DataRecoveryの使い方(データ復元・ファイル復旧をする)


※2016.7.25 追記:一部、説明がわかりにくかったので削除しました。

ここでは「DataRecoveryの使い方(データ復元・ファイル復旧をする)」について案内していきます。

 

DataRecoveryには2つの機能があります。

  • 誤って削除してしまったデータ・ファイルや、フォーマットしてしまったHDD、ごみ箱からの復元・復旧をしたい場合
  • HDDの中身を完全消去をしたい場合

今回はデータ復元・復旧と合わせて、DataRecoveryの使い方をメインに案内していきます。

 

DataRecoveryの特徴

  • ファイルシステムはNTFSとFAT12/16/32に対応
  • フォルダ単位の復元が可能
  • ファイル名で検索が可能
  • USBメモリやフロッピィディスクからも起動可能
  • NTFS圧縮ファイルも復元可能
  • EFS暗号化ファイルも復元可能
  • ファイルを二度と復元できなくする消去機能
  • インストール、DLL不要
  • Windows7 対応

引用元:トキワ個別教育研究所HP

対象OS:Windows NT/Me/95/98/2000/XP/Vista/7 (Windows8/8.1はトキワ個別教育研究所HPでは対象OSに入ってないですが、起動できる事は確認できました)

注意点

※DataRecoveryでは、1つのデータ・ファイルが4GBを超えるものは復元・復旧できません。

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スキャンには通常スキャンと完全スキャンがある

 

DataRecoveryのスキャンには

  • 通常スキャン
  • 完全スキャン

の2種類があり、通常スキャンでデータ復元・ファイル復旧が出来ない場合は、完全スキャンをします。

 

 

通常スキャン

簡易的なスキャンになります。「スキャン」ボタンを押す事により実行します。

通常スキャンの仕方

 

 

完全スキャン

簡単に言うと端から端までみるので、今までの削除したファイルの数とHDDの容量によってスキャンの時間が決まります。場合によっては丸1日以上掛かることもあるでしょう。「OK」ボタンを押す事により実行します。(始めに、通常スキャンを行わないとこの画面は出て来ないため、完全スキャンを始めから行う事は出来ません)

完全スキャンの仕方

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DataRecoveryの使い方と画面の見方

 

では「DataRecoveryの使い方と画面の見方」について案内していきます。

 

Date Recoveryの使い方と画面の見方

 

①スキャン

ここでいうスキャンとは「通常スキャン」という意味です。(690GBのHDDでは1分ほどでスキャンは完了しました)

 

②ドライブ

ドライブの選択になります。アイコンが無い場合は選択することが出来ません。USB?

 

③スキャンフィルタ

データ復元・ファイル復旧したい拡張子(png,word,htmlなど)がわかっている場合は、文字を検索窓に打ち込みスキャンボタンを押します。あくまでスキャンするための検索機能であって、検索結果の一覧からデータ・ファイルを探す機能ではないです。

 

④消去

データ復元・ファイル復旧には意味が無いですが、削除したいデータ・ファイルを検索結果の一覧から選んで削除することが出来ます。

 

⑤リカバリ

探しているデータ・ファイルが見つかった場合、⑥の検索結果の中から選び「リカバリ」ボタンを押すと、データ復元・ファイル復旧が出来ます。

 

⑥検索結果

検索結果の一覧が表示されます。ctrlキーを押しながら復元・復旧したいファイルを選ぶと、個別にまとめて選択することが出来ます。shiftキーを押しながらファイルを選ぶと、範囲を指定してまとめて選ぶ事が出来ます。

 

⑦削除ファイル

検索で見つかったファイルの数が表示されます。

 

⑧目的のファイルは見つかりましたか?

⑧については上図ではなく下図になります。

通常スキャンをした後にこのような画面が出てきてOKボタンを押すと「完全スキャン」が始まります。通常スキャンは1分ほどで終わりますが、完全スキャンは丸1日掛かることもあるので、頭に入れておきましょう。

ただ、完全という名前の通り、通常スキャンで見つからなかったデータ・ファイルが見つかる事もあります。

目的のファイルは見つかりましたか?という完全スキャンの画面

 

効率のいいスキャン方法

 

最後におさらいも含めて「効率のいいスキャン方法」についてです。

  1. データ復元・ファイル復旧したい拡張子がわかっている場合は、スキャンフィルタで文字を打ち込む(検索結果は、手動で見ていかなければならないので、検索する手間が省ける)
  2. 探しているデータやファイルの拡張子がわからないのであれば「スキャンボタンを押す(通常スキャン)」
  3. 検索結果の中からデータ復元・ファイル復旧したいものが見つからないのであれば、「完全スキャン」を行う

 

前置きが長くなりました。では早速行ってみましょう!

DataRecoveryの使い方の案内

 

Windows7での案内ですが、すべてのOSの操作は一緒です。

※ここでの案内は、私自身、特にデータ復元・ファイル復旧したいものが無いので、デスクトップからの案内になります。データ復元・ファイル復旧したいものがあるのであれば、外部記憶媒体からDataRecoveryの起動をしましょう。


・提供元であるトキワ個別教育研究所のHPに行き「DataRecovery」のダウンロードボタンを左クリック

トキワ個別教育研究所のHPに行きダウンロードボタンを左クリック

注意点

※スキャンの時に「Microsoft Visual C++ Runtime Library」のRuntime Errorが出る場合は、ダウンロードの文字の下にある「デバックバージョン」をダウンロードしましょう。

スキャンの時に「Microsoft Visual C++ Runtime Library」のRuntime Errorがでた場合は、デバックバージョンをダウンロードする

 

・保存場所の画面が出るので、後々どこに保存したかわからなくならないために、デスクトップに保存する事をおすすめします。

左の項目にある「デスクトップ」を左クリックすると、左上のボックスが「デスクトップ」になるので確認し、右下にある「保存ボタン」を左クリック

※外部記憶媒体をお持ちの方はそちらにダウンロードしましょう。

Date Recoveryをデスクトップに保存

 

・デスクトップ上に「DataRecovery」というzipフォルダがあるので、ダブルクリック

Date Recoveryのzipファイルをダブルクリック

 

・「DataRecovery」というフォルダが出てくるので、ダブルクリック

DataRecoveryというフォルダをダブルクリック

 

・「DataRecovery」というアプリケーションをダブルクリック

DataRecoveryのアプリケーションをダブルクリック

 

・圧縮(zip形式)フォルダーの展開の画面になり、「すべて展開」を左クリック。

左下にあるすべて展開のボタンを左クリック

 

・先程と同様にデスクトップになっている事を確認し「展開」を左クリック

展開先がデスクトップになっている事を確認し右下の展開ボタンを左クリック

 

・デスクトップ上に展開された「DataRecovery」のフォルダーの画面が出てくるので、ダブルクリック

※管理者制限のユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」を左クリック

Date Recoveryのフォルダーをダブルクリック

 

・「DataRecovery」のアプリケーションソフトが出てくるのでダブルクリック

Date Recoveryの展開されたアプリケーションソフトが出てくるのでダブルクリック

 

・「DataRecovery」が起動する

Date Recoveryが起動した画面

 

・スキャンする前に始めに、データ復元・ファイル復旧したいドライブを左クリック。ここではCドライブを選択し、選択したCドライブの背景が青色になっていることを確認し「スキャン」ボタンを左クリック

スキャンしたいドライブを選び右上にあるスキャンボタンを左クリック

 

・スキャンが始まるので待つ (690GBのHDDで約1分掛からない程度で終わりました)

スキャンが始まるので終わるまで待つ

 

・スキャンが終わったら「目的のファイルが見つかりましたか?」と画面が出るので、後ろにある「DataRecovery」の画面を左クリックする

スキャンが終わったら目的のファイルは見つかりましたか?と出るので、無視して後ろにあるDate Recoveryの画面を左クリック

注意点

19※「目的のファイルが見つかりましたか?」という画面は「完全スキャン」を意味します。

目的のファイルは見つかりましたか?と出るので閉じないで無視する。

この画面は放置してこのまま次の手順に進み、通常スキャンで出てきたデータの中からまずは探してみます。

HDDの容量によっては丸1日以上掛かることもありますので、探しているデータが見つからない場合のみ「完全スキャン」を行いましょう

右上にある「X」ボタンを押して画面を閉じてしまった場合は完全スキャンが出来ないので、完全スキャンを行いたい方は、再度、スキャンボタンを押す必要があります。

 

・すると、スキャン結果が見れるので「目的のファイルが見つかりましたか?」の画面は放置して、探しているファイルをこの中から探します。検索窓は無いので自力で探すしかないです。

検索結果の一覧

参考

NTFSボリュームでは、いったんゴミ箱に入れてから削除したファイルはスキャン時にはRECYCLERフォルダに別のファイル名(Dg1.txtなど)で表示されるようです。

引用元:トキワ個別教育研究所HP

ご自身のお使いになっているHDD・SSD・USBメモリのファイルシステムを1度確認しておいたほうがいいでしょう。ちなみに2016年5月現在、WindowsのHDD及びSSDに関しては設定の変更をしていない限りNTFSボリュームとなっています。

 

HDDのファイルシステムの確認方法は

「スタートメニュー」→「コンピューター」→「復元・復旧したいドライブを選択し右クリック」→「プロパティ」で確認できます。

ファイルシステムの確認

 

 

・復元・復旧したいデータの探し方は、頭の中の記憶にある削除されたファイルの情報を思い出すことです。何度も言いますが、「スキャンフィルタ」は検索結果のデータ・ファイルを探すものではなく、スキャンする前に探したいファイルの名前や拡張子の文字を打つ事が目的です。

DataRecoveryでは「ファイル」「フォルダ」「種類」「サイズ」「最終更新日」の5つの項目から手がかりを見つけ探し出します。

項目を左クリックすることにより、あいうえお順や種類順など見やすくなるので活用していきましょ。

※画像の削除ファイルの数が違いますが、日をまたいでしまったのが原因です。ご了承ください。

ファイルやフォルダなどの文字をクリックし見やすいよう順番を並び替える

 

・ちなみに私の環境では一番古いファイルは2015年8月11日で約9ヶ月前のデータ・ファイルでした。このパソコンはほぼ毎日使っています。

1番擦る意ファイルは2015年の8月11日で約9ヶ月前のファイルだった

 

・復元・復旧したいファイルの名前を変えたい場合は、名前を左クリックし、背景が青くなっている事を確認し「ファイル名の変更」を左クリックすると出来ます。

ファイルの名前を変えたいときは変えたいファイルを左クリックした後に右クリックし、ファイル名の変更を左クリック

 

・試しに「1」「2」「3」と名前を変えてみました。(画像ファイルがあればデータ復元・ファイル復旧した際に、確認するときにわかりやすいののですが、無かったので適当なファイルを選びました)

わかりやすいように1,2,3,と数字を入れた

 

・復元・復旧したいファイルを左クリックで選択し左下にある「リカバリ」ボタンを左クリック。ファイルが複数ある場合は、Ctrlやshiftキーを使うと複数選択出来ます。ちなみにフォルダを選択するとその中身全てが復元・復旧されます。

復元・復旧したいファイルを選び左下にあるリカバリボタンを左クリック

注意点

※必要なデータ・ファイルがスキャン結果で確認できたら直ちに、「リカバリー」ボタンを押しましょう。OSを起動したりするだけでもデータの上書きがされてしまうので、時間が経てばたつほどデータ復元・ファイル復旧は難しくなります。

 

・「どこにリカバリーするか選んでください」という画面が出てくるので、保存先を指定します。

保存先をUSBメモリに指定

 

・保存先が同じドライブを指定すると下図の画面が出てきます

保存先が同じドライブだとうまくリカバリ出来ない場合がありますとメッセージが出た場合は、キャンセルボタンを押す

注意点

※保存先は別のドライブや、外部記憶媒体に保存しましょう。削除したデータ・ファイルが同じドライブだと上書きされてしまう恐れがありますので、必ず守りましょう。

外部記憶媒体でDataRecoveryを起動している方は、別のドライブを選ぶかそのまま外部記憶媒体に保存。

パソコンからDataRecoveryを起動している方も、別のドライブを選ぶか外部記憶媒体に保存するという事になります。

 

・「リカバリ完了!必ずファイルの中身を確かめてください」と出るので「OK」ボタンを左クリック。するとリカバリされたデータ・ファイルが出てくるのでファイルが開けるか確かめてみましょう

リカバリ完了という画面が出るのでOKボタンを左クリック

 

私の環境では先程のデータ・ファイルは元々開けるものでは無いので、一応、データ・フィルは取り出すことが出来ました。

しかし、これではデータ復元・ファイル復旧出来たのかわかりません。画像関連のデータやドキュメントのファイルが無かったので、納得行きません!

 

「DataRecoveryでデータ復元・ファイル復旧をする(使い方)」についての案内は以上になりますが、納得できないので、Windows8/8.1から動作確認も含め「DataRecoveryを使ってデータ復元・ファイル復旧」を行ってみます。

※記事を書き次第アップしますので今しばらくお待ちください。

 

「DataRecoveryの使い方(データ復元・ファイル復旧をする)」については以上になります。

参考になれば幸いです。


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