PCの壁紙スライドショーはやはり重いのか?検証してみた

Windowsパソコンでは、デスクトップの壁紙を指定した時間毎にスライドショーさせていく事が出来ますが、どれぐらいPCに対して負荷が掛かり重くなってしまうのか検証してみました。

 以下の方を対象としております
・PCの壁紙スライドショーはどのぐらいPCに負荷が掛かるの?
・低スペックのPCでも使用して大丈夫?

対象OSWindows7、Windows8/8.1、Windows10

※Windows Updateの最新の更新プログラムにより内容が変更する事がありますが、その際はご了承ください。

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壁紙のスライドショーをオンにするとCPUに負荷が掛かりPCが重くなる時がある

まず初めに結論から伝えると、壁紙のスライドショーをオンにすると思っている以上にCPUに突発的な負荷が掛かります。ハイスペックなPCであればそこまで気にする必要はないと思いますが、PCが重く感じることがあったり突発的に重くなることが定期的にある場合は、壁紙のスライドショーが原因かもしれません。

では実際にどれぐらいPCに負荷が掛かっているのか見ていきましょう。

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タスクマネージャーでPCの状況を確認する

では実際に確認していきましょう。

1.タスクマネージャーを起動する
2.「エクスプローラー(explorer.exe)」とデスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)の使用率を確認する

1.タスクマネージャーを起動する

まずはタスクマネージャーを起動します。

ここではWindows10のパソコンで説明していきます。

1.タスクマネージャーの「①何もないところ」を右クリック「②タスクマネージャー」を左クリックします。

タスクマネージャーの「①何もないところ」を右クリック→「②タスクマネージャー」を左クリックします。

 

2.左上にあるタブが「プロセス」になっていることを確認します。

左上にあるタブが「プロセス」になっていることを確認します。

【簡易表示になっている場合】
下図のようにタスクマネージャーが簡易表示になっている場合は、左下にある「詳細」をクリックしてください。
下図のようにタスクマネージャーが簡易表示になっている場合は左下にある「詳細」をクリックしてください。

 

2.「エクスプローラー(explorer.exe)」とデスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)の使用率を確認する

タスクマネージャーを起動したら次に、デスクトップを描画するために必要なプログラム「エクスプローラー(explorer.exe)」と、デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)の使用率を確認します。

デスクトップを描画するために必要なプログラム「エクスプローラー(explorer.exe)」と、デスクトップウィンドウマネージャー(dwm.exe)の使用率を確認します。
※上図は若干CPU率とメモリが上がっていますが、これはスクリーンショットを撮った時に上がったもので、何もしなければ常時エクスプローラーは0.1~0.3%ぐらいの間、デスクトップウィンドウマネージャーはほぼ0%です。


では壁紙のスライドショーが起動して壁紙が変わった瞬間の「エクスプローラー」のCPUとメモリの使用率を見てください。

このように壁紙が切り替わる瞬間にCPUとメモリの使用率が一瞬ですが、上がっていることが確認できます。デスクトップウィンドウマネージャーの方もエクスプローラー程ではないですが、やはり一瞬CPUとメモリの使用率が上がる事が確認できています。ディスクに関しては、読み込む際に負荷が掛かるかと思いましたが、ほぼ違いはなく0%~0.1%ほどでした。

この検証では4Kの壁紙を10枚用意して計測し、CPUとメモリの使用率を計測してまとめてみました。

計測で使用したPCのCPUとメモリのスペックは以下になります。

・CPU i5-6500
・メモリ16GB(DDR4-2133Mhz)

【CPU使用率】

通常の状態 壁紙が切り替わった瞬間
エクスプローラー 0.1~0.3% 3.6%~8.0%
デスクトップウィンドウマネージャー 0~0.3% 1.3%~1.9%

【メモリ】

通常の状態 壁紙が切り替わった瞬間
エクスプローラー 約38.0MB 60MB~90MB
デスクトップウィンドウマネージャー 約26.5MB 約39.5MB

以上からわかるようにPCの負荷がかかる瞬間の最大数は、以下になります。

  • CPU 7.9%
  • メモリ 52MB

メモリはそこまで大差ないですが、CPU率に意外と負荷が掛かっていることが分かりました。

CPU i5-6500の発売時期が2015年9月2日で古いCPUなので、それ以前に発売されたCPUであれば尚更使用率は上がり、壁紙のスライドショーをオンにしていることによりPCが重くなるケースも考えられます。よって、古いPCではパフォーマンスを優先するのであればオフにする事が最適です。

3.バックグラウンドでも壁紙のスライドショーは動いている

そして厄介なのが、例えば重いゲームをしていたり動画の編集をしていたりなど、他のアプリケーションで作業をしている場合はこの一時的な負荷が壁紙のスライドショーで設定した時間で起こってきます。

【壁紙のスライドショーの時間設定】

壁紙のスライドショーの時間設定で最小1分、最大1日から選ぶ事が出来る

1分で壁紙が切り替わる設定をしているのであれば、1分毎にこのPCでは最大CPUが7.9%、メモリが52MBの負荷が掛かってくるということです。

余裕を持て余しているPCなら問題ないですが、一瞬ちょっとでも重く感じることがあり少しでもパフォーマンスを上げたいのであれば、壁紙のスライドショーはオフにして様子を見て効果があればそのままオフにして使用しましょう。とは言っても、「多少は重くなってもスライドショーの壁紙は絶対にオンにしてデスクトップを楽しみたい」と思うのであればパフォーマンスとの相談になりますね。後はご自身で判断してください。

壁紙のスライドショーをオフにしたい場合は、下記の記事を参考にしてみて下さい。

「Windows壁紙(背景)のスライドショーをオン・オフに設定する」

以上になります。


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