みなさんは、コンピュータウイルス対策を行う際にどんな事をしていますか?
「コンピュータウイルス対策ソフトを導入する」
間違えではないですが、コンピュータウイルスソフトを導入しただけでは、ほぼコンピュータウイルスに掛かるといってもいいでしょう。
その理由と、コンピュータウイルス対策ソフトを導入する以外に行う事について
その1 インターネット編
その2 パソコン編
に分けて説明して行きます。
コンピュータウイルス対策ソフト以外で行う事その1 インターネット編
Windows Updateを自動更新にする
Windows Updateには3種類の更新プログラムがあります。
- 重要な更新プログラム
- 推奨される更新プログラム
- オプションの更新プログラム
セキュリティが絡んである「1.重要な更新プログラム」についてここでは述べていきます。
日本では、通常、毎月第2水曜日に重要なプログラムが公開されます。
ただし、迅速に対応をしなければならない場合は、毎月第2水曜日以外でも公開されることがあります。
Windows Updateによってセキュリティパッチが適用され、新種のウイルスに対応できます。
ただ、前途したようにコンピュータウイルスが見つかり、迅速に対応したとはいえ、解決できるまでに時間は必要です。
この隙間を狙って、セキュリティホールの脆弱性を狙ってコンピュータウイルスは侵入してくる場合があり、コンピュータウイルス対策ソフトでは防げない場合がありますので覚えておきましょう。
「Windows Updateの自動更新または手動の設定の仕方」
Windows Defenderを最新なものにして有効にする
Windows Defenderはスパイウェアや、怪しいソフトウェアがインストールされそうになったり、実行しようとしているソフトウェアが大丈夫なのかどうか判断してくれます。
コンピュータウイルス対策ソフトを導入しているのであれば、自動的にWindows Defenderは無効になるので気にする必要はありません。
Windows Defenderは常に最新のものでなければ、新種のウイルスに対応できません。
Windows Updateを行えば自動的に適用されるので、Windows Updateを行いましょう。
Windowsファイアウォールを確認する
ファイアウォールは、インターネットやネットワークからハッカーやコンピュータウイルスの侵入を防いでくれる防壁の機能があります。
こちらもWindows Defender同様、コンピュータウイルス対策ソフトをインストールすると、Windows標準搭載のWindowsファイアウォールは無効になるので、対策ソフトを入れている方は気にする必要は無いです。
ブラウザを最新なものにしておきセキュリティレベルを上げる
こんな経験ありませんか?
いつの間にかブラウザを立ち上げるといつもはヤフーのページが表示されるのに、いつの間にか心当たりの無いページが表示されるようになった。
これはブラウザハイジャッカーというスパイウェアの一種です。
セキュリティ上の欠陥の事を脆弱性といい、この脆弱性を狙ってスパイウェアが勝手にスタートページを変えたり、身に覚えの無いWebページがお気に入りに登録されてしまうなどの被害を受けます。
このような事態を避けるためにも必ず、ブラウザを最新なものにしておきましょう。
怪しいWebサイトは訪問しない
怪しいサイトには絶対にアクセスしないようにしましょう。
サイトを訪れただけでウイルスに掛かる場合もあります。
例えば、個人が運営しているアダルトサイトはサイト自体は安全なものが多いですが、動画をクリックするとウイルスに感染する場合があります。
仮にアクセスしてしまった場合は、すぐにウインドウを閉じましょう。
中にはウインドウを閉じる際に、「OKボタン」や「承認ボタン」などを押させようとするページや広告が出てくる事がありますが、絶対に押してはいけません。
ダウンロードする際はウイルススキャンする
信頼できないウェブサイトからはダウンロードしないようにしましょう。
どうしてもダウンロードする場合は、コンピュータウイルス対策ソフトで1度、ウイルススキャンをしましょう。
ただ、出来る限り信頼できないサイトからのダウンロードは止めるべきです。
怪しい広告はクリックしない
上記の「怪しいWebサイトは訪問しない」に似ておりますが、インターネットサーフィンをしていると様々なWebサイトを見るでしょう。
信頼できないサイトには訪問しないはもちろんの事、見覚えの無い広告が突然出てきたらクリックしてはいけません。
ブラウザの戻るボタンや、ウィンドウの右上にある「X」ボタンを押したり、1度ブラウザを閉じたりと対処しましょう。
ソフトウェアを最新なものにしておく
Windowsやインターネットで動画を見るために必要なAdobe Flash Player、コンピュータウイルス対策ソフトなど、常に最新なものにしておきましょう。
ソフトウェアが古いバージョンの場合、最新のウイルスに対応できていない場合があります。
通常、初期設定ではソフトなどはどれも更新するか確認画面が表れたり、自動的に更新されます。
ファイル共有ソフトは使用しない
P2P(ピア・ツー・ピア)という呼び方もあり「Winny」や「Share」などが有名です。
通常このようなソフトを使用する場合は、特定のフォルダを指定して、それ以外のフォルダには自分しかアクセス出来ない仕様となっています。
しかし、ダウンロードしようとした相手のファイルにコンピュータウイルスが含まれていて、知らずにダウンロードして感染してしまうと、相手は全てのファイルにアクセスできてしまう可能性が出てきます。
こうなると自分のパソコンの中身を全て公開している事に気づかず、個人情報が洩れてしまいます。
無線LANはできるなら使用しない
無線LANは有線LANと比べるとウイルスに掛かる可能性が高くなります。
無線LANは電波を飛ばしているのでその電波を悪用する側が受診し、通信情報を盗みとられたり、不正アクセスにあったりしてしまいます。
アメリカ政府が採用しているAESという暗号化方式がありますが、やはり不安があります。
有線LANはケーブルで接続されているので、アナログな観点からケーブルで接続されていないパソコンには不正アクセスなど出来ないからです。
どうしても無線LANを使用しなければいけない環境以外は、有線LANにしましょう。
Wi-fi Freeスポットは使用しない
「」でも説明しましたが、パスワードが無いWi-fiフリースポットは特に危険です。
仮に悪用する側がWi-fi Freeスポットを用意しそのネットワークに繋いでしまった場合、あなたのパソコンやスマホは、不正アクセスの対象になります。
一度でも不正アクセスの被害に会うと、被害にあったパソコンやスマホを世界中どこからでもアクセスできてしまいます。
メールに添付されているファイルは注意する
メールを受信しただけではウイルスにはかかりません。
問題はメールに添付されたファイルを開いたり、有害なサイトのURLをクリックしたりすることでウイルスに掛かる場合があります。
知り合いからのメールについても念のため確認しておきましょう。
何処から送られてきたか分からないメールには特に注意しましょう。
メールはGoogleのG-mailを使う
メールからのコンピュータウイルスに感染する事が多いので、セキュリティ機能が強化されているG-mailを使用するのがおすすめです。
メールの添付ファイルの受信、送信はもちろん、メールを開くたびにウイルススキャンが行われ、不正アクセスがあった時にはメールで知らせてくれます。
私個人の経験ですが、一度もG-mailでは迷惑メールは来たことがありません。
コンピュータウイルス対策ソフト以外で行う事その2 パソコン編
ログインパスワードを設定する
初心者の方に多いのが、スマホはそうでないと思いますが、パソコンのログイン画面する際のアカウント情報を設定していない人がいます。
仮にパソコンが不正アクセスされても、悪用する側はパスワードが設定されていないと安易にログインできてしまうので、必ず設定しましょう。
自動再生の落とし穴
CD-ROMをパソコンに入れると自動的にソフトが立ち上がり、音楽を聴けたり映像を見れたり便利ですが、おすすめできません。
何故なら、仮にCD-ROMやUSBメモリにコンピュータウイルスが入っていると、パソコンに入れるもしくは、繋いだ時点で自動再生されてしまいウイルスに掛かってしまいます。
自動再生はOFFにしておきましょう。
身に覚えの無い外部機器(CD-RやUSBメモリ)は使用しない
CD-RやUSBメモリ等、身に覚えの無い物からファイルを開いたりダウンロードしたりしない。
いくら親しい知人でもその知人がウイルスに掛かっているとは知らずに、あなたにUSBメモリを渡しパソコンに繋いでしまったらコンピュータウイルスに感染してしまいます。
身に覚えのあるものでも、渡す側も渡された側もウイルスキャンを1度行いましょう。
バックアップはとっておく
コンピュータウイルスに感染した場合、最悪はパソコンが起動できなかったり、再インストールが必要な場合も出てきます。
コンピュータウイルス以外にも、パソコンはいつ動かなくなるのか解らないので、定期的にバックアップはとっておきましょう。
最後に
コンピュータウイルス対策ソフトを導入する以外にも、コンピュータウイルスの感染防ぐには、これほどの項目を行う事があります。
ただ、以前もいいましたが、この項目全てを行ってもコンピュータウイルスを100%防ぐ事は無理ですが、100%防ぐ事には近づいているので以前よりは、安全にパソコンを使用できると思います。
参考になれば幸いです。
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