Windows11のPCでログイン画面で入力するローカルアカウントのパスワードを削除して、省略する方法を案内しています。削除することによりログイン画面でパスワードを入力せずに済むので手間が省けます。ただし、デメリットについてもよく理解して削除しましょう。詳細については、記事内で説明していきます。
対象OSWindows11
以下の方を対象としています
・ローカルアカウントのログインパスワードを省略したい
目次
操作の案内の前に伝えておきたい事
ログインパスワードはできる限り設定した方がいいですが、毎日PCを使うとなると毎回パスワードを入力しないといけないので面倒くさいですよね。
しかし、PCにログインする際のパスワードはセキュリティの事を考えると設定しておいた方がいいです。
なぜログインパスワードを設定した方がいいのか、ログインパスワードを省略するデメリットを具体的に説明していきます。
1.ハッキングにあった際にPC内部に侵入される恐れ
近年では飲食店や公共の場で使用できるFreeWifiが当たり前になってきていますが、注意が必要です。ハッカーはパスワードの無いFreeWifiに接続しているPCや、ログインパスワードを設定していないPCに簡単にログインできてしまいます。
仮に、FreeWifi上でハッキングにあってもPC内部に侵入させなければ防げることもありえます。
外でPCを使用する場合は、ローカルアカウント(ログイン)パスワードはセキュリティの面から必ず設定した方がいいです。
一方、家で使用する分には外でインターネットに接続して使用する事と比べるとリスクは減ります。ただし、心配な様であれば外で使用しても、家で使用してもログインパスワードを省略するのはお勧めしません。
2.盗難にあった際にPCの中身全て見られてしまう
デスクトップPCが盗難にあうことはあまりないかと思いますが、ノートPCが持ち運びが手軽さゆえに盗難にあった際にはPC内にあるすべてのデータは見れてしまうことはもちろん、Amazonなどに自動ログインしている場合は個人情報が全てわかってしまい不正利用されたりなどかなり危険です。
外で使用する場合は、盗難された場合のリスクは考えておきましょう。
パスワードを省略するのはお勧めしない
まとめるとログインパスワードを省略するのはお勧めしないという事になります。今までの説明を踏まえてそれでもログインパスワードを省略したいのであればこのままお進みください。
操作手順
では操作手順に入りたいと思います。
「現在ログインしているローカルアカウント」と「現在ログインしていないローカルアカウント」の2つに分けて説明していくので、どちらかを選んでください。
1.ログインしているローカルアカウントのパスワードを削除し省略する
2.ログインしていないローカルアカウントのパスワードを削除し省略する
1.ログインしているローカルアカウントのパスワードを削除し省略する
1.下にある「①スタート」ボタンを右クリック→「②設定」をクリックします。
2.左の項目にある「アカウント」をクリックします。
3.下にスクロールしていき「サインインオプション」をクリックします。
4.「パスワード」をクリック→「変更」をクリックします。
5.「①現在のパスワード」を入力→「②次へ」をクリックします。
6.ローカルアカウント(ログイン)のパスワードを省略するには「①新しいパスワード、パスワードの確認入力、パスワードのヒント」は全て空欄にする→「②次へ」をクリックします。
7.最後に「完了」ボタンをクリックします。
これでローカルアカウント(ログイン)のパスワードは削除できたので、パスワードを省略してログインできるはずです。
2.ログインしていないローカルアカウントのパスワードを削除し省略する
1.「①スタート」ボタンをクリック→「②コントロール」と入力→「③コントロールパネル」をクリックします。
2.コントロールパネルが開くので「アカウントの種類の変更」をクリックします。
3.ユーザーアカウント制御の画面が開いたら下記の操作を行います。
表示されている「①ユーザー名」を確認→ユーザー名が表示されている「②パスワード」を入力→「③はい」をクリックします。
4.ログインの際に省略したい「ローカルアカウントのユーザー」をクリックします。
メールアドレスが表示されているアカウントについて
メールアドレスが表示されているアカウントはMicrosoftアカウントです。ローカルアカウントでは無いです。
5.次に「パスワードの変更」をクリックします。
6.「①現在のパスワード」を入力にしてその他は空欄にする→「②パスワードの変更」をクリックします。
7.先ほどの画面に戻り「パスワードの保護」の文字が表示されていなければ、パスワードが削除され次回ログイン維持にパスワードを省略できることを意味します。
現在のローカルアカウントパスワードを入力しても変更できない場合
まれにパスワードを変更しようとすると「入力されたパスワードは正しくりません。現在のパスワードを再入力してください。」と表示され、パスワードを削除できない事があります。 恐らくバグですが、その場合は一度パスワードを変更してから再度パスワードを削除すると改善されることがあります。下記の手順を行ってみて下さい。 1.右下にある「キャンセル」ボタンをクリックします。
2.再度「パスワードの変更」をクリックします。
3.以下の項目を入力します。 ①現在のパスワード 4.よければ「パスワードの変更」ボタンをクリックします。
5.先ほどの画面に戻るので、再度「パスワードの変更」をクリックします。
6.先ほど設定した「①パスワード」を入力→「②パスワードの変更」ボタンをクリックします。 ※①以外は空欄にします
7.「パスワードの保護」が消えていればパスワードは削除され、次回ログイン時にパスワードを省略してログインする事が出来ます。 |
以上になります。
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