この記事ではIMEパッドを使い主に漢字の読み方を手書きで調べる方法を案内しており、Windows10のパソコンを所有している以下の方を対象とした記事になります。
- 漢字の読み方がわからないので調べたい
- 漢字の一部分は解るが、その他の部分がわからないのでどうすればいいのかわからない
- 略字を正式な漢字で確認したい
この記事で得られること
Windows10のパソコンで、手書きのIMEパットを使い「漢字の読み方」「漢字の一部分から正式な漢字を確認」「略字を正式な漢字で確認」の方法を知ることが出来る。
対象OSWindows10
操作の案内の前に伝えておきたいこと
漢字の読み方などを確認する場合は、Windowsのパソコンでは標準搭載されている「IMEパット」というツールがあり、マウスを使用して手書きで書くことが出来ます。
「IMEパット」は、ペンで紙に書く感覚で漢字の読み方を知る事が出来きたり、インターネット接続が出来ていない時でも調べることが出来るので便利な機能です。
【IMEパッドの画面】
IMEパッドの欠点
「IMEパッド」は少しクセがあり、文字を入力できる状態でないと「IMEパッド」は閉じてしまい使いづらい欠点があります。
例えば、「IMEパッド」を表示して、別の操作(文字入力が出来ない状態)をしたときに「IMEパッド」が閉じてしまい、再度「IMEパッド」を表示しなければならない事が起きます。
「IMEパッド」を閉じてしまった後に素早く「IMEパッド」を表示するには、デスクトップにあるフォルダーやファイル、アイコンなどなんでもいいので左クリックすると「IMEパッド」が再度、表示されます。
別の操作(文字入力が出来ない状態)をし、「IMEパッド」が閉じてしまった時にデスクトップにあるフォルダーなどを一度だけ左クリックする事により、文字を入力できる状態になる(IMEパッドが表示される)ので、デスクトップ上になんらかしらのファイルなどがあると便利です。
※この説明でよくわからない方は、とりあえず操作手順に進んで一連の作業を行ってみてください。作業をしている最中で「IMEパッド」が消えてしまう事があるので、その際は再度、ここに戻ってきてまた読んでみてください。理解できるかと思います。
デスクトップにフォルダーやファイル、アイコンなど無い場合は「メモ帳」を新規で作成しておきましょう。
【メモ帳の作成の仕方】
①デスクトップの何もないところで右クリック→「②新規作成」にカーソルを持っていく→「③テキストドキュメント」を左クリック。
操作手順
では、「Windows10 漢字の読み方がわからない時などにはIMEパッドで手書きで調べる」の案内に入りたいと思います。
初めに「IMEパッド」を開いていきます。
・デスクトップの右下にある「①あ」または「A」の文字を右クリック→「②IMEパッド」を左クリック。
【ヒント1】
環境によっては言語バーの表示が違い、他のアイコンも一緒に表示されている場合もあります。そういった場合は、「IMEパッド」のアイコンを左クリックすることにより「IMEパッド」を開くことができます。
【ヒント2】
言語バーが「あ」や「A」になっておらず下図のような「×」がついている場合は、「IMEが無効です」と表示されて「IMEパッド」を開くことができません。一度、現在開いている画面を閉じたり、文字を入力できる状態にしてください。
【ヒント3】
「A」「あ」「IMEパッド」が表示されていない時は、言語バーが非表示になっている場合があるので、言語バーを表示させましょう。言語バーの表示の仕方については下記を参照してみてください。
→「Windows10 言語バー(IMEパッド)が消えた時の対象方法」
・「IMEパッド」が開きます。赤く囲われた場所にマウスで手書きしていきます。
次は、下記の症状に合わせて3つに分けて案内していきます。
漢字の読み方がわからない
・漢字の読み方がわからないので調べたい場合は、マウスを使いマウスを使い左クリック長押しで手書きで書いていきます。ここでは「虜」という漢字の読み方を検索してみたいと思います。
【ヒント】
バランスよく書くことにより、似たような漢字が左上から表示されるので「₊」を中心に書いていきましょう。
・マウスで書き終えたら右にある候補の中から書いた漢字を探していき、「読み仮名を確認したい漢字にカーソルを持っていく」と、読み仮名が表示されます。
・書いた漢字を入力したいのであれば文字を入力できる状態で、「漢字を左クリック」すれば文字を入力することができます。
【ヒント】
メモ帳やブラウザーを開いて文字入力をしようとした時に、「IMEパッド」が閉じてしまう場合があります。その際は一度、「IMEパッド」を言語バーから起動しましょう。
●言語ーバーのアイコンも表示している場合
●言語バーのみ表示している場合
・文字を入力したらマウスを使い、手書した漢字は消えてしまうので、再度書いていきます。
音読み、訓読み、画数などを確認したい場合は、「詳細の切り替え」ボタンを左クリック。
・音読み、訓読み、画数などを確認できます。
【ヒント】
画面が小さく見づらい場合は、「IMEパッド」の画面の右下にカーソルを持っていき「上下の矢印」が表示されたら、左クリック長押しで右下に引っ張ることにより画面を広げることができます。
IMEパッドの画面を大きくした状態
・さらに他の漢字の読み方を確認したい場合は、「消去」ボタンを左クリックして再度書いてみましょう。
漢字の一部分は解るが、その他の部分はわからない
漢字の一部分は解っても、その他の部分がわからない場合は、思い出せる範囲で「IMEパッド」に書いていきます。
ここでは「襖(ふすま)」を例に、部首の「衤(ころもへん)」から探してみたいと思います。
・左下にある「部」のボタンを左クリック。
・左上にある「①1画」を左クリック→「②5画」を左クリック。
・左で選択した部首の候補の漢字が、真ん中に画数順で表示されます。
【ヒント】
画面が見づらい場合は、「IMEパッド」の画面の右端にカーソルを持っていき、上下の矢印が表示されたらそのまま右下に引っ張ることにより画面を大きくすることができます。
IMEパッドの画面を大きくした状態
・「衤(ころもへん)」を探すため下にスクロールしていきます。
下にスクロールする際は、「バーを左クリック長押しで掴んで下に移動する」か「下向きの矢印を左クリック」でポチポチ押していきます。
・「衤(ころもへん)」が見つかったら左クリック。
・「衤(ころもへん)」の漢字の候補が、左上から画数順に表示されます。
・画数、音読み、訓読みなどから漢字を検索したい場合は「詳細の切り替え」ボタンを左クリック。
・詳細画面に切り替わるのでここから、画数、音読み、訓読みなどを手掛かりに検索していきます。
・検索した漢字を入力したいのであれば「襖(ふすま)」を左クリックすると、入力することができます。
【ヒント】
メモ帳やブラウザーを開いて文字入力をしようとした時に、「IMEパッド」が閉じてしまう場合があります。その際は一度、「IMEパッド」を言語バーから起動しましょう。
●言語ーバーのアイコンも表示している場合
●言語バーのみ表示している場合
略字を正式な漢字で確認したい
・略字を正式な漢字で確認する場合は、マウスを使い左クリック長押しで検索したい漢字を手書きしていきます。ここでは「門」の略字を例にしていきます。
【ヒント】
なるべくバランスよく書いた方が、似たような漢字が左上から順に表示されるので、真ん中にある「+」を中心に書いていきましょう。
・「門」の漢字を書き終えたら、右に似たような漢字の候補が左上から順に表示されます。
・候補の漢字の上にカーソルを持っていくと「読み仮名」が表示されます。
・画数、音読み、訓読みなどを知りたい場合は「詳細の切り替え」ボタンを左クリック。
・画数、音読み、訓読みなどが表示されます。
【ヒント】
画面が小さくて見づらい場合は、「IMEパッド」の画面の右下にカーソルを持っていき上下の矢印が表示された時点で、左クリック長押しで右下に引っ張ることにより画面を広げることができます。
【IMEパッドの画面を大きくした状態】
・文字を入力したい場合は「門」を左クリックするとメモ帳などに入力することができます。
【ヒント】
メモ帳やブラウザーを開いて文字入力をしようとした時に、「IMEパッド」が閉じてしまう場合があります。その際は一度、「IMEパッド」を言語バーから起動しましょう。
●言語ーバーのアイコンも表示している場合
●言語バーのみ表示している場合
・他の略字を調べたいのであれば「消去」ボタンを左クリックし、新たに書いていきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「IMEパッド」を使い漢字の読み仮名を調べる他に、様々な機能が「IMEパッド」にはあります。今回ご紹介したのは、おさらいも含め以下の3つになります。
- 漢字の読み方を知ることが出来る。
- 漢字の一部分は解るが、その他の部分を知ることが出来る。
- 略字を正式な漢字で確認することが出来る。
この3つの他にも、例えば画数を確認したり使用方法によっては色々出来ると思います。
少し長くなりましたがお疲れさまでした!
「Windows10 漢字の読み方がわからない時などにはIMEパッドで手書きで調べる」については以上になります。
お役に立てたのであれば幸いです^^
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