この記事ではIMEパッドを使い主に漢字の読み方を手書きで調べる方法を案内しており、Windows8/8.1のパソコンを所有している以下の方を対象とした記事になります。
- 漢字の読み方がわからないので調べたい
- 漢字の一部分は解るが、その他の部分がわからないのでどうすればいいのかわからない
- 略字の漢字を正式な漢字で確認したい
この記事で得られること
Windows8/8.1のパソコンで、手書きのIMEパットを使い「漢字の読み方」「漢字の一部分から正式な漢字を確認」「略字を正式な漢字で確認」の方法を知ることが出来る。
対象OSWindows8/8.1
操作の案内の前に伝えておきたいこと
漢字の読み方などを確認する場合は、Windowsのパソコンでは標準搭載されている「IMEパット」というツールがあり、マウスを使用して手書きで書くことが出来ます。
「IMEパット」は、ペンで紙に書く感覚で漢字の読み方を知る事が出来きたり、インターネット接続が出来ていない時でも調べることが出来るので便利な機能です。
【IMEパッドの画面】
IMEパッドの欠点
「IMEパッド」は少しクセがあり、文字を入力できる状態でないと「IMEパッド」は閉じてしまい使いづらい欠点があります。
例えば、「IMEパッド」を表示して、別の操作(文字入力が出来ない状態)をしたときに「IMEパッド」が閉じてしまい、再度「IMEパッド」を表示しなければならない事が起きます。
「IMEパッド」を閉じてしまった後に素早く「IMEパッド」を表示するには、デスクトップにあるフォルダーやファイル、アイコンなどなんでもいいので左クリックすると「IMEパッド」が再度、表示されます。
別の操作(文字入力が出来ない状態)をし、「IMEパッド」が閉じてしまった時にデスクトップにあるフォルダーなどを一度だけ左クリックする事により、文字を入力できる状態になる(IMEパッドが表示される)ので、デスクトップ上になんらかしらのファイルなどがあると便利です。
※この説明でよくわからない方は、とりあえず操作手順に進んで一連の作業を行ってみてください。作業をしている最中で「IMEパッド」が消えてしまう事があるので、その際は再度、ここに戻ってきてまた読んでみてください。理解できるかと思います。
デスクトップにフォルダーやファイル、アイコンなど無い場合は「メモ帳」を新規で作成しておきましょう。
【メモ帳の作成の仕方】
①デスクトップの何もないところで右クリック→「②新規作成」にカーソルを持っていく→「③テキストドキュメント」を左クリック。
操作手順
では、「Windows8/8.1 漢字の読み方がわからない時などにはIMEパッドで手書きで調べる」の案内に入りたいと思います。
まずは「IMEパット」を開いていきます。
・デスクトップ画面の右下にある言語バーの①「あ」または「A」の文字を右クリック→「②IMEパッド」を左クリック。
※環境によっては言語バーの他のアイコンも表示されている場合もあります。その場合は「IMEパッド」のアイコンを左クリックします。
【言語バーの他のアイコンも表示されている状態】
「あ」「A」「IMEパッドツール」が表示されていない方は、言語バーが消えている事が考えられるので下記の記事を参照してください。
→「Windows8/8.1 言語バー(IMEパッド)が消えた時の対象方法」
・下図のように「×」印が付いている場合は、「IMEが無効です」と表示されて「IMEパット」を開く事が出来きません。一度、現在開いている画面を閉じたり、文字が入力できる状態にしてください。「×」から「A」か「あ」に切り替える事が出来ます。
「あ」や「A」と表示されていて右クリックしてもメニューが開かない場合は、一度、メモ帳やブラウザーなどを起動して文字を書き込める状態にしてから右クリックをしてみてください。
・「IMEパッド」が開くので、赤く囲われた場所にマウスを使用して漢字を手書きしていきます。
次は、下記の各症状に合わせて案内していきます。
漢字の読み方がわからない
・漢字の読み方がわからないので調べたい場合は、マウスを左クリック長押しで、ペンで紙に書くように検索したい漢字を手書きします。ここでは「砝」という文字を入力したいと思います。
※なるべくバランスよく書いた方が、似たような漢字が左上から順に表示されるので、真ん中にある「+」を中心に書いていきましょう。
・「砝」の文字を書いたら、右側に漢字の候補が出てくるのでこの場所から書いた漢字と同じ漢字を検索していきます。
「読み仮名を確認したい漢字の上にカーソルを持っていく」と、漢字の読み仮名が表示されます。
・画数、音読み、訓読みなど確認したい場合は真ん中の下にある「詳細の切り替え」ボタンを左クリック。
・画数、音読み、訓読みなど確認することが出来ます。
※画面が小さく見づらい場合は、カーソルをIMEパッドの画面の右下の端に持っていき「上下の矢印が表示」されたら左クリック長押しで右下に引っ張ることにより、画面を大きくすることが出来ます。
【IMEパッドの画面が大きくなった状態】
・更に他の漢字の読み仮名も調べたい場合は、「消去」ボタンを左クリックして前に書いた漢字を消して、再度、書いてみましょう。
漢字の一部分は解るが、その他の部分はわからない
漢字の一部分は解るけど、その他の部分がわからない場合はできるだけ思い出せる範囲を思い出します。ここでは例として、部首を手掛かりに漢字を検索していきます。
・例えば「汝(なんじ)」という漢字が思い出せず、部首の「氵(さんずい)」だけを思い出せる場合は、左の項目にある「部」と言う文字を左クリック。
・「氵(さんずい)」の字画は「3画」と解っているので、「3画」の漢字の候補を検索します。
左上にある「①1画」を左クリック→「②3画」を左クリック。
・漢字の候補が出て来るので、右側にある候補から検索します。
下図は「匚(はこがまえ)」が選択されており、更に右側には「匚(はこがまえ)」に関する候補の漢字の一覧が、画数順に表示されています。
※画面が小さくて見づらい場合は、「枠の端を左クリック長押しで引っ張る」ことにより広げることが出来ます。
【IMEパッドの画面を大きくした状態】
・「氵(さんずい)」を探していくので「バーを左クリック長押しで掴む」もしくは、下にある「下向きの矢印」を左クリックでポチポチ押していき、下にスクロールしていきます。
・「氵(さんずい)」が見つかったら左クリック。
・ここから漢字を検索してきます。漢字は画数順に上から並んでいます。
・画数、音読み、訓読みなど、ある程度解っている場合は、上にある「詳細の切り替え」のボタンを左クリック。
・詳細の画面に切り替わるので、音読みや訓読みなどを手掛かりにここから検索していきます。
略字を正式な漢字で確認したい
・略字の漢字を正式な漢字で確認する場合は、マウスを左クリック長押しで、ペンで紙に書くように検索したい漢字を書いていきます。ここでは「稗」という略字を入力していきます。
※なるべくバランスよく書いた方が、似たような漢字が左上から順に表示されるので、真ん中にある「+」を中心に書いていきましょう。
・「稗」を書き終えたら、真ん中に表示されている漢字から探していきます。書いた漢字の似たような漢字の候補が左上から順に表示されていきます。
・略字の漢字が見つかりました。読み仮名を知りたいのであれば、カーソルを「漢字の上に持っていきます」。すると「読み仮名」が表示されます。
・画数、音読み、訓読みなど知りたい方は「詳細の切り替え」ボタンを左クリック。
・画数、音読み、訓読みなどを確認出来ます。
※画面が小さくて見づらい場合は、「枠の端を左クリック長押しで引っ張る」ことにより広げることが出来ます。
【IMEパッドの画面を大きくした状態】
・更に他の漢字の読み方を調べたい場合は、真ん中にある「消去」ボタンを左クリックして消去し、新たに漢字を書いていきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
「IMEパッド」を使い漢字を手書きで書き、以下の3つを今回は紹介させていただきました。
- 漢字の読み方を知ることが出来る。
- 漢字の一部分は解るが、その他の部分を知ることが出来る。
- 略字を正式な漢字で確認することが出来る。
この3つの他にも、例えば、漢字の画数を確認したり、考えれば色々と出来ますね。
少し長くなりましたがお疲れさまでした。
「Windows8/8.1 漢字の読み方がわからない時などにはIMEパッドで手書きで調べる」については以上になります。
今日も明日もあなたにとって良き1日となりますように^^
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