Windows7 タスクマネージャーのパフォーマンス画面を徹底的に追及する

タスクマネージャーのパフォーマンス画面では様々な情報が記載されています。ここではCPU,メモリの項目を事細かく説明していきたいと思います。

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windows7 タスクマネージャーの開き方

  • スタートボタンを右クリック→タスクマネージャー
  • もしくはタスクバーを右クリック→タスクマネージャー
※タスクマネージャーの開き方の画像を使っての案内は「Windows8 タスクマネージャーの開き方と見方」を参照してみてください。

では、タスクマネージャを開き「パフォーマンス」をクリックしてみましょう。

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タスクマネージャーのパフォーマンスでのCPUとメモリの見方

CPUについての詳細は「CPUとは?」を参照してください。

メモリの詳細について知りたい方は「メモリとは?」を参照してください。

Windows7 タスクマネージャーのパフォーマンス画面

①CPU使用率
現在のCPU使用率です。
②メモリ
現在のメモリの使用率です。
③物理メモリ(MB)

物理メモリの情報が表示されています。

・合計

物理メモリの合計の値が表示されています。

※32bitの方は約3.2GBまでしか物理メモリは使えません。

・キャッシュ済み

キャッシュとは頻繁に使うデータを一時的にキャッシュメモリに保存して置いて、すぐその情報を呼び出せるようにHDD(ハードディスク)にはアクセスしません。キャッシュメモリから情報を取得し、簡単に言うとパソコンが高速化します。

キャッシュメモリがどのぐらい割り当て済みなのか表示されています。

・利用可能

残りの利用可能な物理メモリです。

・空きメモリ

全く使用していないメモリ容量で、時間が経つにつれて減っていきます。

④カーネルメモリ(MB)

カーネルメモリの情報が表示されています。

まず下記の3つについて理解する必要があります。

  • ユーザーモード
  • カーネルモード
  • 仮想メモリ(ページングファイル)

Windowsではユーザーモードとカーネルモードというものがあり、ユーザーモードはユーザーが実行しているアプリケーションなどの事をいい、カーネルモードはOS(システム)の保護の事を言います。

例えばパソコンがフリーズしてしまい電源ボタンを押して強制終了したとします。この場合、カーネルモードでOS(システム)を保護してくれて、ソフトウェア的な損失を防いでくれる機能です。

そして仮想メモリ(ページングファイル)とはパソコンの速度を低下させないために、使用されていないメモリの領域を(使用されていないメモリと考えていいです)HDD(ハードディスク)上に一時的に保存します。

特にこれはメモリの搭載量が低いパソコンには有効です。

・ページ

現在使用されているカーネルモードでのページプールの容量です。

カーネルモードでの使用しているメモリの領域で、メモリが足りなくなってくると自動的にメモリの仮想化(ページングファイル)が行われてパソコンの速度が落ちないようになります。

※仮想メモリ(ページングファイル)についての詳細は「仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する」を参照してください

・非ページ

現在使用されているカーネルモードでの非ページプールの容量です。

カーネルモードでの使用しているメモリの領域で、カーネルモードではシステム(OS)のメモリ領域を確保するため、仮想化(ページングファイル)ができないものが容量として表示されています。

常にメモリ上に必要なデータなどが非ページプールに置かれています。

⑤システム

・ハンドル

よくオブジェクトハンドルと言われますが、操作の対象となるもので、ファイルを開いたりウィンドウを開いたりする事をオブジェクトと言います。そして、そのオブジェクトをWindows(OS)が識別するために、番号を割り当てています。

・スレッド

プロセス中のスレッドの数で、プロセスとは簡単に言うと、1つのアプリケーションソフトや、プログラムを起動すると1プロセスとなり、1スレッドもしくは複数のスレッドがこのプロセスの中には含まれています。

3Dゲームで説明するとキャラクターが動いたり、空があったり、建物に影があったり情報量が膨大で、この情報は一斉に処理をしなければなりません。そうなったときに役立つのがスレッドです。

スレッドは並行処理(一斉に同時に行ってくれる処理)をしてくれます。それぞれの処理を一斉に行ってくれるあってはならないものです。仮にスレッドがなければキャラクターが街の中を歩くたびに、建物を表示して、その処理が終われば空を表示してという、一つ一つ処理を行うのでそもそもゲームにならないのです。

・プロセス

上記でも述べましたが、1つのアプリケーションソフトや、プログラムを起動すると1プロセスとなります。

・起動時間

パソコンの電源を入れたから今現在までの時間です。

・コミット(MB)

使用している物理メモリ+使用中の仮想メモリ(ページングファイル)=コミットとなります。ここが理解できれば仮想メモリ(ページングファイル)がどのぐらい使用されているのかも計算で出せます。

仮想メモリ(ページングファイル)を適切な数値にすることによって、パソコンが高速化する場合もあるので興味がある方は、「Windows7仮想メモリ(ページファイリング)を正しく設定してパソコンを最適化する」を参照して設定してみてください。

⑥リソースモニター
リソースモニターをクリックするとCPUやメモリなどの使用状況の更に細かい詳細が見れます。

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