高速スタートアップとは?メリットとデメリットなど

この記事では、Windows8から導入された高速スタートアップの意味について説明しております。メリット・デメリットなども紹介しています。

 以下の方を対象としております
・高速スタートアップの有効の時と無効の時の起動時間を知りたい
・再起動の時は高速スタートアップは反映されるのか?
・高速スタートアップのメリットとデメリットを知りたい

対象OSWindows8/8.1、Windows10

高速スタートアップの有効・無効の比較

高速スタートアップとは、起動時間を短縮するためにWindows8から導入された機能になります。

高速スタートアップが有効・無効の場合「起動時間」と「シャットダウン時間」がどれぐらい違うのか、3回に分けて計ってみました。

シャットダウン時間をなぜ計ったかと言うと、シャットダウンする際に「hiberfil.sys」というファイルにパソコンの状態を書き込み、パソコンの電源を付けた際に「hiberfil.sys」から情報を読み込みます。この「hiberfil.sys」の書き込みがシャットダウンの時間に影響してくると理論上では考えられるからです。

【検証時に使用したパソコン】
・OS:Windows10
・CPU:Intel Core-i5-6500 3.2GHz
・メモリ:8GB
・ドライブ:Cドライブ(SSD)、Dドライブ(HDD)
・ビット数:64bit

※起動時間はログイン画面までの時間を計算しています。

【起動時間】

1回目 2回目 3回目
高速スタートアップ有効 22秒 16秒 18秒
高速スタートアップ無効 22秒 22秒 21秒

 

【シャットダウン時間】

1回目 2回目 3回目
高速スタートアップ有効 5秒 6秒 8秒
高速スタートアップ無効 5秒 6秒 7秒

高速スタートアップは、理論上、起動時間は短縮されますが劇的に早くなる事と言う事はなく、私の環境では若干でした。もしかするとSSDではあまり支援を得られる事が無いかもしれません。

次は、具体的にパソコンを起動した時の、高速アップスタートが無効の時と有効の時の流れの違いを見てみましょう。

高速スタートアップが有効な場合と無効の場合の起動の流れ

ここでは、パソコンの起動の流れを、専門用語を極力使わずに初心者の方にも理解出来るように、簡単に説明して行きます。

高速スタートアップが無効な場合(通常起動)
  1. PCの電源を入れる
  2. OSの読み込みと初期化(周辺機器が使用できるようにしたり設定を行う)
  3. ログインする
  4. デスクトップ画面

高速スタートアップが有効な場合

  1. PCの電源を入れる
  2. hiberfil.sysのファイルを読み込む
  3. ログインする
  4. デスクトップ画面

パソコン起動時に1番時間が掛かるのが、通常起動の2番目の「2. OSの読み込みと初期化(周辺機器が使用できるようにしたり設定を行う)」です。

この1番掛かる工程を、パソコンのシャットダウン時に「hiberfil.sys」というファイルにパソコンの状態を保存しておき、次回パソコンの電源を入れた際に「2. OSの読み込みと初期化(周辺機器が使用できるようにしたり設定を行う)」ではなく、「2. hiberfil.sysのファイルを読み込む」ようになります。

「hiberfil.sys」のファイルとは、休止状態やハイブリットスリープの際に使われるファイルです。

そして、あくまでこの流れは、シャットダウンをしてパソコンの電源を入れた時に起きる動作です。何を言いたいのかと言うと再起動の場合は、高速スタートアップが有効になって起動しているのではなく、高速スタートアップが無効な状態でパソコンが起動します。

どういうことなのか説明していきます。

高速スタートアップにおけるシャットダウン時に気を付けること

「シャットダウン」と「再起動」についてですが、高速スタートアップが無効になっているのであれば問題ないですが、高速スタートアップが有効になっている場合は、意味が違ってきます。

高速スタートアップが有効になっている場合、シャットダウンすると次回の起動は、高速スタートアップで起動します。一方、再起動の場合は、完全にシャットダウンすることになるので、高速スタートアップで起動するのでは無く通常の起動となります。

非常にややこしいですね^^:

このようなことから、例えば、パソコンが重かったり、調子が悪い時に、再起動する場面があるかと思います。再起動なら問題ないですが、シャットダウンをしてパソコンに不具合が起きた時の症状を直そうとするのは、高速スタートアップが有効な場合、高速スタートアップで起動するので何の意味も持たないと言う事になります。

例として、インターネットが突然繋がらなくなった時によく用いる対処方法として、以下のようなことがあります。

【インターネットが繋がらなくなった時の対処方法】
パソコンの電源を切る(シャットダウン)→ルーターの電源を切る→ルーターのコンセントを抜く→2分ほど経ってから今までの逆のことを行う

この対処方法の意味は、何かしらの原因により、IPアドレスがうまく割り当てされないので、一度、パソコン側とルーター側の電源を切り、ルータに関しては新たなIPアドレスを取得するためにコンセントまで抜いています。パソコンもルーターもいわゆる「初期化」することが目的です。

しかし、スタートアップが有効な場合、シャットダウンしたらどうでしょうか?

上記の事を行っても前回のパソコンの情報を「hiberfil.sys」から読み込むので初期化されず、結局のところ何の意味もないということになってしまいます。

ということは、高速スタートアップを有効にするメリットはないのでは?と思う方がほとんどだと思います。

最後に、高速スタートアップを有効にする意味があるのかどうか、メリットとデメリットに分けて見てみましょう。

高速スタートアップのメリットとデメリット

今までの説明から察する方はいるかと思いますが、高速スタートアップを有効にした時の、メリットとデメリットについては、以下になります。

メリット
  1. パソコンの起動時間が早い。

デメリット

  1. パソコンシャットダウン時に若干時間が掛かる
  2. パソコン起動時にF2キーをなどを押し、BIOSの設定画面を開くことが出来なくなる。
  3. Windows Updateの更新プログラムがうまく適用されないことがある。
  4. USB機器(USBメモリなど)が、認識されなかったり不具合が起きる場合がある。特にUSB機器が1.1などの古い規格で起こりやすい。
  5. インターネットが突然繋がらなくなることがある。
  6. 1台の記憶装置(HDDやSSDなど)を共有して、複数のPCで使用している場合は、データが消えてしまったり、片方のパソコンが認識しなかったりする場合がある。

ご覧の通り、高速スタートアップを有効にするメリットは、「パソコンの起動時間が早い」と言う1点だけになり、デメリットだらけなので無効に設定をする事をおすすめします。

高速スタートアップは、初期設定では有効になっていることがほとんどです。不安な方は一度、有効と無効の確認をしてみましょう。

 

「高速スタートアップとは?」については以上になります。

参考になればよかでーす^^


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