Steamで購入したいゲームが、自分のPCで快適に動作するかどうか確認するためには、推奨スペック(システム要件)を確認することが大切です。本記事では、Windows PCでSteamのゲームのシステム要件を簡単に確認する方法を解説します。ゲームの動作に必要なプロセッサー(CPU)、メモリ、グラフィックカード(GPU)など、各項目の説明も併せて行います。これで、PCがゲームの推奨スペックを満たしているか一目で分かるようになります。
以下の方を対象としています
・自分のゲームが推奨スペックを満たしているのか確認したい
・システム要件の各スペックの意味を知りたい
※Steamクライアントのアップデートにより案内が異なる事もありますが、その際はご了承ください。
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システム要件について
Steam限らずですが、ゲームには必ず「システム要件」と言うものがあり、このシステム要件をクリアしていないとゲームを起動できても、動きがカクカクしてしまったりPCが固まってしまいゲームをプレイできなくなってしまいます。
最近PCを購入して自分のPCがハイスペックであれば気にしなくてもいいですが、PCを購入して月日が経っている場合や、他のゲームでカクツキを感じたりする場合は、新しいゲームを購入する際は「システム要件」を確認した方がいいでしょう。
スペックに不安があればデモ版で試すのも1つの手
無料のゲームであればインストールしてみて試すのも1つの手ですが、購入しようとしているゲームが有料でどうしても不安な場合は、ゲームによっては「デモ版」があるのでこのデモ版をダウンロードして試してみるのもいいでしょう。
→「Steam デモ版」
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Windows7、Windows8/8.1は注意
2024年1月1日以降、Windows7、Windows8/8/1では、Steamクライアントを実行する事は出来ません。
→「Windows 7およびWindows 8のサポート」
Steamでゲームの推奨スペックであるシステム要件の確認方法(Windows)の操作手順
では操作手順に入りたいと思います。
1.推奨スペックを確認したいゲームをSteam内で開いたら「下にスクロール」して行きます。
2.下にいくと「システム要件」と出てくるので、ここで推奨スペックの確認を行います。
3.システム要件は「①最低」と「②推奨」の2つの要件があります。
①最低
ゲームが動作するための最低限のPCスペック。グラフィックやパフォーマンスが劣る可能性があります。
- ゲームが「動作する」ことを保証しますが、グラフィックスの品質やフレームレートが低い場合があります。
- 低い解像度や低品質のグラフィックス設定でプレイすることが前提となります。
- 処理速度やレスポンスが遅くなることがあるので、滑らかなゲーム体験は期待できないかもしれません。
②推奨
高品質のグラフィックスやパフォーマンスで快適にプレイするためのPCスペックです。
- より高い解像度、滑らかなフレームレート(通常60 FPS以上)で、ビジュアルの品質を上げてプレイできます。
- グラフィック設定を「中〜高」設定にして、パフォーマンスが最適化された状態でゲームを楽しむことができます。
- 特に最新のゲームでは、推奨要件に適合するPCがあれば、全体的なゲーム体験が大幅に向上します。
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4.続いて各項目の説明に入りたいと思います。
①64ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OSのビット数を意味します。
Windows10では64ビットと32ビットがあり、通常は64ビットを使用します。
Windows11では32ビットは廃止になり、64ビットのみになります。
ビット数を確認したければ下記の記事を参照して下さい。
→「Windows パソコンのビット数を確認する方法」
➂プロセッサー
プロセッサーとは「CPU」の事を指します。
CPUはPCの頭脳で、全てのデータ処理を指揮します。性能が高いほど、ゲームのロードや処理が速くなります。
CPUのメーカーには「INTEL」と「AMD」があり、PCは基本的にはこのどちらかのCPUが使用されています。
④メモリ
メモリは一時的なデータを保存し、ゲームやアプリの動作がスムーズになるために必要です。少なすぎるとゲームがカクついたり動作が重くなります。
ここに表示されているメモリはこのゲームを動かすのに必要なメモリなので、例えば、何か調べながらゲームをする際にブラウザを起動したり、何かのツールを使いながらゲームをするとまず足りなくなります。
特にブラウザはタブを開けば開くほどどんどんメモリを使うので、予算が許すのであれば大げさではなく、余裕をもって「推奨」で表示されている倍のメモリ容量を積みたいところです。
⑤グラフィック
グラフィックカードやビデオカードと呼ばれ、パソコンで映像や画像を表示するための部品です。
メーカーは「NVIDIAのGeforce」もしくは「AMDのRADEON」となっており、ゲームをするならビデオカードは「NVIDIA」とほぼ一択となっています。
高性能なグラフィックカードほど、ゲーム内の設定で「高」設定や「最高」設定でプレイできるので、予算が許して奇麗なグラフィックでプレイしたいのであれば高性能なグラフィックカード選ぶといいでしょう。
⑥DirectX
DirectX(ダイレクトエックス)は、Windowsパソコンでゲームやグラフィック処理を快適に動作させるためのソフトウェアの集まりです。特に、ゲームをスムーズに動かすために必要なグラフィックや音声、映像、入力装置(マウスやキーボード)の処理を効率的に行うために使われます。
自分のDirectXのバージョンを確認したい場合は、下記の記事を参考にしてください。
→「Windows11 DirectXのバージョンを確認する方法」
⑦ストレージ
1つのゲームの容量が記載されています。
近年では100GB近いゲームもあるため、ストレージの容量が足りなくなってしまう事もあります。
Steamではもうプレイしないであろうゲームに関しては、容量圧迫を回避するため、アンインストールしている人が多いです。
アンインストールしてもセーブデータなどのゲームは、インストールしたときにまた引き継げるので安心です。
HDDとSSDについて
ストレージにはHDDとSSDがありますが、できるのであればSSDにしましょう。
SSDの方が読み込み速度も書き込み速度もスピードが速く、理論値では最大35倍も速度が違うと言われています。
下記は海外のYoutubeチャンネルですが、各ゲームのロード時間をHDDとSSDでどれぐらい違うのか比較しています。ゲームによっては20倍以上SSDの方がロード時間が早いです。
この動画を見たら迷わずSSDを選択するでしょう。
→「Regular HDD vs Fastest SSD PCIe 5.0 Loading Games」 |
⑧サウンドカード
普段、WindowsのPCから音が出ていれば何でもいいです。
Windows11で自分が使用しているPCのスペックを確認したい場合は、下記の記事を参考にしてください。
以下のスペックを案内しています。
- PC名
- CPU
- メモリ
- ストレージ(HDD&SSDと各ストレージの容量)
- ビデオカード
- OSとエディション
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以上になります。
あわせて読みたい記事
→「Windows HDDなのかSSDなのか確認する方法」
→「Windows グラフィックボード(ビデオカード)とディスプレイの確認方法」
→「Windows11 HDDやSSD、USBメモリの型番を確認する4つの方法」
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