Windows10のPCで、ゴミ箱にファイルを捨てると完全に削除されてしまう時の対処方法を案内しています。通常はファイルを削除するとごみ箱に移動されますが、なぜか削除したファイルはゴミ箱には残らずファイルが完全に消えてしまっている場合があります、この場合は、ごみ箱の設定を見直してみましょう。
以下の方を対象としております
・ファイルを削除するとごみ箱に移動していない
・ファイルを削除してもずっとごみ箱が空のまま
対象OSWindows10
※Windows Updateの最新の更新プログラムにより内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。
操作案内の前に伝えておきたいこと
ファイルを削除すると、ゴミ箱に移動されずなぜかファイルが完全に削除されてしまう場合は、「ごみ箱のプロパティ」から「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」にチェックが入っているからです。
これを「カスタムサイズ」に変更する事で解決できます。
ここではこの方法を案内して行きます。
Windows10 ゴミ箱にファイルを捨てると完全削除になる時の対処方法の操作手順
では操作手順に入りたいと思います。
❶デスクトップにある「①ごみ箱」を右クリック→「②プロパティ」を左クリックします。
ごみ箱が見当たらない場合
ごみ箱が見当たらない場合は、以下の操作を行ってください。 ・デスクトップの「①何も無い所」を右クリック→「②個人用設定」を左クリックします。
・左の項目にある「テーマ」をクリックします。
・下にスクロールして行き「デスクトップアイコンの設定」をクリックします。
・「①ごみ箱」をクリックでチェックを入れる→下にある「②OK」ボタンをクリックします。 これでデスクトップに「ごみ箱」を表示する事が出来ます。 |
❷ゴミ箱のプロパティの画面が開きます。
このままだと名前が見にくいので「ごみ箱の場所」と「空き領域」にある所にカーソルを持って行き、「←→」が表示されたら左クリック長押しで掴み右に持って行きます。
❸これで「ごみ箱の場所」にあるドライブが何のドライブなのか確認する事が出来ます。
❹そしてドライブ毎に「空き領域」としてドライブの容量を確認する事が出来ます。
空き領域についての注意点
空き領域と聞くと「空いている容量」と勘違いしやすいですが、ここで言う空き領域は、使用容量も含まれている「ドライブ全体の容量」なので注意しましょう。
❺次に「①ドライブ」を選択→「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する」にチェックが入っているので、「②カスタムサイズ」をクリックして変更します。
カスタムサイズにある「最大サイズ」について
最大サイズとは、言い換えればごみ箱の容量になります。指定したサイズを超えると古いファイルから順に自動的に削除されて行きます。
およその値は以下になります。
・Cドライブ:OSが入っているドライブの場合→全体の14.5%16.5%
・DやEドライブなど:データ専用のドライブの場合→全体の16.5%~18.9%
よくわからなかったり、明らかに最大サイズが大きかったり小さかったりする場合は16%~17%を目安にしておくといいです。通常は、説明した値が入っているはずです。
❻他のドライブがある場合、同じ手順で「①ドライブ」を選択→「②カスタムサイズ」を選択→必要であれば「③最大サイズ」を変更します。
❼これで設定は終わりですが、最後に「削除の確認メッセージを表示する」について説明して行きます。
初期設定では「削除の確認メッセージを表示する」にチェックが入っています。
この意味は、ファイルを削除する際に「このファイルをごみ箱に移動しますか?」と言うメッセージを表示するか非表示にするかになります。
チェックを入れるとメッセージは表示され、チェックを入れないとメッセージは非表示になります。
ファイルを削除するたびに毎回確認するのは面倒くさいので、メッセージを非表示にして使用している方もいます。
メッセージを非表示にした場合でもごみ箱に移動されず完全削除されるのでなく、ごみ箱には移動されファイルは残るので、誤って削除してもごみ箱を空にしない限りファイルは復元する事が出来ます。メッセージの確認が面倒くさい場合は非表示にするのも一つの手です。
❽よければ最後に下にある「OK」ボタンをクリックして完了です。
以上になります。
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