Windows8/8.1のパソコンで、ファイルやフォルダーを完全に削除する方法を案内しています。ここでの「ファイルの完全削除」と言うのは、削除した後にごみ箱に移動せずその場での削除になります。
以下の方を対象としております
・HDDやSSDの容量を確保したい
・人に見られたくないファイルがある
・削除したファイルがごみ箱に行くのを止めたい
対象OSWindows8/8.1
※Windows Updateの最新の更新プログラムにより内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。
操作案内の前に伝えておきたいこと
ファイルやフォルダーを削除すると、ごみ箱に移動されます。
この時点ではまだファイルはパソコン上に残っており、パソコン上から完全に削除するにはごみ箱を空にする必要があります。
そして、厳密にいうとパソコン上からはファイルは消えて見えますが、その領域に次のファイルが上書きされるまで、復元ソフトで復元出来てしまいます。
ここで説明すると長くなってしまうので、興味のある方は下記の記事を参照してみて下さい。
本当の意味でパソコンからファイルを完全に削除するには、以下の2つのいずれかを行う必要があります。
- 物理的にハンマーなどを使いHDDやSSDを破損させる
- ファイルを完全に抹消するソフトを利用する
ここで紹介している「完全に削除する」とは、「パソコン上からは見えなくなると言う事」と「HDDやSSDの空き容量を確保する事が出来る」の2つになります。個人情報の漏洩を心配している方は、上記のいずれかの方法で行う必要があります。
Windows8/8.1 ファイルやフォルダーを完全に削除する方法の操作手順
では操作手順に入りたいと思います。
1.ファイルやフォルダーを完全に削除する
2.毎回キーボードを押さず完全に削除する
1.ファイルやフォルダーを完全に削除する
1.完全に削除したい「ファイルまたはフォルダー」をクリックして選択します。
2.選択したことを確認し、キーボードの「Shift」を押しながら「Delete」を押します。
3.「このファイルを完全に削除しますか?」とメッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。
これでごみ箱には移動せずパソコンからファイルを完全に削除する事が出来ました。
2.毎回キーボードを押さず完全に削除する
毎回キーボードを押すのが面倒くさいという方は、通常のファイルやフォルダーを削除するやり方で、完全に削除できる方法があります。
しかし、デメリットとしては、削除したファイルはごみ箱に移動されずそのまま完全に削除されてしまい、ファイルやフォルダーは元に戻せなくなってしまうのであまりおすすめはできないですが、それでもいいのであれば案内に従って参考にしてみてください。
まず始めにデスクトップにごみ箱のアイコンを表示させなければなりません。
デスクトップにごみ箱のアイコンが無い場合は、下にある+ボタンを押して、デスクトップにごみ箱を表示させて下さい。
1.「①ごみ箱」を右クリック→「②プロパティ」を左クリックします。
2.「ごみ箱のプロパティ」が開きます。
まず始めにドライブが見やすくなるように設定します。
Cドライブのみの場合は「ごみ箱の場所」には1つしかないですが、DドライブやEドライブなど複数ある場合はそのドライブ分だけ表示されます。
3.複数ドライブがある場合は見にくいので、「ごみ箱の場所」の項目を広げます。
「ごみ箱の場所」と「空き領域」にある「線」を左クリック長押しで掴み、右に引っ張りマウスから手を離します。
4.これで各ドライブの名前が見やすくなりました。
5.次にすぐに削除したいドライブを選び設定していきます。
「①ドライブ」をクリック→「②ごみ箱にファイルを移動しないで。削除と同時にファイルを消去する」に左クリックでチェック入れる。
※複数ドライブがある場合は、各ドライブごとに設定を行ってください。
6.よければ最後に下にある「OK」ボタンをクリックして完了です。
削除の確認メッセージを表示するについて
「削除の確認メッセージを表示する」にチェックが入っていないと、下図の「ファイルを削除する際の確認メッセージ」が表示されないので、間違えを防ぐためにもチェックは入れたままにする事を強くおすすめします。 【削除の確認メッセージを表示するにチェックが入っている状態】 【ファイルを削除する際の確認メッセージ】 |
デスクトップにごみ箱を表示した方でごみ箱のアイコンを非表示にしたい場合は、こちらに戻り「ごみ箱」のチェックを外してください。
以上になります。お疲れさまでした!
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