ファイル復元・データ復旧

ごみ箱を空にして消えてしまったデータを復元・復旧する方法

ここでは「ごみ箱を空にして消えてしまったデータを復元・復旧する方法」について案内していきます。

 

案内に入る前に一つ重要な事をお伝えしてきます。

データの復元・復旧を最優先でしたいのであれば、何よりもまずパソコンの使用はやめた方がいいので操作を中止しましょう。

インターネットを閲覧していたり、パソコンを起動するだけでもデータはキャッシュという場所に保存されHDDに上書きされてしまいます。このHDDに上書きされてしまった領域(クラスタ)には本来データを復旧・復元する事ができるデータがあり、上書きされる事により消えてしまいます。詳細は後述します。

パソコンを使用すれば使用した分だけ、何回もデータが上書きされてデータ復元・復旧は難しくなります。逆を言えば、ごみ箱を空にした直後ほどデータ復元・復旧できる確立は上がるという事になります。

これらは、HDDの論理構造を見ると納得できます。

HDDの論理構造と聞くと難しく聞こえると思いますが、一つ一つ噛み砕いて説明して行きますのでご安心ください。

そんな事よりもすぐにデータの復元・復旧したいんですけど!と言う方は、こちらをクリックしてください。(記事内に飛びます)

なぜ、ごみ箱の中にある誤って削除したデータを復元・復旧することができるのか?

 

削除したデータは何故、復元・復旧できるのかを理解するためのポイントは2つあります。

  1. クラスタとは何か?
  2. インデックスとは何か?

クラスタとインデックスを理解する事がポイントです。

1. データの保存場所はクラスタに保存される

データはHDDに保存されますが、厳密に言うとHDDの中にある「クラスタ」と言う部分に保存されます。

 

HDDの中にある「クラスタ」はこのようになっております。

クラスタ1個

 

HDDの中にあるクラスタの領域は1個ではなく無数にあります。

クラスタは無数にある

 

データがHDDに保存(書き込み)されるとクラスタの一部に保存されるという事になります。

データが保存された時一部のクラスタに保存される

 

データの容量が小さい場合は一部のクラスタの中で収まりますが、データの容量が大きい場合は一部のクラスタには収まらず、分散して各クラスタの領域に保存されます。

データが小さい場合、クラスタは1つしか使われないがデータが大きい場合は1つのクラスタでは収まりきらない

 

デフラグというHDDの断片化がありますがこれは、元々、連続したデータでクラスタに保存されていたデータが、「データの読み込みと書き込みが連続に行われる」ことによってデータが入ったり消えたりします。

すると、連続したデータではなくバラバラのデータになってしまい、バラバラなので必要なデータを読み込む際は、あっち行ったりこっち行ったりしなければなりません。このようなことからHDDから読み込む際に時間が掛かり、結果、パソコンが重くなる原因になります。

データが断片化したときのクラスタの中身はデータが連続でクラスタに保存されず、バラバラに保存される

 

次に、指定したデータを読み込んだり書き込んだり(保存)する場合は、一体、どのような流れになっているのか確認してみましょう。

2. データを管理するインデックス

クラスタの何処に指定したデータがあるのかを管理する「インデックス」というものがあります。インデックスは、ここにはこのデータ、あそこのデータはここにあるというように管理をしてくれます。

インデックスがデータを管理する

 

では次に、データを削除した時の場合を見てみましょう。

データを削除するとインデックス上ではファイルの場所がわからなくなり、インデックス上ではクラスタにデータがないように見えます。しかし、あくまでインデックス上での話で実際は、HDDにデータは残っています。

データを削除した場合はインデックス上では管理できなくなるが、クラスタにはまだデータが残っている

 

インデックスは、ユーザーがデータを保存したり、インターネットを閲覧していると、空いているクラスタを見つけ自動的に上書きしてしまうため、上書きされた部分のクラスタは別の新しいデータに書き換わってしまいます。こうなると、上書きされたクラスタは、データがHDDから完全に削除されてしまいます。

新たにデータが上書きされると先程あったデータは、クラスタから完全に削除される

 

じゃあ違う場所のクラスタに保存すればいいんじゃないの?

と思うかもしれませんが、クラスタの保存する場所は自動的に割り振りされ保存されるため、ユーザー側が選ぶ事はできません。

予断ですが、今後、HDDやSSDという概念が変わり、手動で設定すれば自動的にデータを保存する際にクラスタを選ぶ事ができる記憶装置(HDDやUSBメモリなど)が誕生するかもしれません。


今回ご紹介したHDDの理論構造は、「ごみ箱から削除したデータを復元・復旧する」というタイトルでしたが、誤って消してしまったデータも一緒です。

HDDの論理構造は以上になりますが、このような仕組みになっており難しいようで実は簡単な仕組みなのです。

これが理解できればごみ箱から削除したデータや、誤って消してしまったデータを復元・復旧する際に冒頭で言った、

データの復元・復旧を最優先でしたいのであれば、何よりもまずパソコンの使用はやめた方がいいので操作を中止しましょう

が理解できるかと思います。

 

次は、本題である「ごみ箱を空にして消えてしまったデータを復元・復旧する方法」について2つの方法があるので、説明して行きます。

データの復元・復旧方法は2つ

誤ってごみ箱を空にしたりデータを削除してしまった場合は、データを復元・復旧するには2つの方法があります。

  1. ソフトを使用
  2. 業者に依頼

では具体的に見て行きましょう。

1. ソフトを使用

データ復元・復旧ソフトには「無料版(フリー)」「有料版(体験版付き)」があります。

「無料版(フリー)」と「有料版(体験版付き)」の違いについての詳細や、データを出来るだけ確実に戻すための注意点、おすすめなデータ復元・復旧ソフトについてはこちらを参考にしてみて下さい。

「おすすめのデータ復元・復旧ソフト」

 

2. 業者に依頼

上記の事を行っても駄目な場合は、最終的には業者に依頼する事になります。

コストは上記より掛かりますが、データの復元・復旧出来る確立はグンと上がります。

削除してしまったデータが無いと絶対に困る!という方は、コストが掛かっても業者に依頼する事をおすすめします。

無料で見積もりを行ってくれる事がほとんどなので1度、検討されてみてはいかがでしょうか?


以上で「ごみ箱を空にして消えてしまったデータを復元・復旧する方法」の案内は終わりです。

大事なデータを復元・復旧できるといいですね^^


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