケーションユニットサイズ」で大丈夫です。

アロケーションユニットサイズの意味については、説明するとかなり長くなってしまい本題からずれてしまうので、詳細を知りたい方は下記を参照してください。

「アロケーションユニットサイズの意味を深く理解する」

④デバイスの既定値を復元する

「②ファイルシステム」や「③アローケーションユニットサイズ」を初期の設定に戻したい場合は、「デバイスの既定値を復元する」を左クリックすることで出来ます。

⑤ボリュームラベル

ボリュームラベルとは、各記憶装置の名前になります。

【ボリュームラベル】
ボリュームラベル

 

ちなみにアルファベットは「ドライブレター」と言います。

【ドライブレター】
ドライブレター

 

この「ボリュームラベル」は、好きな名前を付ける事が出来ますが、ファイルシステムによって入力できる文字数は違います。ちなみに空欄のままでも大丈夫です。

この「ボリュームラベル」は、好きな名前を付ける事が出来ますが、ファイルシステムによって入力できる文字数は違います。ちなみに空欄のままでも大丈夫です。

⑥フォーマットオプション

フォーマットオプションには2つの項目があります。

  1. クイックフォーマット
  2. ms-dosの起動ディスクを作成する

1.クイックフォーマット

フォーマットには「フォーマット」と「クイックフォーマット」の2種類があり、チェックを入れるとクイックフォーマットになります。

「フォーマット」と「クイックフォーマット」の違いついては以下になります。

フォーマット

  • フォーマットをするのに時間が掛かる(容量が大きければ多いほど)
  • 不良セクター(読み込みと書き込みできない領域)をチェックして、不良の箇所があれば自動的に修復する

クイックフォーマット

  • 短時間でフォーマットすることが出来る
  • 不良セクターをチェックせず修復もしない

よく時間がない場合は「クリックフォーマットで大丈夫!」と言いますが、そんな事はありません。

新品な記憶装置(HDD・SSD・USBメモリなど)でも、不良セクター(読み込みと書き込みできない領域)がある場合があります。多少の不良セクターがあっても許容範囲内なので大丈夫ですが、この不良セクターが多くなればなるほど、例えば、HDDで言えばパソコンが起動できなくなったり、パソコンが重くなったりなど不具合が生じてきます。

USBメモリーで言えば、ファイルの読み込みや書き込みに時間が掛かったり、時にはエラーが出たりします。よほど時間がない場合以外は、フォーマットをするときはクイックフォーマットではなく、通常のフォーマットをするようにしましょう。

 

2.ms-dosの起動ディスクを作成する

Windows以前に使用されていたOSの事を「ms-dos」と言い、そのディスクを作成する場合はこちらにチェックを入れます。

ただし、Windowsの標準のフォーマットでUSBメモリをフォーマットしようとすると、グレーアウトになっておりチェックを入れることは出来ません。Windowsのパソコンで「ms-dosの起動ディスク」を作成したい場合は、フリーソフトなどでフォーマットする必要があります。

Windows以前に使用されていたOSの事を「ms-dos」と言い、そのディスクを作成する場合はこちらにチェックを入れます。ただしWindowsの標準フォーマットでは選択することが出来ません。


・よければ「開始」ボタンを左クリック。

よければ「開始」ボタンを左クリック。

【USBメモリ内にあるデータは全て削除される】
USBメモリ内にある全てのデータは削除されるので、フォーマットをする前に本当に削除していいのかもう一度確認しましょう。

 

「OK」ボタンを左クリックするとフォーマットが開始されます。

「OK」ボタンを左クリックするとフォーマットが開始されます。

 

・フォーマットが始まるので「緑色のバー」が右一杯になるまで待ちます。

フォーマットが始まるので「緑色のバー」が右一杯になるまで待ちます。

 

・「フォーマットが完了しました。」と表示されたら、最後に「OK」ボタンを左クリックして完了です。

「フォーマットが完了しました。」と表示されたら、最後に「OK」ボタンを左クリックして完了です。

関連記事

「chkdsk(チェックディスク)機能を使ってHDDのエラーをチェックして修復する」

「アロケーションユニットサイズの意味を深く理解する」

「MFTとは?Master File Table(マスターファイルテーブル)」

「MBR形式とGPT形式の違い(パーティション)」

 

「Windows7 USBメモリをフォーマットをして使用できるようにする」については以上になります。

お疲れさまでした^^


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