Windows11のPCで、ユーザーアカウント制御(UAC)を有効または、無効に設定する方法を案内しています。ユーザーアカウント制御には4つのレベルがあり、どのレベルだとユーザーアカウント制御が働いてしまうかも説明しています。そして、ユーザーアカウント制御は一時的に無効にしたい時がありますが、セキュリティの面から考えると再度有効に戻しておいた方がいいです。詳細については記事内で説明していきます。
以下の方を対象としております
・ユーザーアカウント制御(UAC)の画面を有効・無効に設定したい
対象OSWindows11
操作案内の前に伝えておきたいこと
ユーザーカウント制御とは下図の事を言います。
このユーザーアカウント制御について、操作案内の前に2つ伝えておきたいことがあります。
1.ユーザーアカウントが起動するときのタイミングについて
2.無効にする場合は管理者でログインする必要がある
1.ユーザーアカウント制御が起動するときのタイミングについて
ユーザーアカウントが起動するタイミングは、以下の3つになります。
- アプリケーションをインストールするとき
- ドライバーをインストールするとき
- パソコンの設定を変更するとき
ユーザーアカウント制御の役割はこのような作業を行うときに、本当にアプリケーションやドライバーなどをインストールしていいのかの確認など、セキュリティ保護に役立ちます。
知らず知らずのうちに設定を変更してしまったりといったことも、防ぐことが出来ます。
一時的に無効にするのはいいですが、セキュリティの観点から再度有効に戻しておくことをおすすめします。
ユーザーアカウント制御について詳しく知りたい方は、下記の記事を参照してください。初心者の方でも理解できるようにしています。
2.無効にする場合は管理者でログインする必要がある
管理者でなく標準ユーザーでログインしている場合は、管理者のパスワードが必要となってきます。
そして、ユーザーアカウント制御には4つのレベルがあり、下2つの項目を選ぼうとすると「この設定を選択するには、このコンピューターに管理者としてログオンする必要があります。」と表示され、OKボタンを押して設定を完了させることが出来ません。
無効にしたい場合は1番下のレベルを選ぶことになるので、管理者でログオンする必要があります。
操作手順
では操作手順に入りたいと思います。
1.タスクバーにある「①設定」をクリック→上に表示された検索窓に「②ユーザーカウント制御」と入力→下に表示された「③ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。
ユーザーアカウント制御の画面が表示された場合
管理者の「パスワード」を入力します。 ※PINを設定している場合は、PCログイン時に入力したPINのパスワードを入力し、PINを設定していない場合は、アカウント作成時に設定したパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合は、空白のまま「Enterキー」を押してください。 |
2.ユーザーアカウント制御の設定の画面が開きます。
全部で4つのレベルに分かれており「棒」を左クリック長押しで掴み上下に移動する事で、レベルを変えることが出来ます。
3.各レベルの説明に関しては、先ほどの棒を動かして設定すると右側に「説明文」が表示されるのでここで確認する事が出来ます。
4.ユーザーアカウント制御には「4段階のレベル」があり、ユーザーアカウント制御が働き画面が表示されるかどうかは以下になります。
※〇がユーザーアカウント制御の画面が表示され、Xは表示されません。セキュリティの観点からすると「レベル1」がもっとも強く「レベル4」が最も弱いです。
レベル①(強) | レベル②(中) | レベル➂(中) | レベル④(弱) | |
アプリケーションやドライバーのインストール時 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
選択するまで他の作業を行えないようにする | 〇 | 〇 | × | × |
パソコンの設定を変更しようとした時 | 〇 | × | × | × |
5.ユーザーアカウント制御を有効にするには①~③を選択します。
6.ユーザーアカウント制御を無効にする場合は、④を選択します。
7.後は右側にある「説明文」と照らし合わせて、ご自身の合った環境を選択します。
8.よければ下にある「OK」ボタンをクリックします。
これでユーザーアカウント制御の設定は終わりです。
OKボタンをクリック後、ユーザーアカウント制御の画面が表示された場合
1番最初にユーザーアカウント制御を開いた時と同様に、管理者のパスワードを入力します。 |
繰り返しになりますが、ユーザーカウント制御を無効にした場合は、セキュリティ保護のため①~③のどれかに戻しておきましょう。できれば②以上のレベルがおすすめです。
以上になります。
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