Recuvaのインストール方法と使い方

Recuvaとは誤って削除してしまったデータを復元・復旧できるフリーソフトです。

そして、このようなデータの復元ソフトを使い復元できないようにする事もできます。

各項目の説明を全てまとめてみました。

対象OS:Windows xp/vista/7/8/8.1/10(64bitに対応)


ここでは「Recuvaのインストール方法と使い方」についての案内になります。

大きく分けて、

  • Recuvaのダウンロードとインストールの仕方
  • Recuvaの使い方

について案内していきます。

※今後、バージョンアップにより案内の画面が変わるかも知れません。

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Recuvaのダウンロードとインストールの仕方

 

・Recuvaをダウンロードするため、配布先であるPiriformのHPに移動し、通常版のインストーラーと、ポータブル版があるので必要に応じて選びます。

 

①が通常版で②がポータブル版

 

①通常版

外部記憶装置(外付けHDDやUSBメモリなど)のデータを復元・復旧したいのであれば、パソコンにインストールするため通常版を選びましょう。

 

②ポータブル版

外部記憶装置(外付けHDDやUSBメモリ)用です。例えば、ごみ箱の削除してしまったデータを復元・復旧したいのであればデータはCドライブにあるので、Cドライブ以外の外部記憶装置(外付けHDDやUSBメモリなど)にRecuvaをダウンロードしてインストールします。

※パソコンを起動したりインターネットをしたり、何かダウンロードするだけでもデータの上書きがされてしまうので、データの復元・復旧したい記憶装置(HDDやUSBメモリなど)とは別の場所にダウンロードしましょう。

そして、ダウンロードする際は、できれば上記の理由から代用しているパソコンで行いましょう。データの復元・復旧したい記憶装置とは別の場所に、ダウンロードするという事です。

 

通常版とポータブル版のインストールの案内

通常版とポータブル版は別々に案内しております。

下記の文字をクリックすると、通常版とポータブル版のそれぞれのダウンロートとインストールの仕方の案内が開くので必要に応じて選択してください。

Recuva通常版のダウンロートとインストールの仕方

 

・「Installer」と書かれてある「Download」を左クリック。

Installerと書かれてあるダウンロードのボタンを左クリック

 

・ダウンロードが自動的に始まります。ここでの案内は、ダウンロードしたファイルが何処に行ったか解らなくならないために「デスクトップ」を選択します。必要に応じて保存先を選んでください。左の項目にある「デスクトップ」を左クリックし、青く反転された事を確認します。

上のボックスも「デスクトップ」になっている事を確認し、左下にある「保存」ボタンを左クリック。

保存先をデスクトップを選び右下にある保存ボタンを左クリック

 

・今回はデスクトップに保存したのでデスクトップから保存された「rcsetup153」をダブルクリック。

デスクトップに保存されたRecuva153をダブルクリック

 

・するとセットアップ画面に切り替わります。

Recuvaセットアップの画面

 

・英語表記になっているので日本語表記にするため、右上にある「English」と書かれた文字を左クリックし「Japanese」を左クリック。

右上にあるenglishの文字を左クリックしjapaneseを選択

 

・次に「CCleaner」という無料のクリーナーソフトをインストールするかどうか選択できるので、必要に応じてチェックを入れましょう。クリーナーソフトと聞いてピンと来ない方は現時点では使う事がないので、HDDの容量の圧迫を避けるために「No thanks」にチェックを入れインストールするのはやめておきましょう

CCクリーナーをインストールするかどうか聞いてくるので必要に応じて選択する

 

「Install」ボタンを左クリックしインストールが完了するまで待ちます

Installボタンを左クリック

 

・Recuvaのインストールが終わると下記の画面が出てきます。「view release note」にチェックが入っているので左クリックでチェックを外し、「Run Recuva」をいうボタン左クリックしてRecuvaを起動します。

Run Recuvaのボタンを左クリック

 

「Recuvaの通常版のダウンロートとインストールの仕方」については以上になるので、このまま次の項目の「Recuvaの使い方」に進んでください

Recuvaポータブル版のダウンロートとインストールの仕方

 

・「Portable」と書かれてある「Download」を左クリック

portableと書かれたdownloadのボタンを左クリック

 

・ダウンロードが自動的に始まるので、左の項目のある「リムーバブルディスク(USBメモリー)」を左クリック。上のボックスが「リムーバブルディスク」になっている事を確認し左下にある「保存」を左クリック。

保存先をリムーバブルディスクを選択し右下にr保存ボタンを左クリック

 

・ダウンロードが自動的に始まらない場合は「Start Download」の緑色のボタンを左クリックします。

ダウンロードが始まらない場合はstart downloadのボタンを左クリック

 

・ダウンロードしたファイルを左クリックし、ユーザーアカウント制御の画面が出てきたら「はい」を左クリック。

※ブラウザの画面はChromeです。

ダウンロードされたrecuvaのファイルを左クリック

 

・圧縮されているので1度、解凍する必要があります。「recuva」もしくは「recuva64」のアプリケーションをダブルクリック。どちらでも構いません。

Recuvaかrecuva64をダブルクリック

 

・画面が切り替わるので「すべて展開」を左クリック。

すべてて展開を左クリック

 

・デフォルトの状態では展開先は、Recuvaをダウンロードした場所と同じなので、「完了時に展開されたファイルを表示する」にチェックが入っていることを確認し、右下にある「展開」ボタンを左クリック。展開が始まるので待つ。

展開先がリームーバブルディスクになっている事と、完了時に展開されたファイルを表示するにチェックが入っているk事を確認し、右下にr展開ボタンを左クリック

 

・展開が終わると「recuva」と「recuva64」のアプリケーションが出てくるので、32bit版であれば「recuva」、64bit版であれば「recuva64」をダブルクリック。ユーザアカウント制御の画面が出てきたら「はい」を左クリック。

参考

使用しているパソコンのbit数がわからない方はこちら

→「パソコンのスペック(基本情報)の確認方法と見方」

 

自分のビット数に合った方をダブルクリック

 

・ポータブル版は通常版と違い初めて使用する場合は、ウィザードのセットアップの画面で日本語を選択できず英語表記になっています。今後のバージョンアップによって日本語が選べるように対応するかも知れません。

日本語表記に設定するため左下にある「Do not show~」にチェックを入れ「キャンセル」ボタンを左クリックし、ウィザードの画面は飛ばしましょう。

日本語表記にするためDo not showにチェックが入っていることを確認し、右下にあるcancelボタンを左クリック

 

・Recuvaが起動します。日本語表示にするためには右上にある「Option」を左クリックします。

右上にあるoptionを左クリック

 

・オプションの画面になるので「Language」の中にある「English」を左クリックし「Japanese」を左クリック。

Language」の中にあるenglishの文字を左クリックしjapaneseを左クリック

 

・すると日本語表記になるので右下にある「OK」ボタンを左クリック。

日本語表記に変わったことを確認し右下にあるokボタンを左クリック

 

・先程の画面も日本語になります。

メイン画面に戻り日本語表記になっている事を確認

前述したとおり、ウィザードからスキャンを行いたい方は1度、Recuvaを閉じて再度起動してください。

「Recuvaのダウンロードとインストールの仕方」についてはここまでなので一旦、区切らせていただきます。

画面はそのままでこのまま「Recuvaの使い方」に進んでください。

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Recuvaの使い方

 

Recuvaには2通りの使い方があります。

  • ウィザードからのスキャン方法
  • Recuvaを起動してからのスキャン方法

両方ともスキャン内容には違いはありません。

主観ですが慣れないうちは、ウィザードからスキャンしたほうがわかりやすいかと思います。

 

2種類のスキャン方法の案内

下記の文字をクリックして、必要に応じて選んでください。

ウィザードからのスキャン方法

 

・「Recuvaウィザードへようこそ」と言う画面が出て来るので「次へ」ボタンを左クリック。

参考

次回からRecuvaを起動した際にウィザードの画面からスキャンを行いたくない場合は、左下にある「起動時にウィザードを表示しない」にチェックを入れます。

次回からウィザードからスキャンしたくない場合は、右下にある起動時にウィザードを表示しないにチェックを入れ右下にある次へボタンを左クリック

 

・復元・復旧したいデータの拡張子がわかるのであれば必要に応じてチェックを入れます。わからないのであれば「すべてのファイル」にチェックを入れて右下にある「次へ」を左クリック。

探しているデータの拡張子がわからない場合はすべてのファイルにチェックを入れ右下にある次へボタンを左クリック

 

・復元・復旧したいデータの格納場所がわかるのであればチェックを入れて指定をします。わからないのであれば「はっきりしない場合」にチェックを入れて右下にある「次へ」ボタンを左クリック。

保存されていたデータの場所が何処にあるか解らない場合は、ハッキリしない場合にチェックを入れ右下にある次へボタンを左クリック

 

・「ご使用ありがとうございます、Recuvaはスキャン準備を完了しました。」という画面が出るので「開始」ボタンを左クリック。

下にある開始ボタンを左クリック

参考

もしスキャンしても復元・復旧したいデータが見つからないのであれば、「詳細スキャンを有効」にチェックをいれて「開始」ボタンを押す事により、通常スキャンでは見つけられなかったデータが見つかる場合があります。

※ただし、通常スキャンよりも時間がかかるので時間の余裕があるときに行いましょう。(640GBのHDDでは約2時間かかりました。)

探しているデータが見つからないのであれば詳細スキャンを有効にチェックを入れ開始ボタンを左クリック

 

・「ドライブをスキャン中」と出るので待ちます。容量が大きい記憶装置でも詳細スキャンと違ってすぐ終わります。

スキャン中と出るので待つ

 

・スキャンが終わると結果の一覧が出てきます。右上にある「高度な設定に切替」ボタンを左クリックしましょう。

右上にある高度の設定を左クリックし、詳細を表示させます

 

・すると先程、表示されていなかった赤く囲われた項目が3つ出てきます。

この3つの詳細含め、この画面の詳細については「Recuvaの各項目の説明」で後述します。このまま次の「復元・復旧したいデータの探し方の3つのポイント」にお進みください。

3つの赤く囲った項目が新たに出てくる(スキャン、検索ボックス、プレビュー等の機能)

Recuva本体を起動してからのスキャン方法

 

・Recuvaを起動するとウィザードの画面が表れるので、右下にある「キャンセルボタン」を左クリック

参考

次回からウィザードを起動したくない場合は、左下にある「起動時にウィザードを表示しない」にチェックを入れると次回からウィザードが起動しなくなり、本体が起動するようになります。

次回からウィザードを起動したくない場合は、右下にある起動時にウィザードを表示しないにチェックを入れ右下にあるキャンセルボタンを左クリック

 

・するとRecuvaの本体が起動します。

Recuva本体が立ち上がる

 

・スキャンしたい記憶装置を選び、右にある「スキャン」ボタンを左クリック(今回はCドライブを選択しました)

スキャンしたい記憶装置を選びその右にあるスキャンボタンを左クリック

 

・スキャンの画面が出るので終わるまで待ちます。

スキャンの画面が出るので待つ

 

・スキャンが終わったらスキャン結果の一覧が出てきます。

スキャンが終わればスキャン結果が出ます

 

 

「Recuva本体を起動してからのスキャン方法」の案内はここまでになりますので、このまま次の「復元・復旧したいデータの探し方の3つのポイント」に進んでください。

復元・復旧したいデータの探し方の3つのポイント

このスキャン結果の膨大なデータから復元・復旧したいデータを探すのに目視では非常に大変です。案内に入る前にデータの探し方の3つのポイントをまとめてみたので参考にしてみて下さい。

ちなみに「ウィザードからのスキャン方法」「Recuvaを起動してからのスキャン方法」のデータの復元・復旧方法は、どちらも同じです。


1.検索ボックスを使う

復元・復旧したいデータ名が解っているのであれば、右上にある「検索ボックス」にデータ名を打ち込むと該当したデータのみ表示されます。

右上に検索ボックスがある

 

「aaa」と打ち込んだ結果

検索ボックスに試しにaaaと打ち込んでみた結果

 

次に、検索ボックスの右にある下向きの矢印をクリックすると、

検索ボックスの右側にある下向きの矢印を左クリック

 

ピクチャやミュージックなどの表示が出てきて指定する事ができます。

ピクチャなどを指定して選べるようになる

 

ピクチャを指定した結果

ピクチャを指定した結果3つの検索結果が出る

 

2.覚えている情報を手がかりにする

膨大なデータから1つ1つ見て探すのは大変なので、復元・復旧したいデータの出来る限りの情報(ファイル名や最終更新日時など)を洗い出してみましょう。「ファイル名」や「削除時点のパス」などを左クリックすることにより、あいうえお順に並び替える事ができます。

各個目のファイル名などを左クリックしあいうを順に並べ替えることが出来る

 

「サイズ」を左クリックするとデータが小さい順に表示されます。

サイズを左クリックするとサイズが小さい順に表示される

 

3.復元・復旧できるデータの確率を色で判断する

探し方とは少し意味が違いますが、ご了承ください。

ファイル名の横にある色の付いた丸は復元・復旧できる確率を表していて、「状態」と一緒の意味で視覚的にすぐに状態を判断できます。

色によって一目でデータの復元・復旧できるかが解る

グリーン→高確率

オレンジ→中確率、低確率

レッド→復元不可能

復元不可能に関しては復元は難しいですが、低確率や中確率はもしかしたら復元できるかも知れないので、チャレンジしてみましょう。

このようにスキャン結果から探したいデータを探していきます。

 

データが見つからない場合

繰り返しになりますが、探しているデータが見つからない場合は「詳細スキャン」を行う事により見つかる場合があります。

ウィザードからのスキャンを行った方

・ウィザードの最後の画面(スキャン前)で「詳細スキャンを有効」にチェックを入れて、右下にある「開始」ボタンを左クリックすることにより詳細スキャンを行う事ができます。

詳細スキャンを有効にチェックを入れる

 

Recuva本体を起動してからのスキャンを行った方

・右上にある「オプション」ボタンを左クリック。

右上にあるオプションを左クリックする

 

・上のタブの「動作」を左クリックし「詳細スキャン」にチェックを入れて、右下にある「OK」ボタンを左クリックします。そして、再度スキャンを行います。

動作のタブを選び詳細スキャンにチェックを入れ下にあるokボタンを左クリック

データの復元・復旧の仕方

では実際にデータの復元・復旧をしてみましょう。

 

・復元・復旧したいデータにチェックを入れ右下にある「復元」ボタンを左クリック。

復元・復旧したいデータにチェックを入れ右下にある復元ボタンを左クリック

 

・保存先を聞かれるので今回は「リムーバルディスク(USBメモリ)」を左クリックし、右下にある「OK」ボタンを左クリック。

重要

前述しましたが、保存先を同じ場所にしてしまうとデータの復元・復旧率が下がってしまうので、必ず別の場所に保存してください。Cドライブやゴミ箱をスキャンした場合は、Dドライブもしくは、外部記憶装置(USBメモリなど)を指定してください。

保存先をリムーバブルディスクを選択

 

・結果が出てくるので右下にある「OK」ボタンを左クリックして、データが開けるか確認してみましょう。場合によっては正常にデータが開けない事もあります。

右下にあるokボタンを左クリック

 

「Recuvaのデータの復元・復旧の仕方」の案内は以上になります。もし気になったり解らない項目等あれば次の案内の「Recuvaの各項目の説明」に進んでください。

 

Recuvaの各項目の説明

 

ここではRecuvaの各項目全てについてまとめてみました。

下記の画像の番号通りに説明して行きます。

番号を振り項目の説明

※画像をクリックすると拡大されます。

①OS:C

既読装置を選ぶ

データの復元・復旧したい記憶装置を選びます。

ウィザードからスキャンした場合は既にスキャンされているので関係なく、Recuva本体からのスキャンをする時に記憶装置を指定します。

データの場所が何処にあるかわからない場合は「すべてのローカルドライブ」を選択します。

ちなみにシャドウコピーとは、Windows標準搭載の機能で、誤って削除してしまったデータの復元・復旧を簡単にできる機能です。シャドウコピー機能に残っているデータの履歴を辿り復元・復旧を試みます。

参考

シャドウコピーの詳細について知りたい方はこちら

→「シャドウコピーはファイルの復元が簡単にできる」

 

②スキャン

右にある下向きの矢印を左クリックすると「ファイルのスキャン」「内容のスキャン」が出てきます。

スキャンの右にある下向きの矢印を左クリックするとファイルのスキャンと内容のスキャンが出てくる

ファイルのスキャン

「スキャン」ボタンを押した時と一緒で、復元・復旧したいデータのスキャンを行います。

内容のスキャン

データの名前と拡張子がわかっていればここで指定する事により、膨大な検索結果の中から探さなくて済むので手間が省けます。

ちなみに拡張子だけの指定は出来ず、データの名前を入力しないと出来ない模様です。試しに「abc」という名前を入力し、拡張子を「txt」に指定してみた結果、名前とは関係の無い68個のデータが出てきて、主観ですが使いづらい印象があります。

③各項目の説明

 

左から右に一つ一つ説明して行きます。

各項目の説明

チェックボックス

復元・復旧したいデータにチェックを入れて右下にある「⑧復元」を左クリックすると復元作業が行われます。

ファイル名

復元・復旧したいデータの名前が表示されます。

削除時点のパス

データがどの場所にあったか表示されます。例えばデスクトップにデータが削除される前にあった場合は、「Cドライブ→ユーザー→ユーザーの名前→デスクトップ→データ」となります。

最終更新日

データを最後に更新した日付が表示されます。

サイズ

データのサイズが表示されます。

状態とコメント

Recuvaではデータの状態の意味がいくつかあります。上から下へデータの復元・復旧できる確立が高い順に並べてみました。

状態 コメント 見解
削除できませんでした 「上書きされているクラスタはありません」と出ており、いわゆるデータの上書きがされていない事を意味します。 記憶装置(HDDやUSBメモリなど)から完全に削除出来ていない意味を指し、全てのデータは復元・復旧できるでしょう。
高確率 こちらも上記と一緒でコメントは「上書きされているクラスタはありません」と出ます。 そのままの意味で高確率でデータの復元・復旧できる事を指します。
中確率 「~によって上書きされました」と書かれているので、データの一部が破損している確率があります。 そのままの意味で中確率でデータの復元・復旧できる事を指します。
低確率 「~によって上書きされました」と書かれており、こちらもデータの一部が破損している確率があります。 そのままの意味で低確率でデータの復元・復旧ができる事を指します。
復元不可能 「~によって上書きされました」や「ファイルのデータをディスク上から見つけられません」と出たりします。 そのままの意味でデータの復元・復旧は不可能です。
④プレビュー、詳細、ヘッダー

検索結果の中からデータを左クリックし選択すると、様々な情報が表示されます。

 

プレビュー

画像データのみここにプレビューが表示され確認することができます。

プレビュー画面

 

詳細

データ名を始め、左の項目の一覧には表示されていない、最終アクセス日時など詳細を見ることができます。

詳細の画面

 

ヘッダー

バイナリデータが表示されます。プログラムに精通している以外の方が理解するのは困難です。特に重要な項目ではないので、詳細は省きます。

ヘッダーの画面

 

⑤検索ボックス

検索ボックスにデータの名前を入力するとそれに関連したデータのみ検索結果に表示されます。Cドライブは膨大な数が表示されると思うので便利な機能です。

検索ボックス

右側にある下向きの矢印を左クリックすると拡張子が選べて、例えば画像なら「ピクチャ」を選択するとピクチャのみ検索結果に表示されます。

検索ボックスの右側の下向きの矢印をクリックすると拡張子を選ぶことが出来る

 

ピクチャを選択したときの検索結果

ピクチャを選択したときの3つの検索結果

 

勘違いしてはいけないのが、あくまでスキャン結果に対しての検索であり、復元・復旧したいデータを指定してスキャンするためのものではありません。

⑥オプション

オプションを左クリックするとRecuvaの様々な設定を変更する事ができます。

オプションボタン

 

一般のタブ

一般のタブの各項目

①使用言語②表示形式③起動時にウィザードを表示④アップデート

使用する言語を選ぶ事ができます。

リスト形式、ツリー形式、サムネイルの表示を選ぶことが出来る

表示形式を選ぶ事ができます。ここでいう表示形式と言うのは検索結果の表示形式を指します。

 

リスト形式

初期設定では表示形式はリスト形式になっています。検索結果の詳細が表示され詳細を元に復元・復旧したいデータを探す事が出来たり、データを復元・復旧できる確率が確認できたり、個人的にはリスト形式が使いやすいと思います。

リスト形式の画面

 

ツリー形式

いわゆるフォルダーが並び断層になっており、何処のフォルダの中にデータがあったのが把握出来ている場合は便利かもしれないですが、個人的には使いづらい印象があります。

ツリー形式の画面

 

サムネイル表示

サムネイルというのは画像を縮小して画像データを表示する事を言います。画像を探す際には一覧が表示されるので便利かもしれません。ちなみにインターネットで過去の閲覧した動画や画像などもサムネイルという形で画像表示されます。

サムネイルの表示の画面

Recuvaを起動した際にウィザード画面を表示するかの有無を選択することができます。「ウィザードを実行」ボタンを左クリックすると、ウィザードの画面が立ち上がります。

Recuvaを起動した際にアップデートがあればお知らせしてくれます。新しい機能も今後増えてくると思うので、チェックは入れておいたほうがいでしょう。

 

動作のタブ

動作のタブの各項目の説明

①隠されたシステムフォルダ中のファイルを表示②0byteのファイルを表示③セキュアな方式で上書きされたファイルを表示④詳細スキャン:検索時間増大⑤未削除のファイルを検索:破損またはフォーマットされたディスク修復用⑥フォルダ構成も復元⑦セキュアな上書き方式

パソコン(OS)を正常に動作する上で重要なデータがあり、この重要なデータを削除してしまわないように、「隠しファイル」として扱われています。この隠しファイルの表示をするかしないか選択できます。

0byteデータに関しては以下が考えられ、運がよければチェックを入れておくことにより復元・復旧したいデータが見つかるかもしれません。

  • データが破損している
  • フォルダ自体が0byteでもその配下にデータがある

 

セキュアな方式とは、通常パソコン上からデータを削除すると、目には見えないですが記憶装置にはデータ自体は残っており、Recuvaのようなソフトを使うと復元・復旧出来てしまいます。

使用しなくなったパソコンなどは、Recuvaのような復元・復旧ソフトを使っても、復元できないようにするために、データを完全に削除するためセキュアな方式で何回も上書きをして、データの復元・復旧を出来ないようにします。

上記のように、何回も上書きされたデータの事を「セキュアな方式で上書きされたファイル」と言います。

このように完全に消されたデータを表示するかどうか選択することが出来ますので、もしかしたら完全に消されたデータを復元・復旧できる可能性があるのでチェックを入れておいたほうがいいと思います。

参考

私の環境で3回ほど試してみた結果、チェックを入れないときと比べるとチェックを入れたときの方が3個~4個ほど復元・復旧できるデータが増えていました。

通常スキャンで検索結果の中に復元・復旧したいデータが見つからなかった場合は、詳細スキャンにチェックを入れることで、見つかる可能性があります。

ただし、通常スキャンとは違い前述しましたが膨大な時間が掛かるため、時間の余裕があるときに行いましょう。

突然「フォーマットしてください」や「認識できません」と出て、何らかしらの理由でパソコンが記憶装置(HDDやUSBメモリなど)を認識しなくて、記憶装置の中身のデータを取り出したいと思った事ははありませんか?

こういった問題が起きた時に「未削除のファイルを検索」にチェックを入れてスキャンすると、認識していない記憶装置のデータを復元・復旧することが出来ます。

この機能はありがたいですね。

データの復元・復旧ソフトを使うと、復元したいデータが元々あったフォルダから出されてしまう事がよくあります。そんな時にチェックを入れるとフォルダの構成も一緒に復元・復旧してくれるのでチェックを入れておきましょう。

Recuvaにはデータを復元・復旧する機能と、復元・復旧出来なくする機能があります。

この項目はデータを復元・復旧出来なくする時に使う機能です。

下に行けば行くほど(上書きすればするほど)、セキュリティ上は安全という事になりますが、時間が掛かります。

参考

ちなみに国家機密情報を取り扱う機関では、3回上書きを行えばデータの完全消去として取り扱われています。

 

単純な上書き(1回)

単純に1度だけデータの上書きをします。

 

米国国防総省 NISPOM方式(3回)

名前の通り米国国防総省が定めた規格です。

 

NSA方式(7回)

アメリカ国家安全保障局が定めた規格です。

 

Gutmann方式(35回)

コンピューターの科学者Petar Gutmannの名前の由来から来ており、もっとも強力なデータの削除方式と言われています。

 

拡張設定のタブ

拡張設定のタブの各項目の説明

①削除されたファイルのスキャンをコンテキストメニューエクスプローラに追加②削除されたファイルのスキャンをコンテキストメニューごみ箱に追加③全ての設定をiniファイルへ保存

コンテキストメニューとはWindowsでは例えば、フォルダを右クリックしたときに出てくる項目の一覧の事を言います。この項目の一覧の中にわざわざRecuvaを起動しなくても右クリック後、スキャンできるように項目に追加するかどうか決めることが出来ます。

あくまでドライブやフォルダの中にあるものに対してスキャンするので、データ単体を左クリックしても出てこないです。

上記と同様、ごみ箱を右クリックしたときにコンテキストメニューに追加するかどうか決めることが出来ます。

設定をiniファイルへ保存する事により変更した設定を保存して、テキストファイルとしてRecuvaがインストールされているフォルダにバックアップされます。

しかし、確認してみると何故か見当たりませんでした。

そして「全ての設定をiniファイルへ保存」にチェックを入れると上記の「コンテキストメニュー」の2つのチェックが外れてしまいます。

色々調べたのですが、この項目はわかりませんでした。

 

 

ドライブのタブ

初期設定では全てチェックが入っており、もしチェックが抜けていたら全てに入れておく事をおすすめします。

ドライブのタブの各項目の説明

①光ドライブの表示②リムーバブルドライブの表示③マウントされていないドライブの表示④識別されていないドライブの表示⑤シャドウコピーの表示⑥SSDドライブの表示

CDやブルーレイなどのディスクをパソコンに読み込ませる際に、ディスクをパソコンに入れると思うのですが、それを光ドライブ(光学ドライブ)と言います。

USBケーブルなどで取り外し可能なメモリカードやCDドライブ、DVDドライブなどの事を言います。

ドライブとは光学ドライブや内蔵されているHDDなどの事を言います。

マウントとはパソコンにドライブが認識されているかどうかと言う意味です。

何かしら問題が起きてパソコンがドライブを認識できなくなってしまった時に、この項目にチェックが入っていると、認識できていないドライブも表示する事が出来ます。

ここで言う「識別」とは何なのか理解できませんでした。上記の「マウントされていないドライブ」との違いがよくわかりません。

ただし、問題のあるドライブ事を指しているのは間違いないです。

シャドウコピーとは前述しましたが、Windows標準搭載されている制限はありますが、データの履歴をさかのぼってデータの復元・復旧をできる機能です。

その履歴を表示するかどうかと言う意味です。

 

Recuvaについて

Recuvaについての各項目の説明

①Pro版へアップグレード②Recuvaに関する情報や製品についてはこちら

Pro版を購入した方はこちらをクリックし、必要事項を記入して「登録」のボタンを押すとProにアップグレードできます。

購入したい方は「購入」ボタンを押すと日本語の決済のWebページに飛ぶので、必要事項を記入して購入します。

登録のボタンを左クリックするとPro版にアップグレードでき、購入ボタンを押すと英語表記のHPに飛ぶ

Recuvaに関する情報や製品についての詳細がPiriformのHPに書かれており、クリックすると飛びます(英語です)

 

⑦記憶装置の情報など

記憶装置(hddやUSBメモリなど)のファイルシステム、容量、クラスタサイズ、ファイルレコードサイズ、検知されたデータの数、スキャンに掛かった時間が表示されます。

⑧復元

復元・復旧したいデータにチェックを入れ復元ボタンを押す事により、復元・復旧できます。

 

復元・復旧したいデータにチェックを入れて、

復元・復旧したいデータにチェックを入れる

 

右下にある「復元」ボタンを押すと、データの復元・復旧ができます。

右下にある復元ポイントのボタン

まとめ

 

いかかでしたでしょうか?

個人的な感想としてはRecuvaは視覚的にも解りやすく、非常に使いやすい無料のデータの復元・復旧ソフトでした。

誤って削除してしまったデータは時間が経てば経つほど、復元・復旧できる確率が下がってしまうので、すぐにこういったソフトを使い対処する事が非常に重要です。

「Recuvaのインストール方法と使い方」についての案内は以上になります。

お疲れ様でした!参考になれば幸いです。


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