この記事では、Windows7、Windows8/8.1、Windows10のパソコンで、Windows Updateの更新プログラムが終わらなかったり、失敗したりする場合の対処方法として「Windows Updateコンポーネントを手動でリセットしてWindows Updateエージェントを最新のバージョンにする」の案内をしております。
対象OSWindows7、Windows8/8.1、Windows10
この記事で得られること
Windows7、Windows8/8.1、Windows10のパソコンで「Windows Updateコンポーネントを手動でリセットする方法」と「Windows Updateエージェントを最新のバージョンにする方法」の2つを知る事が出来る。
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操作の案内の前に伝えておきたいこと
「Windows Updateの更新プログラムが終わらない・失敗する原因と対処方法」の記事を読んでいない方は、まずこちらの記事から参照してください。Windows Updateの更新プログラムが終わらない・失敗する等について、効率のいい手順を案内しております。
操作案内の前に2つ伝えておきたいことがあります。
1.トラブルシューティングツールでWindows Updateのコンポーネントをリセットできる
2.注意点
1.トラブルシューティングツールでWindows Updateのコンポーネントをリセットできる
トラブルシューティングツールには以下の2種類があります。
- パソコン内から使用する(簡易的な問題の改善)
- MicrosoftのHPからダウンロードして使用する(幅広い問題の改善)
トラブルシューティングツールをMicrosoftのHPからダウンロードして使用すると、自動でWindows Updateのコンポーネントのリセットする事が出来ます。
ただし、MicrosoftのHPからトラブルシューティングツールをダウンロードして使い、自動でWindows Updateのコンポーネントのリセットしても駄目だった場合は、コマンドプロンプトからWindows Updateコンポーネントを手動でリセットした後に、Windows Updateエージェントを最新のバージョンにしてみましょう。
この記事では「コマンドプロンプトからWindows Updateコンポーネントを手動でリセット」を行った後に「Windows Updateエージェントを最新のバージョンにする」方法を案内しております。
2.注意点
注意点は2つになります。
【注意点1】
Windows10では、Windows Updateエージェントを最新のバージョンに更新するには、更新プログラムの中に含まれているのでダウンロード不要です。よって、コンポーネントを手動でリセットするだけになります。案内の途中で再度、お知らせします。
【注意点2】
コマンドプロンプトではレジストリを書き換えたりするので慎重に行っていきましょう。そして、操作を誤ると深刻な問題が発生する事があるので、必ずレジストリのバックアップを取っておきましょう。
レジストリについて解らない方やバックアップの仕方について知りたい方は、下記を参照して下さい。
専門用語が並んできますが、メモ帳などにコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けるだけなので、初心者の方でも簡単にできる作業です。焦らずゆっくり行って行きましょう。
メモ帳の開き方がわからない方は下記を参照して下さい。
→「メモ帳の起動の仕方」
では、先述した通り以下の2つに分けて案内していきます。
1.コマンドプロンプトもしくはPowerShellからWindows Updateコンポーネントを手動でリセットする方法
2.Windows Updateエージェントを最新バージョンに更新する
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1.コマンドプロンプトもしくはPowerShellからWindows Updateコンポーネントを手動でリセットする方法
まずは「Windows Updateコンポーネントを手動でリセット」して行きます。コマンドプロンプトもしくはPoweShellどちらでもいいので起動しましょう。
Microsoftの記事を参考に案内しており、Microsoftの記事が読みやすいようでしたらそちらをご覧になって下さい。
コマンドプロンプトの起動の仕方が解らない方は下記を参照して下さい。
→「コマンドプロンプトの起動方法」
・真っ暗な画面が出てきて「コマンドプロンプト」の画面になります。ここにBitsサービス、Windows更新プログラムのサービス、暗号化サービス等を停止したり削除していきます。
※画像はWindows7です
では早速、これから紹介するコマンドをコマンドプロンプトに打ち込んで行きます。パッチファイルとして全てのコマンドを一気に行う方法もありますが、Microsoftではそのような説明が無いので、面倒ですが確実に行うためこのような方法で案内しています。
一気にコピーして貼り付けていく項目もありますが、基本的には一つ一つコピーしていきコマンドプロンプト上で貼り付けをしてEnterキーを押していきます。その都度説明していきます。
①Windows Updateに関連する、BITSサービス、Windows更新プログラムサービス、暗号化サービスを停止します。
以下を一気にコピーするのではなく一行ずつコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けEnterキーを押していきます
net stop bits
net stop wuauserv
net stop appidsvc
net stop cryptsvc
「net stop bits」をコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けてEnterキーを押す
「net stop wuauserv」をコピーしてコマンドプロンプトに貼り付けてEnterキーを押す
このように一つ一つコピーして貼り付けていきます。
②BITSサービスのファイルを削除する
Qmgr*.dat ファイルを削除します。
以下をコピーして、コマンドプロンプトに貼り付けキーボードのEnterキーを押します。
Del”%ALLUSERSPROFILE%\ApplicationData\Microsoft\Network\Downloader\qmgr*.dat”
③Windows Updateの更新プログラムの関連するフォルダの名前を変更する
「Windows Updateコンポーネントを手動でリセットしてWindows Updateエージェントを最新のバージョンにする」については以上になります。
お疲れ様でした!うまくいくといいですね^^
「Windows Updateエージェントを最新バージョンに更新」まで試みましたが、事態は改善しません。他の方法があれば、よろしくご教示ください。
コメントありがとうございます。
OS等、環境を教えていただけると幸いです。
Windows Updateのエラーは様々な問題が重なり起きる可能性があります。
「Windows Updateエージェントを最新のバージョンにまで試みた」と書いておりますが、下記を参考にして行ったのでしょうか?
Windows Updateが進まなかったり終わらなかったり失敗する原因と対処方法
Windows Updateエージェントを最新のバージョンにする前に、Windows Updateをコンポーネントを手動でリセットする必要があります。
お済みでないようでしたら、下記を参考に行ってみてください。
Windows Updateコンポーネントを手動でリセットしてWindows Updateエージェントを最新のバージョンにする
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