今回、4K(3840×2160)モニター初となる「S3221QS」を購入したのでレビューをしていきます。結果から先にお伝えすると購入して大正解でした。
主な目的は4Kで「動画視聴」「PCゲーム」、おまけで「ネットサーフィン」「事務用途」です。初めての4Kモニターなので何から選んでいいのかわからず約2週間、徹底的に調べて「S3221QS」を購入するに至りました。そして「S3221QS」を選んだ理由についてとメリットに感じたことデメリットに感じたことも書いていきたいと思います。
現在、S3221QS以外の4Kモニターは持っていなく、他社との4Kモニターでの比較はしていないのでご了承ください。ただし、徹底的に調べた上でS3221QSを購入に至ったので、何か1つぐらいは参考になるかと思います。
こんな方におすすめ!
・S3221QSの購入を考えている
・なぜS3221QSを購入したのか?
・4Kモニター31.5インチの湾曲の使用感が気になる
・4K UHD(3840×2160)とFHD(1920×1080)の比較を見てみたい
※この記事はアフィリエイトリンクを使用しています。
目次
Dell S3221QSの主なスペック
DELLの湾曲モニターS3221QSの主なスペックは以下になります。
モニタサイズ | 31.5 型(インチ) |
解像度 | 4K UHD(3840×2160) |
液晶パネル | ノングレア、VAパネル(TFT)、湾曲 1800R |
表示色 | 10億700万色 |
輝度 | 300cd/m²(標準値) |
応答速度 | 最大4mm(GtoG) |
リフレッシュレート | 60hz |
スピーカー | 内蔵 |
寸法 | 幅709.2 奥行207mm 高さ448.1~518.1mm(スタンドで調整可能) |
背面ポートの種類 | HDMI 2.0b(HDCP2.2)x2 DisplayPort 1.2 VESA規格(100mmx100mm) オーディオライン出力ポート USB 3.0 アップストリーム USB 3.0 ダウンストリームポートx2 |
その他の詳細な機能についてはDellの公式サイトまたは、S3221QSのユーザーガイド確認してください。
HDR機能に関して
HDR機能については対応してはいるのですが「HDR10」には対応しているかどうかマニュアルをみても確認できませんでした。Dellに確認したところ技術部門からの回答待ちなので、連絡が来次第こちらに報告します。しかし、Netflixやyoutube動画を4k UHDのHDRで観れたことは確認できており、動画に関しては感動する綺麗さで今のところは満足しています。
ちなみに「DisplayHDR規格」には対応していません。
4K UHDモニター(3840×2160)に移行した理由
4Kモニターに移行した理由は以下になります。
- 4KでネットフリックスやYoutubeなどの動画を見たい
- 4Kでゲームをしてみたい(主にRPGなので60fpsで十分かなと)
- 事務用(記事を書いたりネットサーフィンをしたり)←おまけ程度
近年、ネットフリックスやYoutube、ゲームなど4K対応のコンテンツが増えてきており、パソコンで4Kコンテンツを楽しむのもコストが大分下がってきました。
この波に乗って今回4K UHDモニター(3840×2160)を購入するに至りました。
4K放送を観る時の注意点
自分で動画を取って観る分にはHDMI2.0以上だけを気にすればいいですが、4K VOD(ネットフリックスなど)を観るにはHDMI2.0以上、尚且つHDCP2.2に対応している必要があります。
HDCP2.2とは著作権保護の規格になります。
少し古い4KモニターはHDCP2.2に対応していない事があるので、注意しましょう。
S3221QSを購入する上でチェックした12項目
S3221QSを購入するに至るまで以下の12項目をチェックしました。
①予算は5万円
②ノングレア(非光沢)
③4Kモニターでサイズは31.5インチのもの
④出来ればISPパネルで無ければVAパネル
➄できるなら湾曲モニターを使ってみたかった
⑥スピーカは無くていい
⑦Netfrixやyoutubeなどを観るにはHDMIが2.0以上でHDCP2.2に対応していなければならない(見落としがち)
⑧G-Syncの機能は諦めた
⑨発売日が比較的新しいもの
⑩メーカーはViewSonicやKEIANなど安価なもの以外
⑪LGエレクトロニクスは口コミが…
⑫ゲーミングモニターで無くてもOK(応答速度はそこまで気にしない)
①予算は5万円
パソコン本体やパーツを購入する時にも言えますが、「もう1万円出せばいいのが買える!」という考えがあると財布のひもが緩くなり、結果的に予算を大幅に超える事が多々あります。よって、予算は5万円と決めていました。ちなみにリモコン付きであれば作業用はこれぐらいの明るさで、動画を観る時はこれぐらいの色と明るさでといった事をわざわざモニターの右下にあるボタンを押さずにできるのですが、「4K 31.5インチ」のリモコン付きでそれなりのメーカーとなると5万円を大幅に超えてしまうので諦めました。
②ノングレア(非光沢)
グレア(光沢)は長時間使用していると目が疲れるので、候補から外しました。
③4Kモニターでサイズは31.5インチのもの
4Kモニターを使用するにあたって、解像度が上がるため必然と文字が小さくなります。大体の人は文字を大きくするためテキストをWindows標準である150%に拡大表示しており、せっかくの4Kモニターなので、領域を広く使いたいため28インチではなく31.5インチを選びました。
そして、逆にモニターサイズが大きすぎると目の移動がそれだけ増え、目の疲れになると思ったので丁度よさそうな31.5インチと決めました。
④出来ればIPSパネルで無ければVAパネル
IPSパネルの方がやはり発色が良く好きなのですが、4K、31.5インチ、IPSパネルとなると予算が5万円を超えるため断念しました。
➄できるなら平面無ければ湾曲
ここが1番悩んだことかも知れません。
34インチ以上のウルトラワイドモニターの平面パネルだと、正面から見た時に端の部分が歪んで見えると知っていたので、ウルトラワイドモニターであれば湾曲を迷うことなく選択していました。
ただし、今回は4Kモニターで31.5インチなので調べた限りでは平面でも大丈夫と結論に至りました。
ゲームや動画では没入感が増していいと思いますが、ネットサーフィンや、記事を書いたりする場合どうなるのか気になるところでした。
湾曲の感想については後述します。
⑥スピーカは無くていい
普段音楽を聴くときは、音楽制作用の別のパソコンからそれなりの環境で聴いているので、モニターに内蔵してあるモニタースピーカーの音は期待しておらず、音を出す場合はイヤフォンを使用すると決めていました。ちなみに音に関してはラジカセから流れてくる感じの音でしょうがない部分はありますが低音はスカスカです。
⑦Netfrixやyoutubeなどを観るにはHDMIが2.0以上でHDCP2.2に対応していなければならない(見落としがち)
先述しましたが、HDMIが2.0以上であれば自分で撮った4K動画を観たりするのにはいいのですが、4KでVOD(動画配信サービス)やyoutubeなどを見るには、HDMI2.0以上で「HDCP2.2」に対応してることが前提です。
Netflixで4Kを視聴するためのモニターについては、ヘルプでは以下のようなことが書かれています。
4K/60Hz対応の画面 (外付け画面の場合はHDCP2.2対応)
へ?(笑)
4K/60Hzは分かるのですが「外付け画面の場合はHDCP2.2対応」と言うのは、逆を言えばモニターが内蔵されているノートパソコンで、4K/60Hzであれば「HDCP2.2」で無くても大丈夫と言う事なのでしょうか・・・。
HDCP2.2と言うのは4K放送、4K VOD、UHD BDを視聴するための著作権保護規格になります。よって、4Kの動画をストリーミングで再生するにはモニターが「HDCP2.2」に対応している事が条件となってきます。
訳が分からないので、どちらにせよNetflixを視聴したり今後の事も考えると「HDCP2.2対応」の方がいいと思ったので、「HDCP2.2対応」のモニターにする事に決めました。
ちなみにHDRをオンにしてNetflixやyoutubeなどの動画コンテンツは視聴できました。
⑧G-Syncの機能は諦めた
ゲームをするならやはり欲しい機能で、現在はGeforce RTX2060(今後は3070辺りに変更予定)のグラフィックボードを使用しているのでG-Syncの機能は使いたい所ですが、対応しているモニターが限られているので除外しました。ちなみにFreeSyncには対応しています。
⑨発売日が比較的新しいもの
なぜ発売日が比較的に新しいものを選んだかというと、同じようなスペックだとしても発売日ができるだけ新しいものだと何かしら優位に働くと思ったからです。出来れば1年以内、最大で3年以内のもの。
⑩メーカーはViewSonicやKEIANなど安価なもの以外
安価なメーカーは初期不良やドット抜け、メーカーの対応が不安などリスクが高まると思いやめました。コスパ重視の目的なら考えてたかもしれません。
⑪LGエレクトロニクスは口コミが…
LGエレクトロニクスの4Kモニターもいいと思ったのですが、アマゾンや価格ドットコムの口コミを見ると「メーカーに問い合わせすると対応が酷かった」「初期不良だった」「ドット抜けがあった、または出た」など正直あまりいい評価とは思えなかったので除外しました。これは私の偏見で、LGモニターを使い続けて問題が無かったのであれば候補に入れてました。
⑫応答速度とリフレッシュノートはそこまで気にしない
ガチガチにFPS/TPSのゲームをやろうとすると応答速度とリフレッシュノートは気になるところですが、そもそもFPS/TPSのゲームを今はあまりやりません。そして、応答速度はメーカー独自の測定方法をしている事は知っているのであまりあてにはしておらず、極端に高い(8とか9)でなければ気にしませんでした。
4Kモニターの候補をピックアップ
先ほどの13項目から該当するモニターを、価格.comで調べて上がってきた候補は以下になりました。
→「価格.comからピックアップした4K 31.5インチモニター」
そして、この中から3つをピックアップしました。
1.BenQ EW3270U
2.ASUS VA32UQ
3.Dell S3221QS
1.BenQ EW3270U
最初の候補として「BenQ EW3270U」がありました。理由は長年使い続けていて信頼できるメーカーだからです。
しかし、発売日を調べてみると2018年4月13日と約3年前の4Kモニターになるので、他にいいのが無ければと言う理由で第2候補にしました。
古いハードウェアになってくると自分が気づかない所で何かの機能が対応しておらず、数年後に後悔しないようにという保険の意味があるためです。4Kモニターの買い替えは初めてで、機能など見ていくと調べることがあまりにも多すぎて禿げそうになりました^^;このモニターが1年ぐらい前のモニターであれば迷わず買っていました。
逆を言えば約3年前の4Kモニターが未だに売れているなんて、さすがBenQです。
2.ASUS VA32UQ
次に候補に挙がったのは「ASUS VA32UQ」でした。ASUSと言えばマザーボードやグラフィックボードでは有名なメーカーです。
発売日は2020/3/27で比較的新しく「これはキタ!」と思い、amazonでポッチしようと思ったのですが売り切れ・・・。
そして完全に見落としていたのですが、Netfrixなど4K動画を視聴する際に必要な「HDCP2.2」の表記がどこにも見当たらず、メーカーのHPやマニュアルを確認しても「HDCP2.2」の表記は見当たりませんでした。幸か不幸か^^;
VA32UQは口コミでも評判は良く、購入するのであればメーカーに「HDCP2.2」に対応しているかどうか確認を取った方がいいかと思います。
3.Dell S3221QS
そして、最後に候補が上がったのが「Dell S3221QS」でした。
価格.comで「4K」「30インチ以上」と検索をした時に、なぜかヒットされずamazonで調べたら出てきました。amazonとDellの公式オンライン以外で、販売しているお店が現状無いからでしょうか。
先ほどの12項目を満たしており、決め手となったのは発売日が2020/8/25と1番新しい事、そして今までのDellのモニターへの安心感があったからです。
しかし、候補の中で唯一、このモニターのみ湾曲で、今まで使用したことが無かったのでかなり不安がありましたが、思い切って購入しました。
ちなみに自分はあまり気にしていないのですが、Dellのほとんどのモニターはドット抜けがあった際に「プレミアムパネル保障」が付いてきます。
Dellのプレミアムパネル保障とは?
Dellにはほとんどのモニターで「プレミアムパネル保障」と言うものがあり、輝点のドット抜けを1年または3年間保証という無料のサービスがあります。
※ドット抜けには「輝点」と「黒点」がありDellが保証しているのは「輝点」のみになります。
プレミアムパネル保障の詳細について知りたい方はこちら
S3221QSの外観と機能について
次にS3221QSの外観と機能について説明していきたいと思います。
1.机にS3221QSを置いた時の状態
2.パネルとスタンドの寸法(別々に測定)
3.ベゼル
4.角度
5.高さ
6.VAパネル視野角について
7.輝度について
8.背面ポート
9.距離感
10.湾曲の使用感について
11.画面表示機能について
1.机にS3221QSを置いた時の状態
机は横幅1200mm、奥行き600mmを使用しています。
※撮影の距離は、モニターから1200mm離れて撮影しています。
2.パネルとスタンド台の寸法(別々に測定)
【パネル】
VAパネル(TFT LCD)
- 横幅710mm(直線で測定)
- 縦幅422mm
【スタンド台】
スタンドはどっしり感がありパネルを揺らしてもビクともせず、Dellのモニターのスタンド台がしっかりしているのは有名です。横幅300mm、奥行200mmなっています。
- 横幅300mm
- 奥行200mm
3.ベゼル
ベゼルが細いのでS3221QSを2台並べたり、他のベゼルの狭いモニターをもう1つ用意し、複数のモニターで使用するのもいいかも知れないです。
【上8.1mm、左右8.2mm】
【下24.4mm】
4.角度
手前に-5°、後ろに+21°傾ける事ができます。
【-5°】
【+21°】
5.高さ
1番下の高さから1番上の高さに調整した場合、約68mmの差があります。机の上に置いてある台からモニターまでの寸法を測定してみました。
【1番下 28mm】
【1番上 96mm】
そしてS3221QSを高さ調整しようとした時に若干手こずりました。
マニュアルにはパネルを下に降ろすだけの図が書いてありましたが、力を入れてパネルを下に下げても下がらず結構力を入れないと最初はダメでした。2回目以降はそこまで力は必要なく、程よい力で上下に高さを調整できました。
力を入れると、モニターを支えているアームがバキッと折れてしまうのではないかと心配する方もいると思うので、下の動画を参考に高さ調整を行ってみて下さい。
※モニターを下げる時に下のスタンドを片方の手で抑えますが、モニターが下がってきた時に手を挟まないように気を付けて下さい。
6.VAパネル視野角について
VAパネルはIPSパネルと比べると視野角が狭いと言われています。
左右45°から撮ってみましたが、思ったより視野角は広く若干白っぽくなる感じです。
【正面】
【右】
【左】
文字に関しては45°から覗くとかなり見にくい印象でした。30°ぐらいが限界といったろころでしょうか。
7.輝度について
S3221QSの輝度は31.5インチでは標準な方で「300cd/m2」となっています。
「300cd/m2」では人によっては暗いと感じる方もいるようで、普段の作業とHDRをオンにしてのゲームは全く問題なかったです。
動画に関しては問題と行かないまでも若干ですが、黒の部分が暗く感じる事がありました。しかし個人的に感じたのはあくまで許容範囲内でした。
HDRオフ時には、背景が白など明るい色になると明るすぎて目に刺さる感じで、作業している時やyoutubeを観ている時はMAX100%の半分である50%で使用しています。そして、部屋を真っ暗にして映画を観たり、ゲームをする場合はHDRをオンにして観ています。
こればっかりは部屋の明るさや人によって感じ方が違うので、あくまで参考程度にしてください。下の画像はHDRをオフにしています。
【輝度50%、コントランス50%】
【輝度100%、コントランス100%】
8.背面ポート
背面ポートには様々な入力端子が付いています。
- VESA規格(100mmx100mm)←モニターアームや壁掛けできます
- セキュリティロックスロット
- HDMI 2.0(HDCP2.2)x2
- DisplayPort 1.2
- オーディオライン出力ポート←ヘッドフォンには対応していない
- USB 3.0 アップストリーム
- USB 3.0 ダウンストリームポートx2←1つはBC1.2充電機能付き
スピーカー(2x5W)はモニターの下に左右2つ付いています。
9.距離感
Dellが公表している人工科学に基づいたモニターとの最適の距離は、50cm~70cmとされています。
モニターから50cmと70cmの所で写真を撮ってみたので、31.5インチの湾曲モニターがどのような感じで見えるのか実際の自分の座っているイスからの距離をイメージして参考にしてみて下さい。
【50cm】
【70cm】
10.湾曲の使用感について
今回湾曲モニターは初めてで、初日はやはり違和感がありました。この違和感と言うのは画面を見ている最中は全く気にならないのですが、一度目をモニターから離してまたモニターに目を向けると上下が若干曲がっているように見えるので、曲がっている部分が気になってしまうと言う事です。
しかし、3日間程経てば一切気にならなくなりました。
ゲームをプレイしたり映画などの動画を観ると没入感がすごく、これは27インチや28インチのサイズでは体験できないと思います。
11.画面表示機能について
画面右下にある4つのボタンのどれかを押すと、オンスクリーンディスプレイ(OSD)メニューが表示されます。
ここで色合いや明るさ、プリセットの呼び出しなどモニターの調整を行う事ができます。
左から順に「プリセット1」「プリセット2」「メニュー」「画面を閉じる」になります。
メニューの内容に関してはここでは紹介しきれないので、S3221QSのマニュアルを参照してください。
4K UHD(3840×2160)とFHD(1920×1080)の画面比較
4K UHD(3840×2160)はFHD(1920×1080)に比べると、表示できる範囲が4倍になりデスクトップが広がるため作業効率がアップします。
4K UHDとFHDでどれぐらい表示領域が違うのか、各シチュエーションに合わせて比較していきたいと思います。
28インチ以下のモニターで、FHD(1920×1080)から乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。4K IHD(3840×2160)のテキストに関しては、Windowsで推奨されている150%(推奨)で表示しています。
1.デスクトップの広さ
2.google検索結果
3.youtube
4.エクスプローラー
5.スプレットシート
1.デスクトップの広さ
【フルHD(1920×1080)】
【4K(3840×2160)】
2.google検索結果
【フルHD(1920×1080)】
【4K(3840×2160)】
3.youtube
【フルHD(1920×1080)】
【4K(3840×2160)】
4.エクスプローラー
【フルHD(1920×1080)】
【4K(3840×2160)】
5.スプレットシート
表計算などでは列や行が増えるので、作業効率はかなり上がると思います。
【フルHD(1920×1080)】
【4K(3840×2160)】
gmailやgoogleドライブなども画面が広くなる分、どこに何があるのか把握しやすくなります。
S3221QSを3週間使用してみての感想
S3221QSを3週間使用してみて自分が感じたメリットとデメリットをまとめたいと思います。
メリットに感じた事4点
1.湾曲が思っているよりよかった
不安材料だった湾曲が思っているより良いと言うのと、最初の3日間を除けば全く気にならなくなったと言う事です。
慣れてしまえばモニター自体が湾曲と言う事も忘れるぐらい、今では慣れ、特に映画を観たりゲーム(主にRPG)をしたりする場合は没入感が凄かったです。
2.デザインがカッコいい
スリムベゼルでモニターの淵が黒と言う事もあり、全体的に引き締まっている感じがあり高級感もあります。モニターにはデザイン性よりも性能を求めておりおまけ程度に考えていましたが、カッコいいです。
3.コスパが圧倒的に良かった
予算5万円以内で買える4Kモニターと言う意味では、コスパは圧倒的によく大変満足しています。仮にですが、予算が7万でリモコン付きで「DisplayHDR 400」など何か1つ機能がアップグレードしていれば7万円でも購入して損はないと思いました。
4.FHD(1920×1080)からの4K UHD(3840×2160)の動画やゲームは別世界
大げさ無しにめちゃくちゃ綺麗です。
視力0.7ぐらいの人が1.5の眼鏡をかけたときに見えるハッキリとしたきめ細やかな世界に変貌します。
逆に言えば慣れるまで目が疲れやすいかも知れません。
デメリットに感じた事3点
機能面に対しては何の不満も無いのですが、そのほかの部分でデメリットに感じたことが3点ありました。
1.高さ調整がマニュアルを見ても分かりづらかった
先ほどの「高さ」の寸法のところで動画で説明しましたが、パネルとスタンドを支えている部分を動かしてもビクともせず、マニュアルを見ても載っていなかったので少し焦りました。ここに関してはマニュアルに記載して欲しいところです。
2.スピーカーの音が鳴らない時があった
付属のHDMIケーブルで接続したのですが何故か音が鳴らず、Windowsの音の確認のところで音の信号自体は確認できたので「モニター側が原因なのか?」と思いました。
画像を取り忘れてしまったのですが、案の定「デバイスマネージャー」をみるとサウンドの場所にビックリマークが付いていました。
元々S3221QSのスピーカーから音は出すつもりは無かったので、この問題は放置していました。
その後、次のデメリットに詳しく書いているのですが、Geforceのグラフィックボードのドライバーを更新したらスピーカーの音は出ました。
3.HDMI接続でNetflixを観ようとすると問題が・・・
Netflixで4Kを見れるプランに変更して動画の再生ボタンを押したら、再生する前になぜか必ず3秒ほどブラックアウトしてしまい、終いには「HDMI1の信号が確認できません」みたいなメッセージが表示され画面に何も映らなくなりました。
この症状は「HDRをオン」にしてNetflixで映画を観ようとした時に起こったのでNetflix側の問題かと思いました。
4K動画を観る際に必要な条件を確認していくと「Windowsパソコン用のNetflixアプリまたはMicrosoft Eggeのブラウザーで観てください」という記載があったので、「あ!」と思い、Chromeのブラウザーを閉じてWindows用Netflixのアプリをインストールしました。
今度はアプリを起動しただけでまた同じような症状が起き、グラフィックボードのドライバー(Geforce RTX2060)を更新したら改善されました。しかし・・・。やはりNetflixアプリで起動して動画を再生しようとすると同じ現象が・・・。
その後、DellのサイトからS3221QSのモニタードライバーをダウンロードしてインストールしたら直り、1週間経っていますが今のところ問題はありません。
HDRをオンにしてNetflixを観ようとする時に症状が出ていたので、HDRの何かがNetflixとS3221QSのモニターとの間でうまくいっていなかったのかもしれません。ちなみに、youtubeではHDRをオンにしてもブラックアウトしてしまう症状はドライバーを入れる前でもありませんでした。
モニタードライバーを入れる前と入れた後のデバイスマネージャーの画面
なんとなくは気づいていたのですが、やはり「汎用PnPモニター」のドライバーが原因だったみたいです。
【汎用PnPモニタードライバー】
「汎用PnPモニター」のドライバーは、画面がちらつきだしたりスリープからの復帰で画面が映らないなど、何かと不具合があるドライバーです。このドライバーはWindows標準ドライバーでPCに繋ぐと自動的にインストールされるドライバーです。まったく不具合が出ない場合もありますが、インストール自体は2分もあれば終わるので今回のモニターS3221QSに限らず、モニターのドライバーは専用のものを公式からダウンロードしてインストールしておきましょう。
【S3221QS専用ドライバー】
また何か不具合が出たらこちらに報告します。
このような症状は自分だけなのかもしれませんが、ほとんどのモニターの不具合は専用ドライバーをインストールすれば改善されます。仮に改善されない場合はDellはサポート体制がしっかりしているので、カスタマーサポートセンターに電話すれば大丈夫でしょう。
ちなみにDisplayportでの接続はまだ試してないです。
S3221QSはどこで購入すれば1番安いのか?
最後にS3221QSをどこで購入すれば1番安く買えるのかを紹介して、終わりにしようと思います。
AmazonなどのECサイトでブラックフライデーや、年始年末セールなどであればそちらの方がポイント付与も含めるとお得になるケースがあり狙い時です。
あとは「Dellの公式オンライン」の方が安くなることもあるので、こちらも確認しておきたいところです。
一応、価格.comのリンクも貼っておきます。
価格は常に変動するので各サイトでチェックをしてください。
S3221QSのレビューは以上になるのですが、まだまだ書きたいことがいっぱいあります。
Dell独自のHDRでカラーフォーマットの「RGB」「YCbCr422」「YCbCr444」、色の深度を8bitにしたときや12bitにしたときのゲームや動画の見え方、PIP/PBP機能の使用感などなど・・・。
とりあえずは一旦ここまでで^^;
ありがとうございました!
先日同機種を購入しましたが、納期が6月23日と言われがっかりしてましたが、チャットで再度確認したら、5月末には届けると。
聞いてみるものですね。一時は、キャンセルしようと思いましたが、管理人様の詳しい記事で踏みとどまりました。ありがとうございます。当方、FXトレードをしておりますが、4チャートを表示させるには、ウルトラワイドだとだめでして、しかも31.5か32でないと仕事にならないので、S3221QS一択でした、4Kという事で、PCはHPのomen25L TRX3070を購入したのですが、
こちらは、納期が2か月先のようでした。ドスパラだと5日で入るのですが、大手PCは納期が遅くて困りますが、気長に待とうと思ってます。
コメントありがとうございます!
返信が大分遅くなってしまい申し訳ありません。
記事が参考になって頂いたみたいでよかったです!
トレーダーの方なんですね^^
コロナの影響で金額が上がったり、納期が長かったりと先が読めない状況なので購入しようと思った時点で購入するのがいいかもしれません。