Windows11のPCで、Windows Updateの更新プログラムを削除する方法を案内しています。操作手順に入る前になぜ更新プログラムを削除しなければならないかについて簡単に触れていきます。そして、更新プログラムで症状が改善しない場合はシステムの復元を行うのも一つの方法です。詳細については追って説明していきます。
以下の方を対象としています
・更新プログラムを削除する方法を知りたい
・PCや周辺機器に何かしらの不具合が出てしまった
対象OSWindows11
※Windows Updateの更新プログラムの状況により、内容が変更されることがありますがその際はご了承ください。
目次
Windows Updateの更新プログラムを削除する理由
更新プログラムを削除する理由は様々あり、主な理由は以下になります。
1.一部のアプリが使えない事がまれにある
2.何かしらの原因で更新プログラムがうまく適用されていない
3.特定の周辺機器に不具合が生じる
1.一部のアプリが使えない事がまれにある
特定のアプリを起動するとエラーが出たり挙動がおかしくなったり、PCが重くなったりする事があります。
2.何かしらの原因で更新プログラムがうまく適用されていない
一例として更新プログラムに限った事ではないですが、何かをダウンロードする時にインターネットの回線が遅かったり途中で気づかないうちに一瞬切れてしまうなどした場合、アプリやファイルが破損している事があります。これは更新プログラムにも言えることで、更新プログラムがうまく適用されない事があります。
この場合は、インストールした更新プログラムを一度削除し、再度同じ更新プログラムを適用する事で改善する事があります。
3.特定の周辺機器に不具合が生じる
最新の更新プログラムをインストールすると、以下の症状が生じる事があります。
- モニターがチラつく
- PCが重くなった
- マウスやキーボードの調子がおかしい
などなど。
このような症状が出た時、ドライバーを再インストールしたり以前使用していたドライバーを使用すれば大体直ります。
更新プログラムを削除する前に考えておくべきこと
Microsftは更新プログラムの削除は推奨していませんが、まれに不具合が出るのも事実です。
更新プログラムはセキュリティ関連が多く、削除するという事は簡単に言うとPCのセキュリティレベルが下がり最新のウィルスに適応できない事になります。
よって、更新プログラムを削除する前に、一度、最新の更新プログラムがないか確認する事を強くおすすめします。
問題があった日から日にちが経っている場合、もしかすると最新の更新プログラムがWindows Updateにより配信されているかもしれません。
一度、最新の更新プログラムがないか確認してみましょう。
→「Windows11 Winodws Update更新プログラムの確認とインストール方法」
更新プログラムを削除する
では操作手順に入りたいと思います。
更新プログラムの削除は「Windows Update」の画面から行っていきます。
1.「①スタート」ボタンを右クリック→「②設定」を左クリックします。
2.左の項目にある「Windows Update」をクリックします。
3.次に「更新の履歴」をクリックします。
4.おそらく「品質更新プログラム」の内容が開いていると思うので、一度閉じるために「品質更新プログラム」をクリックします。
5.下にある「更新プログラムをアンインストールする」をクリックします。
6.すると画面が切り替わり「削除できる更新プログラムの一覧」が表示されます。
7.ここからどの更新プログラムを削除すればいいのか説明していきます。
基本的にここで表示されている更新プログラムは、削除してもPCに異常がないとMicrosoftが判断している更新プログラムです。
ただし闇雲に削除しても意味がないので、PCに不具合が出た日を思い出してみましょう。
更新プログラムをインストールした「日付」を見るには、各更新プログラムの1番右側に書かれているので画面を拡大するか下にある棒を右に移動しましょう。
8.下図で言えば、8月13日以降PCに異常を感じた場合は「8月13日以降」の更新プログラムを削除します。
仮に8月9日以降、PCに異常を感じた場合は、8月9日以降の更新プログラムを新しい日付の順番(ここで言う8月13日)で1つ1つ削除してみて、改善されたか様子を見てまた次の更新プログラムを削除していきます。
更新プログラムを削除する際のポイント
1度に複数の更新プログラムを削除するとうまくいかない事があるので面倒くさいですが、1つ削除し終えたらその度にPCを再起動する事をおすすめします。
9.「①削除したい更新プログラム」を右クリック→「②アンインストール」を左クリックします。
10.「コンピューターからこの更新プログラムをアンインストールしますか?」と表示されるので「はい」をクリックします。
ユーザーアカウント制御が表示された場合
「①ユーザー名」を確認してこのユーザー名の「②パスワード」を入力→「②はい」をクリックします。
※このユーザーと言うのは管理者の事を指しており、言い換えれば「管理者」でPCにログインする時のパスワードになります。パスワードを設定していない場合は、空欄のまま「はい」をクリックして下さい。
11.「更新プログラムがアンインストールされるまでお待ちください」と表示されるので待ちます。
12.更新プログラムの削除が終わると先ほどの「更新プログラムのアンインストール」画面に戻り、選択した「更新プログラム」が削除できている事を確認します。
他の更新プログラムを削除する際は先ほどお伝えした通り更に更新プログラムを削除する事はせず、一度PCを再起動してから行った方が確実です。あとはご自身の判断で行ってください。
そして、更新プログラムを削除した後は前回の更新プログラムが自動的にインストールされないように、一時的に停止しておきましょう。更新プログラムを一時的に停止する方法は下記の記事を参考にしてください。
→「Windows11 更新プログラムを一時停止または更新できるように解除する」
更新プログラムを削除しても直らない場合
更新プログラムを削除しても不具合が直らない場合は、他に原因があるかもしれません。
PCや周辺機器など不具合が起きた日付を今一度、思い出してほしいのですが、不具合が起きる日や前日などにアプリやドライバーなどインストールした記憶は無いでしょうか?
そういった場合は「システムの復元」を行うと、前回の正常な状態に戻す事が出来ます。
システムの復元では以下が削除されるので、システムの復元を行った後にPCや周辺機器が正常に動くのであれば、更新プログラムが原因ではないかもしれません。
- アプリケーション
- ドライバー
- 更新プログラム
見覚えが無くても忘れているだけで、システムの復元を行えば正常に戻す事が出来るかもしれません。
セキュリティ更新プログラムなど、システムの安定性やセキュリティを強化するための重要な更新プログラムの場合は、最新の更新プログラムをインストールする前に自動的にシステムの復元ポイントを作成します。
システムの復元ポイントとはシステムの復元を行う際に必要となってくる簡単に言うと「バックアップ」的な役割をしています。
【システムの復元ポイント】
更新プログラムが原因ではない場合は、一度、システムの復元を行うのもいいかもしれません。
システムの復元については、以下の記事を参考にしてみて下さい。
以上になります。
関連記事
→「Windows11 Winodws Update更新プログラムの確認とインストール方法」
→「Windows Updateの更新プログラムが終わらない・失敗する原因と対処方法」
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