Windows8/8.1のパソコンで、タスクバーにあるアイコンにカーソルを持っていったときに表示されるプレビュー(サムネイル)を、非表示にする方法を案内しております。通常のWindowsの設定では、プレビューを非表示にすることが出来ないので、レジストリでプレビューされる時間を指定する事により非表示にすることが出来ます。
以下の方を対象としております
・タスクバーのプレビュー機能が邪魔なのでどうにかしたい
・タスクバーのプレビューが消えない
・タスクバーのプレビュー機能を非表示にして少しでもパソコンを軽くしたい
対象OSWindows8/8.1
操作の案内の前に伝えておきたい事
操作の案内の前に3つ伝えておきたいことがあります。
1.タスクバーに表示されるプレビュー(サムネイル)について
2.プレビュー機能を非表示にするにはレジストリキーを追加する
3.レジストリの注意事項
1.タスクバーに表示されるプレビュー(サムネイル)について
おさらいになりますが、タスクバーに表示されているアイコンにカーソルを持っていくとプレビュー(サムネイル)が表示されます。プレビューを無効に変更すると以下のようになります。
【変更前】
【変更後】
2.プレビュー機能を非表示にするにはレジストリキーを追加する
この記事では「プレビューが表示される時間を延長する」方法の案内になります。通常の設定方法では行えないので、例えば、30秒後や60秒後という感じに、プレビューを表示させる時間をレジストリキーを追加して指定します。
そして、この指定した時間はカーソルをアイコンに持って行ってからカウントダウンが始まるので、その都度、時間はリセットされます
【60秒後にプレビューが表示されるように設定した場合】
・カーソルを持っていくと60秒のカウントダウンが始まります。 ・60秒後、プレビュー機能が表示されます。 |
3.レジストリの注意事項
レジストリの操作は、自己責任で行ってください。誤ってレジストリを削除したりした場合は、パソコンが起動できなかったり重くなったり、予期せぬことが起こる場合があります。
レジストリに関してよくわからない方は、下記の記事をなんとなくでいいので頭に入れておくとイメージしやすいかも知れません。
ご自身の判断にゆだねますが、念のためレジストリのバックアップは取っておくことをおすすめします。
【レジストリのバックアップ方法】
→「超簡単!Windows8/8.1 レジストリのバックアップと復元方法」
レジストリの操作に関しては、しっかりと順番通りに行っていけば初心者の方でも以外と簡単にできます。
一つ一つかみ砕いて説明していくので、ご安心ください^^
操作手順
では「Windows8/8.1 タスクバーのプレビュー(サムネイル)を非表示にする」設定方法を案内していきます。
少し長いので全体の流れを先に伝えておきます。
簡易案内
1.レジストリエディターを起動
2.指定した場所にタスクバーのプレビューが表示されるレジストリの値を追加
3.カーソルを持っていったときに表示されるプレビューの時間を指定
4.パソコンを再起動
・左下にある「①スタート」ボタンを右クリック→「②ファイル名を指定して実行」を左クリックします。
・検索ボックスに「①regedit」と入力→「②OK」ボタンを左クリックします。
※regeditの文字のみ入力してください。
【ユーザーアカウント制御の画面について】
・ユーザーアカウント制御の画面が表示された場合は「はい」を左クリックします。 |
・「レジストリエディター」が起動します。
・ここからレジストリの操作を行っていきます。
ゆっくり説明していくので、慣れている方はしつこいように感じられるかもしれませんが、ご了承ください。
以下のフォルダーを「ダブルクリック」して一つ一つ開いていきます。
HKEY_CURRENT_USER→Software→Microsoft→Windows→
CurrentVersion→Explorer→Advanced
最後のフォルダーの「Advanced」は左クリックで行い、他のフォルダーに関しては全て「ダブルクリック」で開いていきます。
・「HKEY_CURRENT_USER」をダブルクリックします。
・「Software」をダブルクリックします。
・「Microsoft」をダブルクリックします。
・「Windows」をダブルクリックします。
・「CurrentVersion」をダブルクリックします。
・「Explorer」をダブルクリックします。
・「Advanced」を左クリックし、背景が青く反転されていることを確認します。
・ここから新しいレジストリキーを追加していきます。
「Advanced」の背景が青く反転されていることを確認し、「①Advanced」を右クリック→「②新規」にカーソルを持っていく→「③DWORD(32ビット)値(D)」を左クリックします。
・「Advanced」のフォルダーの中に「新しい値#1」が追加されます。
・次に「新しい値#1」の名前を変更しますが、先に以下の名前をコピーします。
ExtendedUIHoverTime
・念のため「新しい値#1」を左クリックし、背景が青く反転されていることを確認します。
・「①新しい値#1」を右クリック→「②名前の変更」を左クリックします。
・名前が変更できる状態になったので「新しい値#1」の文字を、キーボードの「Back Space」で消します。
・「新しい値#1」の文字を消えたことを確認し、先ほどコピーした「ExtendedUIHoverTime」を貼り付けキーボードの「Enter」キーを押します。
・名前が「新しい値#1」から「ExtendedUIHoverTime」に変更された事を確認します。
・次に「値のデータ」の数値を変更していきます。あともう少しなので頑張りましょう^^
「ExtendedUIHoverTime」をダブルクリックします。
・タスクバーのアイコンにカーソルを持っていったときに表示されるプレビューの表示時間を指定します。
まずは「表記」内にある「16進数」にチェックが入っているので、「10進数」を左クリックしてチェックを入れましょう、
・「①10進数」にチェックが入ったことを確認→値のデータにある「②0」の文字を消します。
・次に、カーソルをタスクバーのアイコンに持っていったときに表示されるプレビューの時間を入力します。
プレビューが表示される時間を指定する
10進数では、「1秒=コンマ1000秒」となるので、入力する値は、例として以下になります。
※これ以上の時間にしたければ、上記の数字を参考に自分でカスタマイズしてみましょう。 |
・ここでは60秒に設定してみたいと思います。
「値のデータ」を「①60000」と入力→「②OK」を左クリックします。
※半角英数字で入力してください。
・先ほど入力した数値と一緒になっているか確認してください。
これで、カーソルをタスクバーのアイコンに持っていったときに表示されるプレビューの時間を(ここでは60秒)指定したので、後はパソコンを再起動するだけです。
レジストリエディターを閉じて、現在保存していないデータもすべて保存し、パソコンを再起動してください。パソコン再起動後、カーソルをタスクバーのアイコンに持っていき、プレビューが指定した時間通りに表示されているかどうか確認してみてください。
「Windows8/8.1 タスクバーのプレビュー(サムネイル)を非表示にする」については以上になります。
おつかちゃんでーす!^^
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