この記事では、Windows8/8.1のパソコンでスタートメニューにあるアイコンを変更し、カスタマイズする方法を案内しております。
対象OSWindows8/8.1
この記事で得られること
Windows8/8.1のパソコンでスタートメニューにあるアイコンを変更し、カスタマイズすることが出来る。
目次
操作の案内の前に伝えておきたい事
操作の案内に入る前に5つ伝えておきたいことがあります。
1.スタートメニューのアイコンを変更するには管理者権限が必要
通常は触ってはいけない部分を触ることになるので、スタートメニューのアイコンを変更するには管理者権限が必要となってきます。
2.スタートメニューのアプリとショートカットアイコンの関係性について
スタートメニューのアイコンはアプリケーションが登録されているのではなく、アプリケーションのショートカットアイコンが登録されています。
3.スタートメニューに表示されているアイコンは「全ユーザー」と「個別ユーザー」の2つが表示されている
スタートメニューに表示されるショートカットアイコンは、「スタートメニュー」の中にある「プログラム」のフォルダーの中に保存されており、「スタートメニュー」のフォルダーは「全ユーザー」と「個別ユーザー」の2つがあります。
例えば「Aのユーザー」と「Bのユーザー」と「全ユーザー」のアカウントがあった場合、「Aのユーザー」でスタートメニューのアイコンを変更すると「Bのユーザー」のアイコンは変更されません。
「全ユーザー」のアイコンを変更した場合は、「Aのユーザー」と「Bのユーザー」にも適用されます。
よって、変更したいアカウントでログインする必要があります。
「全ユーザー」と「個別ユーザー」のスタートメニューのアイコンの場所は以下になります。
全ユーザーのスタートメニューの場所(パス)
「PC」→「Windows8_OS(C:)」→「ProgramData」→「Microsoft」→「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\
個別ユーザーのスタートメニューの場所(パス)
「コンピューター」→「Windows8_OS(C:)」→「Users」→「ユーザー名」→「AppData」→「Roaming」→「Microsoft」→「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\
4.スタートメニューのフォルダーは隠しファイルとなっている
「ProgramData(全ユーザーのフォルダー)」と「AppData(個別ユーザーのフォルダー)」は、初期設定だと隠れてしまっているので「隠しファイル」にチェックを入れ、隠れているファイルやフォルダーを表示する必要があります。
隠しファイル・隠しフォルダーの表示の仕方については下記を参照してください。
5.念のためレジストリのバックアップは取っておこう
「ProgramData」と「AppData」のフォルダーは「隠れているファイル」なので、通常はこの隠れているファイルを触ることは推奨されていません。
よって、誤ってショートカットアイコンを削除してしまい新たにフォルダーに追加しても、スタートメニューが正常に表示されなかったりする場合があります。
※スタートメニューが正常に機能しない理論的なデータは無いですが、過去に1度だけWindows10のパソコンで経験あり。
絶対では無いですが不安な方は、レジストリのバックアップは念のため取っておきましょう。
前置きが長くなりましたが案内に入りたいと思います。
操作手順
ここでは全ユーザー(ProgramData)を例に案内していきますが、個別ユーザー(AppData)に関してもほとんど変わりありません。その都度説明していきます。
・左下にある「スタートボタンを右クリック」し「エクスプローラー」を左クリック。
・この画面から「全ユーザー」または「個別のユーザー」のフォルダーを開いて行きます。
全ユーザーのフォルダーの場所
「コンピューター」→「OS(C:)」→「ProgramData」→「Microsoft」→「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」
※以下のパス(文字)をコピーして貼り付けると、フォルダーを一つ一つ開く作業の手間が省けます。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\
個別ユーザーのフォルダーの場所
「コンピューター」→「OS(C:)」→「Users」→「luna」→「AppData」→「Roaming」→「Microsoft」→「Windows」→「スタートメニュー」→「プログラム」
※以下をコピーすると手っ取り早いですが、「ユーザー名」となっている文字は自分のユーザー名を変更する必要があります
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\
・「上のバーの何もないところ」を左クリック。
※ここから先は「全ユーザー」に対しての操作手順になりますが、「個別ユーザー」に関しても一緒です。
・「文字の背景が青く反転されたことを確認」。
・「キーボードのCtrl+V」もしくは「右クリック→貼り付け」をします。
・貼り付け後「キーボードのEnterキーを押す」。
・「全ユーザー」に対してのアイコンが表示されます。
・ここでは「Google Chromeのアイコンを変更」をしてみたいと思います。下にスクロールして行きます。
・「Google Chromeのショートカットアイコンを右クリック」。
・「プロパティ」を左クリック。
・上のタブが「ショートカット」になっていることを確認し「アイコンの変更」を左クリック。
・使用したいアイコンが表示されます。
※アプリケーションによっては表示されるものもあれば、表示されないものもあります。
・他にアイコンを選びたいときは「参照」ボタンを左クリック。
・「PC」→「Windows8_OS(C:)」→「Windows」→「system32」と開き、右上の検索ボックスに「shell32」と入力します。
※必ず「system32」のフォルダー内で検索してください。「system32」のフォルダーの中身を検索しないと「shell32.dll」のファイルは見つかりません。
・「shell32」と入力すると下にファイルが表示されるので「shell32.dll」をダブルクリック。
・新しいアイコンが表示されます。
・マウスのホイールを使いスクロールするか「下にあるバーを左クリック長押しして右に持っていく」と、たくさんのアイコンがあることが確認できます。
・左クリックでアイコンを選んだら「OK」ボタンを左クリック。
※ここでは気に入ったアイコンが無かったため、元々あったアイコンを使用しております。
・「左上のアイコンが変更されている事を確認」し「適用」ボタンを左クリック。
・管理者権限の表示されるので「続行」を左クリック。
・最後に、下にある「OK」ボタンを左クリックして画面を閉じましょう。
アイコンを変更後の状態
アイコンを変更した後の状態を見てみましょう。
全ユーザーのフォルダーの中にあるショートカットアイコン
スタートメニューのアイコン
タスクバーにあるアイコン
最後に
誤って変更してしまいパソコンがおかしくならないように、アイコンを変更し終えたら最後に「隠しファイル・フォルダー」は、非表示にしておきましょう。
→「Windows8/8.1 隠しファイル・フォルダーを表示または非表示にする方法」
変更したアイコンをタスクバーに追加するには、別記事にまとめているので下記を参照して下さい。
→「Windows8/8.1 タスクバーにアイコンを追加して1クリックでアプリを起動する・削除する」
「Windows8 スタートメニューにあるアイコンを変更しカスタマイズする」については以上になります。
今日も明日もあなたにとって良き1日でありますように^^
この記事へのコメントはありません。