仮想ドライブとは?13インチ以下のノートパソコンには必見!

仮想ドライブとはドライブを仮想化する事を言います。

仮想化と聞くと難しく聞こえる方もいると思いますが、初心者の方にも解るように図を使い噛み砕いて説明して行きますのでご安心ください。

 

現在、「13インチ以下」や「2in1」のノートパソコンは光学ドライブ(CD/DVD/BD)が付いていないパソコンが主流です。

CDやDVDを使いたい時にこの壁にぶつかります。

しかし、この壁を打ち破ってくれるのが「仮想ドライブ」です。

 

仮想ドライブとは「仮想HDD(VHD)」と言うHDDを仮想化することも広義の意味としては使われますが、ここでは「光学ドライブ(CD/DVD/BD)」について説明して行きます。

まずは、物理ドライブと仮想ドライブの違いについて見て行きましょう。

 

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物理ドライブと仮想ドライブの違い

光学ドライブ(CD/DVD/BD)を例にしていきます。

ドライブの事を基本的には単純に「ドライブ」と言うのですが、「仮想」と言う言葉があって名前が混同しないようにあえて「物理」と言うようになっています。

物理ドライブ

光学ドライブ(CD/DVD/BD)はパソコン本体についており、トレイにCDやDVDなどを入れることによりパソコンがデータの情報を読み取り「CD/DVD/BDドライブ=パソコン本体についている」事を言います。

物理ドライブについて

 

 

続いて、仮想ドライブを見てみましょう。

仮想ドライブ

仮想ドライブとは、光学ドライブ(CD/DVD/BD)の様に物理的には存在しないものですが、パソコン上(仮想)では存在するという事になり「仮想ドライブ=パソコン上にドライブがある」事を言います。

仮想ドライブについて

 

「物理」というのは現実に存在するという意味で、反対語として使われているのが「仮想」という言葉で、現実には存在していないということになります。

物理ドライブと仮想ドライブの違いはたったこれだけです。

しかし、仮想ドライブの中にはデータが何も入っていないので、データを用意し、仮想ドライブに読み込ませる事が必要となってきます。

次は、仮想ドライブの必要性について説明して行きます。

 

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仮想ドライブの必要性

仮想ドライブ自体にはデータが無く、物理的に言えば光学ドライブ(CD/DVD/BD)のトレイにディスクが入っていない状態と言う事になるので、データが必要になってきます。

仮想ドライブではこのデータの事を「イメージファイル」と言います。

そして、この「イメージファイル(データ)」を仮想ドライブに読み込ませることを「マウントする」と言います。

イメージファイルの詳細については省かさせて頂きますが、イメージファイルには「ISO」や「IMG」などの種類(ファイルシステム)があります。

 

実際に、光学ドライブ(CD/DVD/BD)にディスクを入れて、パソコン上に読み込ませる作業の一連の流れを比べると、仮想ディスクの一連の流れも理解できやすいかと思います。

 

物理ドライブの作業の流れ

データを読み込む際の物理ドライブの作業の流れ

 

仮想ドライブの作業の流れ

データを読み込む際の仮想ドライブの作業の流れ

 

このように光学ドライブ(CD/DVD/BD)については、イメージファイルを読み込むために仮想ドライブがあるようなものです。

 

しかし、仮想ドライブは魅力的ですが、やはりいいところばかりではありません。

次に、仮想ドライブのメリットとデメリットについて見て行きましょう。

 

仮想ドライブのメリットとデメリット

繰り返しになりますが、仮想ドライブとは「パソコン上(仮想の世界)にあるドライブ」を言います。

ここでは、様々な視点から仮想ドライブのメリットとデメリットを見て行きます。

メリット

メリット

●13インチ以下、2in1のノートパソコンでは、光学ドライブ(CD/DVD/BD)を搭載していない機種が大多数なので、わざわざ外付け光学ドライブを用意する必要が無くなりコストパフォーマンスがいい。

●ソフトを使用する際にCDやDVDが必要な場合や、音楽CDや動画のDVDなどをパソコンにイメージファイル(データ)として保存しておく事ができ、ディスクの紛失や劣化防止、ノートパソコンではディスクを何枚も持ち歩かなくて済むようになる。

●ソフトのディスクをイメージファイル(データ)として保存しておく事により、共有する事ができる。ただし、ライセンス違反になることがあるので確認が必要。

 

デメリット

デメリット

●CDやDVDなどの中身をイメージファイル(データ)として、パソコン上にデータを置く事になるのでバックアップを取っていればいいでが、パソコンが壊れるとデータを紛失する恐れがある。

●ソフトによっては10GB以上あることもあるので、イメージファイル(データ)の容量が多ければ多いほどHDDやSSDの容量がかさばる。特にノートパソコンでは容量が限られているので、気になるところ。

 

まとめ

仮想ドライブについては以上になります。

特に支援が多いのは、光学ドライブ(CD/DVD/BD)が搭載されていない「13インチ以下」や「2in1」のノートパソコンです。

私自身ノートパソコンを購入するにあたり、13インチのノートパソコンには光学ドライブが無いという理由からどうすればいいか悩み、ドライブを仮想化して「仮想ドライブ」を利用すれば解決できたという経験がありました。

前述しましたが、後は、HDDやSSDの容量と相談していけばいいと思います。

参考になれば幸いです。


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