Geforceグラフィックボードを交換する前の注意点と手順

NVIDIA Geforceのグラフィックボード、Geforce1050からRTX2060を例に交換する前の注意点と手順について説明していきます。注意点としてはグラフィックボードのドライバーを完全に削除してから、交換することをおススメしています。詳細については記事内で説明していきます。

 以下の方を対象としております
・Geforceのグラフィックボードの交換方法と注意点を知りたい

始めに:グラフィックボードの交換する際に必要なドライバーについて ※(重要)

グラフィックボードを取り付けてパソコンで使用するには「グラフィックボードのドライバー」が必ず必要となっていきます。

ドライバーは、ハードウェアをパソコン上で正しく使用できるための「架け橋」的な役割を果たし、グラフィックボードに限らず全てのハードウェア(キーボードやマウス、HDDやSSDなど)をパソコンで使用する際に必要です。

そして、グラフィックボードのドライバーは少し難点があり、インストールする際に注意点があります。

それは、ドライバーを「上書きインストールする」のか、または「古いドライバーを完全に削除してからインストールする」のか前もって決めておかなければなりません。

「上書きインストールする」または「古いドライバーを完全に削除してからインストールする」の違いについて、そして、どちらを選択するべきなのか説明していきます。

グラフィックドライバーの上書きインストールと完全削除について

1.グラフィックドライバーの上書きインストールについて
2.グラフィックドライバーを完全に削除するについて

1.グラフィックドライバーの上書きインストールについて

通常はグラフィックボードを交換した後に、パソコンの電源を入れれば、大体はパソコン側が勝手にドライバーを上書きインストールしてくれて正常な状態で使用する事ができます。仮にドライバーが見つからない場合は、インターネットに繋なげばWindows Updateの更新プログラムから自動的にインストールしてくれます。いわゆる「上書きインストール」になります。

しかし、この「上書きインストール」は、時として以下のような不具合が起きる場合があります。

・画面のちらつきが出る
・解像度がおかしい
・タスクバーが半分しか見えない
・ゲームをすると画面がカクカクして重い

などなど。

上記のような不具合は出る人は出て、出ない人は出ません。中にはグラフィックボードの交換を何十回しており、ドライバーを上書きしても問題が起きた事が無いなんて言う人もいます。

Windows10のパソコンからはあまりこういった不具合は少なくなったように思いますが、やはりできる限りリスクは回避したいのでドライバーを上書きインストールするのではなく、古いドライバーを完全に削除してから新しいグラフィックカードのドライバーをインストールする人もいます。

どちらがいいかと言うと一概には言えないのですが、個人的には「ドライバーを完全に削除する派」です。理由は、先述した不具合が起きたことを考えた上での判断です。ただし上書きインストールよりも若干手間が掛かかるので、面倒くさいという方は上書きインストールで行っても良いかもしれません。後はご自身で判断してください。

では次に、具体的にグラフィックドライバーを完全に削除するにはどうすればいいのか説明していきます。

 

2.グラフィックドライバーを完全に削除するについて

古いグラフィックドライバーを完全に削除するには、以下の手間が掛かります。

1.交換する前に新しいグラフィックボードのドライバーをインストールしておく
2.念のため何かあった時に備えてシステムの復元を行うため復元ポイントを作成しておく
3.現在使用しているグラフィックボードのドライバーを削除する
4.グラフィックボードを交換後PCの電源をつける時はインターネットに繋がらないように設定をしておく

これら4つの工程を踏む必要があり、なかなか面倒くさいです・・・。

しかし2~4の工程は、「Display Driver Uninstaller (DDU)」と言う無料のソフトを使用する事により、簡単にそして自動的に行ってくれるので大変おすすめです。ちなみにDisplay Driver Uninstaller (DDU)は、インストール型のソフトではなく、アプリをクリックして使えるので余計なソフトをパソコンにインストールしなくて済みます。

以上で注意点の説明は終えますが、どうしても時間が無かったり面倒くさいと思う方は、自前に何か準備をする必要はないのでグラフィックカードを交換した後に、グラフィックボードのドライバーを上書きインストールすれば完了です。

グラフィックボードを交換する手順

前置きが長くなりましたがグラフィックボードの交換手順の案内に入りたいと思います。繰り返しになりますが、ここで交換するグラフィックボードはGeforce GTX1050からGeforce RTX2060になります。

先述した通り、リスクを最小限に抑えたいのであれば、「1~4」の下記の手順通り行ってください。面倒臭くてグラフィックボードのドライバーを上書きする場合は、「手順2」以外を行ってください。

1.新しいグラフィックボードのドライバーをインストールしておく
2.Display Driver Uninstaller (DDU)をダウンロードして使用する
3.グラフィックボードを交換する
4.「1.」でダウンロードしたグラフィックドライバーをインストールする

1.新しいグラフィックボードのドライバーをインストールしておく

グラフィックボードの交換を行う前に、始めに新しいグラフィックドライバーをダウンロードしておきます。

新しいグラフィックボードのメーカーを確認して、下記のサイトから新しいグラフィックドライバーをインストールしてください。

「NVIDIAのドライバー」

インストールは後で行う
ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたファイルはそのままにして下さい。ダウンロードのみで1番最後にグラフィックドライバーはインストールします。ダウンロード先はデスクトップに置いておいた方が分かりやすいかと思います。
ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたファイルはそのままにして下さい。ダウンロードのみで1番最後にグラフィックドライバーはインストールします。ダウンロード先はデスクトップに置いておいた方が分かりやすいかと思います。

 

2.Display Driver Uninstaller (DDU)をダウンロードして使用する

Display Driver Uninstaller (DDU)のダウンロードの仕方と使い方については、下記の記事を参照してください。

「Display Driver Uninstaller (DDU)のインストールと使い方について」

 

3.グラフィックボードを交換する

ここから実際に古いグラフィックボードを外して、新しいグラフィックボードに交換する作業に入ります。ここではまずは古いグラフィックボードである「Geforce GTX1050」を外していきます。

グラフィックボード交換時の注意点
グラフィックボードの交換はパソコン内部を手で直接触るので、静電気には十分注意してください。特に冬場は危険です。最悪の場合はパソコンが起動しない事も考えられるので、手でパソコンケースの金属部分を触るかデスクなどの金属部分を触って放電してください。心配な方はやりづらいですが静電気防止の軍手をはめる事をおすすめします。

パソコンパーツを変える際に便利なアイテムとして「静電気防止の手袋」というものがあり、Amazonで約350円ほどで買えるので購入しておいて損はないかと思います。サイズに関しては、指先から手首までで185mm、人差し指の第2関節が10mmでLサイズでピッタリでした。

「SANWA SUPPLY 静電気防止手袋」


古いグラフィックボードの外し方

では実際に古いグラフィックボードを外していきましょう。

1.パソコンシャットダウンしたら、パソコンの裏側にある電源のスイッチを「I」から「〇」にして、電気の流れを遮断します。

【電気が流れている状態(I)】
電気が流れている状態(I)

【電技が流れていない状態(〇)】
電技が流れていない状態(〇)

 

2.「〇」にしたら約1分ほど待って完全に放電し、次にパソコン本体から電源ケーブルを抜きます。

「〇」にしたら約1分ほど待って完全に放電し、次にパソコン本体から電源ケーブルを抜きます。

 

3.電源ケーブルを抜いたら次に、モニターとグラフィックボードで繋がれているケーブル類(HDMIなど)を抜きます。

電源ケーブルを抜いたら次に、モニターとグラフィックボードで繋がれているケーブル類(HDMIなど)を抜きます。

パソコン側のケーブルを抜いたらグラフィックボードの交換を行っていきます。パソコンを横にして行った方がやりやすいので、出来れば全てのケーブルを外しておきましょう。

 

4.次にパソコンケースを開けます。ケースを開けたらグラフィックボードがどこにあるのか確認します。先ほどモニターとグラフィックボードで繋がれているケーブルを抜いたので、大体の位置はすぐに把握できるかと思います。

次にパソコンケースを開けます。ケースを開けたらグラフィックボードがどこにあるのか確認します。先ほどモニターとグラフィックボードで繋がれているケーブルを抜いたので、大体の位置はすぐに把握できるかと思います。

 

5.グラフィックボードを外していきますが、固定されているネジとロックを解除します。

グラフィックボードを外していきますが、固定されているネジとロックを解除します。

 

6.まずはネジを十字ドライバーで外します。補助電源が付いている場合は、補助電源も外してください。

まずはネジを十字ドライバーで外します。補助電源が付いている場合は、補助電源も外してください。

補助電源が付いている場合
(画像はRTX2060の交換するグラフィックボードになりますが、下図のように補助電源が付いているグラフィックボードもあるので外しておきます)
画像はRTX2060の交換するグラフィックボードになりますが、下図のように補助電源が付いているグラフィックボードもあるので外しておきます

 

7.次にグラフィックボードの先端にある「ピン」を指で下に押しながらグラフィックボードを引っ張り出します。なかなか抜けない事もあるので、その時は少し力を入れて引き抜いてください。

次にグラフィックボードの先端にある「ピン」を指で下に押しながらグラフィックボードを引っ張り出します。なかなか抜けない事もあるので、その時は少し力を入れて引き抜いてください。

 

8.グラフィックボードボードを外すことができました。

グラフィックボードボードを外すことができました。

 

新しいグラフィックボードに交換する

では次に新しいグラフィックボードに交換していきましょう。

1.今回新しく交換するグラフィックボードGTX2060は、2スロット分使用するので前もってもう1スロットのシャーシを空けておきます。

今回新しく交換するグラフィックボードGTX2060は、2スロット分使用するので前もってもう1スロットのシャーシを空けておきます。

 

2.外したスロットにRTX2060のグラフィックボードを差し込んでいきます。

スロットに差し込む前にまずはグラフィックカードの差し込みの金属部分と、パソコン側のマザーボードのスロットの部分が同じ形状になっているか確認します。

※金属部分にカバーやグラフィックボードの背面にビニールシートが貼られている場合は、外しておいてください。

【グラフィックボードの差し込み部分】
グラフィックボードの差し込み部分

【マザーボードのスロット部分】
マザーボードのスロット部分

 

3.スロットに差し込む時に位置がズレてハマらないことを避けるため、まずはグラフィックボードをシャーシ側(左側)にしっかりと当てます。

スロットに差し込む時に位置がズレてハマらないことを避けるため、まずはグラフィックボードをシャーシ側(左側)にしっかりと当てます。

 

4.次にスロットに差し込んでいき、右側にある「①ロック」が「カチッ」と音がなって上に上がり、グラフィックボードがしっかりと固定されている事を確認「②スロットとグラフィックボード」が水平になっている事を確認します。

※画像はカメラの角度が付いてしまい若干斜めになっていますが、ちゃんと刺さっている状態です。

次にスロットに差し込んでいき、右側にある「①ロック」が「カチッ」と音がなって上に上がり、グラフィックボードがしっかりと固定されている事を確認→「②スロットとグラフィックボード」が水平になっている事を確認します。

 

5.次に、ネジを止めます。

次に、ネジを止めます。

 

6.ネジを止めたら、グラフィックボードの右側(先端)の部分に補助電源を入れるポートがあるので、このポートに補助電源のケーブルを差し込みます。

※画像は8ピンですが、グラフィックボードによっては6ピン、8ピンが2つなど様々あります。ハイエンドなグラフィックボード程、ピンの数が多くなっていきます。

画像は8ピンですが、グラフィックボードによっては6ピン、8ピンが2つなど様々あります。ハイエンドなグラフィックボード程、ピンの数が多くなっていきます。

 

7.電源から伸びているケーブルの中にグラフィックボード用の補助電源があるので探します。

補助電源は「6ピン+2ピン」と分かれており、8ピンの場合はこの「6ピン+2ピン」で8ピンとなります。

【補助電源】
補助電源

【6ピンと2ピンを合わせた状態】
6ピンと2ピンを合わせた状態

 

8.補助電源には「①ストッパー」が付いているので、コネクターに差し込んだ時にグラフィックボードの「②凹んでいる部分」にストッパーが入るように上にくるようにします。

補助電源には「①ストッパー」が付いているので、コネクターに差し込んだ時にグラフィックボードの「②凹んでいる部分」にストッパーが入るように上にくるようにします。

 

9.補助電源のストッパーがグラフィックボードにハマり、カチッと音が鳴るまで押し込みます。

補助電源のストッパーがグラフィックボードにハマり、カチッと音が鳴るまで押し込みます。

 

10.これでグラフィックボードの交換は終わりました。下図はRTX2060取り付け後になります。思った以上にでかいです(笑)

これでグラフィックボードの交換は終わりました。下図はRTX2060取り付け後になります。思った以上にでかいです(笑)

 

11.電源ケーブルやモニター、その他抜いたケーブルを差し直して、電源のスイッチを「〇」から「I」に切り替えてパソコンを起動してください。

電源ケーブルやモニター、その他抜いたケーブルを差し直して、電源のスイッチを「〇」から「I」に切り替えてパソコンを起動してください。

パソコン起動後、新しいグラフィックドライバーのインストールを行うのでこのままお進みください。

 

4.「手順1」でダウンロードしたグラフィックドライバーをインストールする

最後に「手順1」でダウンロードした新しいグラフィックボードのドライバーをインストールをすれば完了です。作業自体は5分ぐらいで終わるのでもう少しです。

グラフィックボードは、GeForceのRTX2060に交換したのでここではGeForceのグラフィックドライバーをインストールします。

1.ダウンロードしていたドライバーをダブルクリックします。

ダウンロードしていたドライバーをダブルクリックします。

 

2.「現在、SmartScreenを使用できません」と表示されるので、「実行」をクリックします。

※この画面が表示される理由は、グラフィックボードを交換する前に「Display Driver Uninstaller (DDU)」で、パソコンを起動したときにインターネットに繋がらない設定をしていたためです。

「現在、SmartScreenを使用できません」と表示されるので、「実行」をクリックします。

 

3.グラフィックドライバーをインストールする場所を選びます。通常はCドライブに保存するのでこのまま「①OK」ボタンをクリックします。インストールする場所を変更するのであれば「②フォルダー」をクリックして指定してください。

グラフィックドライバーをインストールする場所を選びます。通常はCドライブに保存するのでこのまま「①OK」ボタンをクリックします。インストールする場所を変更するのであれば「②フォルダー」をクリックして指定してください。

 

4.グラフィックドライバーのインストール準備が始まるので待ちます。

グラフィックドライバーのインストール準備が始まるので待ちます。

 

5.ソフトが起動します。

ソフトが起動します。

 

6.グラフィックドライバーとGeForce Experienceをインストールする、またはグラフィックドライバーのみをインストールするか選びます。

ここでは「グラフィックスドライバーのみ」を選択します。

ここでは「グラフィックスドライバーのみ」を選択します。

GeForce Experienceについて
GeForce Experienceとはインストールしているゲームを最適化したり、スクリーンショットや録画などが出来るアプリケーションになります。必要であれば選択します。

 

7.GeForce Experiencはこのパソコンではインストール済みなので、ここではドライバーのみをインストールします。

「①NVIDIA グラフィックスドライバー」をクリック「②同意して続行する」をクリックします。

「①NVIDIA グラフィックスドライバー」をクリック→「②同意して続行する」をクリックします。

 

8.「インストールオプション」の画面に移り、「高速(推奨)」または「カスタム(詳細)」を選んでいきます。

余計なソフトを入れないために、ここではカスタム(推奨)をおススメしています。

「①カスタム(詳細)」をクリック→「②次へ」をクリックします。

「①カスタム(詳細)」をクリック→「②次へ」をクリックします。

 

9.「①グラフィックスドライバー以外」にチェックが入っているので全て外す右下にある「②インストール」ボタンをクリックします。

※「インストール」のボタンが移っている画像を撮り忘れてしまいました。見づらくなってしまい申し訳ないです・・・。

「①グラフィックスドライバー以外」にチェックが入っているので全て外す→右下にある「②インストール」ボタンをクリックします。

 

10.グラフィックドライバーのインストールが始まるので待ちます。

グラフィックドライバーのインストールが始まるので待ちます。

 

11.グラフィックドライバーのインストールが完了したら、最後に「閉じる」ボタンをクリックして完了です。

グラフィックドライバーのインストールが完了したら、最後に「閉じる」ボタンをクリックして完了です。

パソコンの再起動を促す画面が表示されなくても、念のためパソコンの再起動をしておきましょう。

以上になります。お疲れ様でした!


 
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